摂食嚥下障害対応
カステラ試食会を開催

摂食嚥下障害について説明する三串准教授

 7月11日、浜町アーケード内で摂食嚥下障害(食べたり飲み込んだりがうまくできない障害)に対応したカステラの試食会を開催し、多くの買い物客が試食しました。ゆめカステラプロジェクトが主催。
 ゆめカステラプロジェクトとは、高齢者や摂食嚥下障害のある方にとっても食べやすく、安心安全な食品を作りたいという思いから発足した企画です。このプロジェクトは2017年1月に長崎大学病院摂食嚥下リハビリテーションセンター歯科医師の三串伸哉准教授が立ち上げ、医療や介護関係者のみならず洋菓子職人やデザイナー、学生などさまざまな職種の人々が携わっています。  
 「カステラはあくまでツール。地域でもっと摂食嚥下障害について理解を深めてもらい、元気なうちから考える機会をもってほしい。今回の試食会がそのきっかけとなれば」と三串准教授。「試食会で集めた感想や意見を、今後の活動に生かしていきたい」と意気込みを語りました。販売は7月下旬の予定。  

(企画広報室 杉本)