患者さん・一般の方へ

臨床研究に関する情報公開(オプトアウト) 【 感染制御教育センター 】
 下記の研究は、通常の診療で得られた診療情報をまとめたり、当院に保管してある検体(血液検体や病理標本等)を用いたりして行います。このような研究は、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開し、さらに患者さんが利用について拒否できる機会を保障することが必要とされています。
* 利用する情報や検体からは、お名前、住所など、直接同定できる個人情報は削除します。
また、研究成果は学会や雑誌等で発表されますが、その際も個人を特定する情報は公表しません。
* 研究のためにご自身の情報が使用されることを望まれない方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。その際は研究データの中からあなたの情報を削除いたします。ただし、問い合わせの時期や取り扱う情報によっては申し出に対応できない場合がございます。予めご了承ください。
* 情報利用の拒否を申し出ても不利益を受けることはありません。
* 研究に関する情報をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。お知りになりたい方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。
  研究課題名: HIV感染症に伴う日和見合併症・悪性腫瘍の全国実態調査
2020-2022年
  所属(診療科等): 長崎大学病院 感染制御教育センター
  研究責任者: 泉川 公一 (教授・センター長)
  研究機関: 本研究は長崎大学病院 感染制御教育センターを中心に全国のHIV診療拠点病院が研究協力施設となって実施します。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年3月16日~2024年3月31日
  研究目的と意義: 背景:HIV感染症の日和見感染の日本の長年の傾向をみる累積データというものはこの研究以外にはありません。
目的:日本におけるHIV感染者に見られる日和見合併症の実態とその年次推移を明らかにし、日和見合併症の対策策定の基礎資料とすることを目的とします。
意義:本研究では日和見悪性腫瘍以外の悪性腫瘍のデータ収集も行い、前年までのデータについての補足を依頼し、より詳細なデータの集積を試みます。
本研究で行われる日和見合併症の疫学調査は1995年より行われており、今後も継続することで、日本における日和見合併症の20年余にわたる動向が集積されることになり、今後の日本のHIV感染症の状況を示す貴重なデータとなり、今後の厚生労働行政の基礎データとなります。また、日和見感染症発症者の長期的な予後改善に寄与すると考えられます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2020年1月1日~2022年12月31日の間に全国HIV診療拠点で診断した、AIDS指標疾患23疾患を新規に発症した患者さんと、HIV感染者で新規に悪性腫瘍を発症した患者さんを対象とします。 
●利用する情報
1.対象症例の有無(全対象施設)
2.日和見合併症の概要(日和見合併症経験施設のみ)
3.悪性腫瘍の発生状況
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
なお、毎年7月1日に前年の対応表を破棄し、連絡を頂いたタイミングでは個人を特定できることが出来なくなるための拒否について対応することができません。あらかじめご了承ください。
●研究の概要・方法
全国HIV診療拠点病院(2020年4月現在380病院)に対してアンケートおよび依頼文書を送付し、送付年より前年1月1日から12月31日までに診断したAIDS指標疾患23疾患を発症した患者情報について記載し、長崎大学病院感染制御教育センターへ郵送で返送を依頼します。上記の発送と情報収集を3年間(2021-2023年)毎年行います。
悪性腫瘍の発生調査は、前年の調査に漏れた施設からのデータ送付を促すとともに、協力施設の前回調査以降の症例についてアンケートに記載し、返送を依頼します。
返送されたアンケートをもとに、1995年から送付前年の収集済みデータと合わせて解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:田中 健之(医師) 長崎大学病院 感染制御教育センター
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7731  FAX:095(819)7766
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)

