
臨床研究に関する情報公開(オプトアウト) 【 看護部 】
下記の研究は、通常の診療で得られた診療情報をまとめたり、当院に保管してある検体(血液検体や病理標本等)を用いたりして行います。このような研究は、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開し、さらに患者さんが利用について拒否できる機会を保障することが必要とされています。
* | 利用する情報や検体からは、お名前、住所など、直接同定できる個人情報は削除します。 また、研究成果は学会や雑誌等で発表されますが、その際も個人を特定する情報は公表しません。 |
* | 研究のためにご自身の情報が使用されることを望まれない方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。その際は研究データの中からあなたの情報を削除いたします。ただし、問い合わせの時期や取り扱う情報によっては申し出に対応できない場合がございます。予めご了承ください。 |
* | 情報利用の拒否を申し出ても不利益を受けることはありません。 |
* | 研究に関する情報をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。お知りになりたい方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。 |
研究課題名: | 長崎大学病院における無侵襲的出生前遺伝学的検査(Noninvasive prenatal genetic testing)導入前後の出生前検査の比較 | |
所属(診療科等): | 長崎大学病院 ゲノム診療センター遺伝カウンセリング部門 | |
研究責任者(職名): | 三浦 清徳 (教授) | |
共同研究機関: | この研究は長崎大学病院のみで実施します。 | |
研究期間: | 2019年7月9日~2021年3月31日 | |
研究目的と意義: | この研究は、長崎大学病院で出生前検査(羊水染色体検査、無侵襲的出生前遺伝学的検査)を検討・受検した方の妊娠・分娩に関する情報を収集・分析することによって、長崎県における出生前検査の動向を把握することを目的としています。これによって、遺伝カウンセリングや遺伝看護の向上に繋がることが期待できます。 | |
研究内容: | ●対象となる患者さん 産婦人科外来・遺伝カウンセリング部門を受診し、2009年4月1日から、2018年3月31日の間に出生前検査(羊水染色体検査、無侵襲的出生前遺伝学的検査)を受検した方を対象とします。 |
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●利用する情報 受検時の年齢、妊娠の既往歴、経産婦の場合は産科異常の既往、不妊治療の有無、受検時の胎児の超音波所見、受検時の妊娠週数、検査の受検理由、検査結果、その後の妊娠経過 *本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。 |
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●研究方法 上記のカルテ情報を用いて、年代や検査の種類(羊水染色体検査とNIPT)で年齢や受検理由等の比較・分析を行います。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:宮田 海香子(看護師、認定遺伝カウンセラー) 長崎大学病院遺伝カウンセリング部門 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7548 FAX 095(819)7548 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: | 再建術を伴う口腔癌手術を施行した患者における術前の栄養状態把握 | |
所 属: | 長崎大学病院 11階西病棟 | |
研究責任者: | 新庄 郁子 (看護師) | |
共同研究機関: | この研究は長崎大学病院のみで実施します。 | |
研究期間: | 2018年1月16日~2019年3月31日 | |
研究目的と意義: | 本研究は患者さんの過去の情報を用いて、再建術を伴う口腔癌手術施行前の栄養状態について解析し、術前の栄養指導や栄養サポートチームの介入の必要性を検討します。 | |
研究内容: | ●対象となる患者さん 下記の①~④の全ての項目に該当する患者さんを対象とします。 ①2014年9月1日~2017年8月31日の間に長崎大学病院口腔科にて口腔癌(口唇癌、舌癌、口底癌、歯肉癌、頬粘膜癌、硬口蓋癌)で再建術を伴う手術を施行された患者さん。 ②術前に血液検査を行ない、血液データ(ヘモグロビン・総蛋白・アルブミン)身長、体重、BMIがある患者さん。 ③対象期間中に年齢が20歳以上、90歳未満の患者さん ④ 性別は男女問いません |
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●利用する情報 癌、硬口蓋癌で再建術を伴う手術を施行された患者さんの血液検査データ(ヘモグロビン・総蛋白・アルブミン)身長、体重、BMIの数値 本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。 |
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●研究方法 上記のカルテ情報を用いて、再建術を伴う口腔癌手術施行前の栄養状態について、データ解析を行います。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:新庄 郁子(看護師) 長崎大学病院 11階西病棟 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7798 FAX:095(819)7956 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: | くも膜下出血後の脳血管攣縮発症に関係する事象の有無についての分析 | |
所 属: | 長崎大学病院 脳卒中センター | |
研究責任者: | 和久田 直希 (看護師) | |
研究期間: | 2017年8月22日~2024年3月31日 | |
研究目的と意義: | くも膜下出血発症後の脳血管攣縮発症に関連する要因を調査し、看護介入によりその予防、重症度の軽減を図ることができないか検討します。 | |
研究内容: | ●対象となる患者さん くも膜下出血の患者さんで、2011年1月1日から、2015年3月31日の間に、入院治療を受けた方 |
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●利用する情報 性別、合併症、BMI、年齢、くも膜下出血重症度、治療方法(開頭クリッピング術・コイル塞栓術、内外減圧術の有無)、使用薬剤、栄養摂取方法(経口・経管・TPN・PPN)、栄養摂取量、ADL、髄液ドレナージ量、髄液ドレナージ性状、鎮静・挿管の期間、熱型、血圧、意識レベル、排便状況(回数・性状)、頭痛の程度(ペインスケール・鎮痛剤の使用頻度)、感染症の有無、水分出納バランス、血液検査データ、髄液検査データ |
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●研究方法 くも膜下出血発症後に脳血管攣縮を生じた方と生じていない方を分類し、上記「利用する情報」を元に関連性を比較検討します。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:和久田 直希(看護師) 長崎大学病院 脳卒中センター 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7392 FAX:095(819)7897 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: |
