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e-mail:nice@ml.nagasaki-u.ac.jp
センターの概要
 長崎大学医学部の特色のひとつは感染症に対する診療、研究、予防、疫学調査などの実績、人材が豊富であることです。現在でも多くの診断および治療法、基礎的および臨床的研究が積極的に実施されています。
 その一方で既存の治療法では対応できない薬剤耐性菌や新興感染症はこれからも次々と出現してくることが懸念されます。そのたびに新しい治療法の開発を待っていては、それまでの期間に罹患した患者を治療することはできません。
 ではどうしたらいいのか。これらの疾患に罹患する患者がいなければいい、あるいはその数を減らすことができればいいということになります。そこで最も有効な手段は、感染予防、感染伝播の防止を行うことです。
 長崎大学医学部はこのような状況を踏まえて、これまでの院内感染対策をさらに発展させる形で、2006年2月1日よりセンター長と4名の専任のスタッフを有する感染制御教育センターを設立しました。
 現在センター長の下、専従スタッフICD2名、専任スタッフICD1名、専従ICN2名(感染症看護専門看護師 1名、感染管理認定看護師 1名)、検査技師2名、薬剤師2名、事務職員1名の10名を中心として、院内感染対策委員会などと連携をとりながら活動を行っています。
 本センターの特色はそのセンター名に教育を冠していることであり、感染症および感染制御に関する、学生の卒前、若い医師・看護師の卒後教育を中心に、多岐にわたる医療従事者、地域における感染対策などの教育を行うことを主たる目的のひとつにしています。また教育の一環として、感染症専門医を目指しながら大学院としての教育を行っていくコースを用意しています。
 教育はただ単に個人の能力を高めるためでなく、施設全体の感染予防、感染伝播の防止に大きな役割を果たします。そのなかで重要なことは個人ではなくかかわりのある全ての人が参加することであり、教育が最も有効な手段なのです。また、感染対策はひとつの病院だけで行っても効果が少なく、関連ある地域全てにおいて対策を行う必要があります。
 我々の活動の目的に、当院の感染対策、教育、そして地域全体での感染対策の必要性を挙げている要因は上記のようなことによります。
 今後はこれらの目的を踏まえて、より適切で、より受け入れられやすいシステムの構築を行っていきます。


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