災害実働訓練に200名
マニュアルやBCPに反映

 長崎大学病院はこのほど、院内で災害実働訓練を実施し、医療スタッフはじめ、病院幹部、技術職員、事務職員ら約200人が参加した。
 災害実働訓練は毎年秋に実施。訓練を通じて、災害医療体制の課題などを見つけ出し、災害マニュアルやBCPなどを最新版に保つのが目的である。今年で12回目。
 参加者は被災した救急患者の受け入れや災害時の情報整理などそれぞれの担当部署で確認。マニュアルやアクションカードと合わせながら対応した。昨年、院内研修を終え、災害時ロジスティクスの認定を受けたUNLOSTの隊員は災害対策本部でのクロノロジー(経時記録)を担当したり、EMISを使って他の医療機関へ情報発信したりして、これまでに学んだ技術を発揮した。
 災害対策本部長を務めた増﨑英明病院長は「みんなよく動いてくれた。情報伝達がうまくいかない部署もあったが、しっかりと見直して来年につなげてほしい」と話した。

(病院長企画室)