基幹災害拠点病院としての当院の取組

 日本の災害医療は、阪神淡路大震災の医療対応の反省から、災害拠点病院(拠点病院)を中心に体制作りがなされています。
 当院は長崎市を中心とした地域の災害拠点病院としての責務を担うとともに、長崎県の災害拠点病院の中心として機能するべき、基幹災害拠点病院(基幹病院)に指定されています。
 基幹病院は拠点病院などへの教育も期待されています。当院では、2012年より災害発生時の病院での対応を考える災害医療ワークショップを、また2014年より他地域の実災害でのDMAT活動を机上で模擬体験する長崎DMAT研修会を企画、主催しています。
 もちろん自院の災害対応も万全とするべく準備を進めています。災害対策委員会の下部組織として災害対策専門部会を組織し、院内のDMAT隊員と協力しながら、院内の災害訓練の企画運営、災害対策マニュアル、災害対策アクションカードの改訂などについて、毎月1回話し合う場を設け、取り組んでいます。
長崎DMAT研修会 災害医療ワークショップ