長崎大学病院がん診療センター

センター概要

薬物療法部門
(外来化学療法室)

 
予め登録された各疾患に対しての標準治療法に沿って、
円滑な治療ができるよう支援いたします。

 

外来化学療法室のご紹介

責任者(がん診療センター副センター長)
本田 琢也

 近年、がんの分野では有効な抗がん剤の開発が進み、がん患者さんの生存期間が延長してきています。がん患者さんに全て入院で化学療法を行うことは不可能となり、がん化学療法は入院治療から外来治療へと移行してきました。外来化学療法は患者さんにとっても Quality of Lifeが向上し、医療コスト削減にも貢献します。安全かつ安心な治療を提供するため2007年8月13日初代外来化学療法室(リクライニングチェア5床+ベット3床、計8床)が開設されました。新しい作用機序の抗がん剤やがん免疫療法剤が開発され、取り扱う薬剤の種類、レジメンの数も飛躍的に増加し、その治療成績も向上しています。現在では消化器(大腸、食道、胃、膵臓)、乳腺、泌尿器、呼吸器、血液、婦人科、頭頚部、皮膚、小児科、脳神経、骨軟部の悪性腫瘍などに対する化学療法、および潰瘍性大腸炎、クローン病、尋常性乾癬、関節リウマチ等の自己免疫疾患に対するレミケード療法をはじめとした生物学的製剤の治療が行われています。これらにより外来化学療法の実施件数は増加の一途を辿っています。 これに対応するため外来化学療法室は2012年2月14日に外来棟5階の広いスペースに18床(リクライニングチェア9床+ベット9床)に増床し、2023年度には23床にまで増床しています。さらに専門知識を有する看護師による質の高い看護、専門薬剤師による薬剤管理、無菌調整など質の高い薬剤提供を実現しています。室内には安全キャビネットを有した調剤ユニットを備えており、薬剤師と看護師との間での緊密な連携が可能となりました. また、外来と入院分も含めた全化学療法に、レジメン審査委員会での審査・承認を経たレジメンを取り扱うことで、エビデンスレベルの高い治療を提供する事が可能となっています。外来化学療法室のスタッフも専任医師3名(がん薬物療法専門医)、専従看護師6名(がん化学療法看護認定看護師1名)、専任薬剤師2名、看護助手2名、受付1名が配置され、さらに充実しています。医師、看護師の連携および業務分担を適正化するため看護師による抗がん剤ルート確保も行っています。医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーが参加したカンファランスを週1回開催し、患者情報の共有化、外来化学療法室運用上の問題点の把握・改善を図っており、状況の変化に応じて患者さんに安全・安心な医療を提供するように心がけています。
外来化学療法室内
外来化学療法室内
外来化学療法室スタッフ
外来化学療法室スタッフ

外来化学療法室 利用者数年次推移

外来化学療法室 利用者数年次推移

がん薬物療法レジメンの公開 MS-Excel

「医師・看護師・保険薬局薬剤師などの医療従事者」を対象として、がん薬物療法レジメンの情報を公開いたします。
下記の注意事項を確認した上で、ご活用ください。
  • 患者・一般の方への情報提供を目的としたものではありません。
  • 適切な投与管理の実践以外を目的とした使用や無断転用は禁止します。
  • 投与量・投与スケジュール等は、患者の状態によって変更される場合があります。

スタッフ紹介

(2023年10月現在)
医師 がん診療センター 副センター長
(責任者)
本田 琢也
がん診療センター 医師 谷口 寛和
移植・消化器外科 医師
(がん診療センター協力医師)
小林 和真
がん診療センター センター長 芦澤 和人
看護師 外来化学療法室 副看護師長 土屋 暁美
専任看護師 岩崎 知子
浦郷 裕子
梶山 有紀
川田 満栄
徳永 和代
里村 志穂
長池 恵美
がん診療センター 看護師長 松尾 久美
薬剤師 薬剤部製剤室 室長 兒玉 幸修
主任薬剤師 内田 隆寛

お問い合わせ


外来化学療法室
電話 095-819-7787(直通)

薬剤部 製剤室
電話 095-819-7508(直通)
FAX: 095-819-7509

アクセス
第一外来棟5F
ロケーション 「アクセス」ページをご覧ください。
ページのトップへ戻る