Department of LABORATORY MEDICINE
ISO15189認定を取得しました。
 この度、長崎大学病院 検査部・細胞療法部は2017年3月16日にISO15189:2012の認定を取得しました。
 ISO15189とは臨床検査室の品質と能力に関する要求事項を提供するものとして、ISO(国際標準化機構)が定めた臨床検査に特化した国際規格です。これは品質マネジメントシステムの要求事項(健全な管理に対する要求事項)と技術的要求事項(臨床検査室が請け負う臨床検査の種類に応じた技術能力に関する要求事項)の主に2つから構成されており、安定した質の高い臨床検査が世界的に認められたことになります。メリットとして検査結果の信頼性の保証や組織としての運営効率化、医療サービスの向上等が挙げられます。今後は認定の維持に努め、更なる患者貢献ができるよう努力していきます。
品質方針
  1. 検査部門は、国際規格の要求事項に基づき、一般検査、血液学的検査、生化学的検査、免疫学的検査、微生物学的検査、遺伝子学的検査、フローサイトメトリー検査、生理機能検査室、輸血検査、及び採血業務において、信頼性の高い検査結果を患者と全医療従事者に提供し、大学病院としての高度な医療に貢献する。
  2. 検査部門は、品質マネジメントシステムの規格及び基準を遵守し、患者と全医療従事者の要望に応えられるよう常に良好な検査業務を実施するとともに継続的改善を図る。
  3. 検査部門は、品質方針に従い、患者と全医療従事者より求められているサービスを品質目標に定め、品質マネジメントシステムの運用・維持・改善を行う。
  4. 検査部門は、品質方針、品質目標を検査部門全体に周知し、全職員はこれを理解し実行する。
  5. 検査部門は、品質マネジメントシステムを継続的に改善し、国際規格の要求事項に適合するよう管理運営する。

2022年11月25日 栁原克紀