利用する試料・情報は特定の個人を識別することが出来ないように加工した情報のため、過去の診療データや保管している試料を研究に使用してほしくないと申し出ていただいても個人を特定できないため対応できません。あらかじめご了承ください。研究に関するお問い合わせなどがある場合には上記の「お問い合わせ先」へご連絡ください。
  研究課題名: 新型コロナウイルス感染症の出現が本邦における他の感染症の入院診療
およびアウトカムに与えた影響の検証
  所属(診療科等): 長崎大学病院 感染制御教育センター
  研究責任者: 田代 将人(副センター長)
  研究機関: この研究は長崎大学病院 感染制御教育センター、総合診療科、および感染症内科で実施します。
  研究期間: 2020年12月22日~2025年3月31日
  研究目的と意義: 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴う感染対策意識の向上により、他の感染症も減少している可能性があります。一方で、病院の受診をためらうことにより、感染症による予後が悪化している可能性もあります。本研究の目的は、DPCデータ調査研究班の有する全国規模の大規模DPCデータベースを用い、COVID-19の出現が他の感染症の入院診療およびアウトカムに与えた影響を明らかとし、本邦における感染症診療体制の改善に寄与する基礎データを構築することです。
  研究内容: ●下記の①と②を満たす患者さんが対象となります
① 主病名、入院契機病名あるいは併存症病名に、以下のいずれかの病名が登録された患者さん
 ・COVID-19
 ・肺炎
 ・尿路感染症
 ・胆道系感染症
 ・虫垂炎
 ・髄膜炎
 ・敗血症
② 2015年1月1日から2020年9月30日の間に,DPC調査研究班にデータを提供している全国の病院に入院した患者さん
●利用する情報
患者属性、入院情報、病名、重症度評価、病院属性、処方病日および処方量、処置/検査実施病日
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
本研究はコホート研究と呼ばれる種類の研究です。DPCデータ調査研究班によりDPCデータベースから本研究に必要な情報のみを既に匿名化された状態で取り出したデータを研究責任者が提供を受け、解析を行います。本研究で用いるデータには新型コロナウイルス感染症の診療やアウトカムに直接関わる情報に加え、長期入院や感染対策を理由とした適切なリハビリテーション未実施による高齢者の生活自立度の低下も死亡に影響する可能性があるため、高齢者の生活自立度に関する情報およびリハビリテーションに関する情報も収集します。提供を受けたデータを用い、感染症による入院患者数の推移を調べ、様々な感染症の診療実態の変化をCOVID-19流行前後で比較します。死亡率が変化していた場合は、死亡率の変化に関与している因子を探索します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:田代 将人(医師) 長崎大学病院 感染制御教育センター
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7731  FAX:095(819)7766
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)

利用する試料・情報は特定の個人を識別することが出来ないように加工した情報のため、過去の診療データや保管している試料を研究に使用してほしくないと申し出ていただいても個人を特定できないため対応できません。あらかじめご了承ください。研究に関するお問い合わせなどがある場合には上記の「お問い合わせ先」へご連絡ください。
  研究課題名: COVID-19 に関するレジストリ研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 感染制御教育センター
長崎大学病院 呼吸器内科
長崎大学病院 感染症内科
長崎大学病院 総合診療科
長崎大学病院 小児科
長崎大学病院 集中治療部
長崎大学病院 検査部
  研究責任者: 長崎大学病院 感染制御教育センター
泉川 公一(センター長)
  研究機関: この研究は国立国際医療研究センターを主幹病院とした多施設共同研究です。長崎大学病院では、感染制御教育センター、呼吸器内科、感染症内科、総合診療科、小児科、集中治療部および検査部で実施します。
  研究期間: 2020年11月11日~2026年3月31日
  研究目的と意義: 2019年12月から中国の武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎の集団発生が確認されました。新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)に対する有効性が確認された治療法は限られていますが、重症例を中心に抗ウイルス薬などの薬剤が投与されはじめています。どのような方が重症化しやすいか、妊婦や小児の患者さんなどにおいてどのような経過をたどるのかなど、多くのことがまだわかっていません。
この研究では、COVID-19と診断された方に参加していただき、重症化する方の特徴や経過、薬剤投与後の経過など、COVID-19に関する様々な点について明らかにするための情報を集めることを目的としています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2020年1月1日以降から2024年3月31日までにCOVID-19と診断され、研究参加施設に入院された方
●利用する情報
診療情報(症状、基礎疾患、渡航歴、接触歴、症状の経過等)
ウイルス検査を含む検査結果
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
上記の対象期間中に記録された診療情報(症状、基礎疾患、渡航歴、接触歴、症状の経過等)・ウイルス検査を含む検査結果などをカルテから収集して、国立国際医療研究センターでCOVID-19の特徴や様々な治療薬や治療法の有効性や安全性などについて解析します。使用に際しては、文部科学省・厚生労働省が定めた倫理指針に則って個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。
【2021年8月より】
~新興・再興感染症データバンク事業(REBIND)
新型コロナウイルス感染症等の治療法開発等へのご協力のお願い~
COVID-19に関するレジストリ研究(COVID-19 Registry)(NCGM-G-003494)では、ご協力者の皆様から診療情報をご提供いただき、研究を行っています。この度、これらの診療情報を、新興・再興感染症データバンク事業に提供することとなりました。
詳しい内容についてはこちら PDFをご確認下さい。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:田代 将人(医師) 長崎大学病院 感染制御教育センター
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7731  FAX:095(819)7766
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)