長崎大学病院
診療内容と実績
 
■診療内容と実績(患者さん向け)
 

虫歯治療室 / 歯周病治療室

【むし歯治療室の特徴】
虫歯に対する予防や虫歯で歯が欠けた部分を詰めたり,その後の歯の健康管理や歯の神経の痛み,歯の根の痛みに対する治療を行っています。
知覚過敏の歯への処置なども行っております。

【むし歯治療室の特徴ある診療・治療】
進行状態により
1;最表層の白い斑点や着色に対しては、予防・再石灰化処置を行うとともにその後の定期的なお口の中の健康管理をしていきます。
2;ある程度まで進行した虫歯に対しては、必要最小限の切削と白い詰め物や金属物を使用した修復を行います。


比較写真

3;歯髄(神経)まで進行した場合は、歯の神経処置や歯根周囲の治療を行います。



4;X線CT画像診断に基づく手術用顕微鏡を用いた歯根端切除術
難治性の慢性根尖性歯周炎(治療を長らく継続しているもののなかなか治癒しない根の病変)に対する歯根端切除術を積極的に行っています。
歯根端切除術とは歯根の先に歯根嚢胞や歯根肉芽腫などの化膿性病変に対して、一般的な根管(歯根の部分で神経や血管が存在する部)治療だけでは治癒困難な場合や、すでに金属製のポストなどが根の中に入っていて、再度の根管治療が困難な場合に、外科的に病変の除去と同時に歯根の先端を切除することで、歯の機能を保存する方法です。
しかしながら従来の歯根端切除手術では、患者さまへの侵襲が大きく病変部へ到達するために多量の骨と歯質とを犠牲にしてきました。また術前に根尖部を精査することが困難であり、病変の大きさおよび拡がりを客観的に把握することもできませんでした。
そこで本術式ではX線CT画像から三次元的な術前所見を把握するとともに治療用実体顕微鏡を用いて、低侵襲かつ正確な処置が可能となり治療成績の向上が期待されています。
また平成19年度から厚生労働省により「先進医療」として許認可されましたので、患者さまの経済的負担も軽減され、今後難治性の慢性根尖性歯周炎への適切な治療方法のひとつになると考えています。

 術前

 術後1年経過時


【虫歯治療室の診療・治療実績】

 

2009年

2010年

2011年

2012年 2013年

ジン修復

935例

1044例 1023 992 966

歯内療法

601例

589例 597 595 603

メタルインレー

51例

54例 104 48 53

知覚過敏処置

197例

133例 128 126 131

歯根端切除術

6例

7例 4 11 14


【このような症状のある場合はご相談ください。】
虫歯治療歯科室では,虫歯治療や再石灰化処置から難治性根管治療まで、虫歯と
関連したあらゆる症例に対応することで患者さんの全身の健康へ貢献します。

【歯周病治療室の特徴】

 歯周病治療室は、患者さんの歯周病による歯周組織破壊によって生ずる様々な機能的あるいは審美的な障害を治療し、それを維持することを目的としています。詳細な検査・診査結果をもとに治療計画を立案し、ご説明しますが、患者さんとのパートナーシップの確立を重視し、患者さんがご自分の治療方針を選択・決定できるよう心がけています。また当科で行えない専門外の治療については、医学的判断に判断し、当院他科診療科とも連携することで、きめ細かい医療の提供ができるように配慮しています。

【歯周病治療室の特徴ある診療・治療】

 歯肉炎、慢性歯周炎や急速に進行する侵襲性歯周炎などの歯周病に対して、日本歯周病学会および日本保存学会専門医・認定医を含む11名(教員、医員)が専門的な診療を行っています。十分な検査・診査を行い、プラークコントロール、歯周ポケットの歯面に付着している歯石の除去し、歯の連結や噛み合わせの調整などの原因除去治療を行います。再検査後、改善が十分でない場合には歯周外科手術を行い、歯を保存する治療を行っています。歯周組織再生誘導(GTR)法やエナメルマトリックスタンパク(EMD)を応用した高度な再生療法を積極的に取り入れています。

【歯周病治療室の診療・治療実績】

 

平成22年度

平成23年度

平成24年度

平成25年度

フラップ手術

152

141

156

144

歯肉歯槽粘膜手術

9

10

13

7

再生療法(GTRとEMD)

12

2

2

2

 【このような症状のある場合はご相談ください】

  歯周病は自覚症状が少ないため、重症化しやすい疾患です。近年、歯周病が心臓病、糖尿病、低体重児出産など全身の病気にも影響を及ぼすことがわかってきました。患者さんが生涯、健康でご自身の歯でおいしくお食事できるように、歯周病の症状として歯肉の腫脹や出血、歯の動揺、口臭、歯肉の退縮などがあるような場合にはご相談ください。 



このページを閉じる

since 2006.7.11