長時間手術における除圧の効果 |
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所 属: | 長崎大学病院 手術部 | |
研究責任者: | 坂口 康貴 (看護師) | |
研究期間: | 2016年5月23日~2017年6月1日 | |
研究目的と意義: | 手術中の褥瘡の発生は、術後患者さん・一般の方への痛みを伴い離床(ベットから起き上がり活動を行う)の妨げになります。 褥瘡発生は、皮膚のズレ発生(皮膚が引っ張られて血流が悪くなる)が大きな原因とされています。そのため、褥瘡発生の予防として手術中にズレを解除する除圧を行っています。 私たちのグループでは、手術中に除圧を行ったことにより褥瘡発生数に変化があったか前後を比較し実態を明確にします。 |
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研究内容: | ●対象となる患者さん 2008年4月~2011年3月までと2013年4月~2016年3月までの耳鼻科の複合科手術をうけた患者さん。 |
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●利用する情報 患者さんの年齢、性別、身長、体重、栄養状態、褥瘡アセスメントの有無、手術時間、除圧の間隔時間、褥瘡発生の有無と褥瘡発生の場合その部位。 |
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●研究方法 耳鼻科の複合科手術をうけた患者さんに除圧(皮膚のズレを解除する)を行った結果、褥瘡の発生数に変化があったかを比較調査します。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:坂口 康貴(看護師) 長崎大学病院 手術部 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7424 FAX:095(819)7432 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: | 半側空間無視患者における頸部回旋拘縮に影響する要因 -脳卒中患者を通して- |
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所 属: | 長崎大学病院 看護部 | |
研究責任者: | 前田 香代子 (看護師) | |
研究期間: | 平成26年9月11日~平成28年3月31日 | |
研究目的と意義: | 当院脳卒中センターに入院する患者さんの中には、高次脳機能障害のひとつである半側空間無視を生じる患者さんがいます。 半側空間無視とは、病変の反対側の刺激に気づかず反応しない、またはそちらを向こうとしない現象を言います。重症の場合には、顔は正面を向いておらず、そのまま首の筋肉が固くなってしまうこと(頸部回旋拘縮)があります。頸部回旋拘縮が生じるとリハビリテーションや日常生活を援助する上で看護師として難しさを感じており、退院後の生活にも影響を与えていると考えられます。 そこで今回、脳卒中による半側空間無視の患者さんの頸部回旋拘縮の発生頻度や頸部回旋拘縮に関連する要因を明らかにすることで、頸部回旋拘縮を予防する手がかりが見いだせるのではないかと考えました。 |
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研究内容: | ●対象となる患者さん 平成25年4月1日~平成26年3月31日の間、脳卒中ケアユニットに入室した患 者さん294名。除外対象は、脳卒中患者以外の病名の患者さん及び調査期間内に再梗塞、再出血を生じた患者さん。 |
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●利用する情報/試料 頸部回旋拘縮の有無及び頸部回旋拘縮の発症病日、疾患(診断名)、性別、年齢、救急外来受診時と入院から2週間の中で最も低い点数の意識レベル(JCS)、四肢麻痺(MMT)、半側空間無視の有無、注視障害の有無、失語症の有無、共同偏視有無、栄養が開始になった病日(経口摂取・経管栄養)、安静度(何病日目でベッドアップ90度)、離握手又は開閉眼指示従命の可否 |
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●研究方法 上記項目を比較検討し、頸部回旋拘縮の発生頻度や発生に影響する要因を分析します。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:前田香代子 長崎大学病院11階西病棟(看護師) 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7798 FAX:095(819)7956 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: | がん治療後の続発性リンパ浮腫発症患者の現状 | |
所 属: | 長崎大学病院 看護部管理室 がん診療センター | |
研究責任者: | 松尾 久美(副看護師長) | |
研究期間: | 平成27年6月10日~平成28年2月21日 | |
研究目的と意義: | 女性特有のがん治療の後遺症として続発性リンパ浮腫に悩む患者さんが多く、当院では平成22年6月にリンパ浮腫ケア外来を開設しました。これまでの続発性リンパ浮腫発症患者さんの状況を振り返り、予防的看護指導に活かすことを目的としています。 | |
研究内容: | ●対象となる患者さん 子宮がんおよび乳がんの患者さんで、骨盤内リンパ郭清または腋窩リンパ郭清術を受け、平成22年6月1日から平成27年3月31日の間に、リンパ浮腫ケア外来を受診された方 |
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●利用するカルテ情報 年齢、病名、発症部位、がん治療内容、リンパ浮腫進行度、紹介時がん治療状況、蜂窩織炎の既往、発症のきっかけ、リンパ浮腫ケア内容 |
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●研究方法 上記の情報から、がん治療別のリンパ浮腫進行度、および蜂窩織炎とリンパ浮腫進行度の関連、発症のきっかけを調査・分析していきます。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:松尾久美 長崎大学病院看護部 がん診療センター(看護師) 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7779 FAX:095(819)7776 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: | ICUにおける医療機器関連圧迫創傷発生の現状と対策 | |
所 属: | 長崎大学病院看護部 ICU | |
研究責任者: | 金沢 幸(看護師) | |
研究期間: | 平成26年4月1日~平成26年9月30日 | |
研究目的と意義: | 当院ICU入院患者における医療機器関連圧迫創傷の現状を把握し、予防法を検討することで、発生の低下につなげていくことができる。 | |
研究方法: | ●対象となる患者さん 平成23年4月1日から、平成26年3月31日の間に当院ICUに入院した患者さんで医療機器関連圧迫創傷を発生した方。 ●利用するカルテ情報 医療機器関連圧迫創傷の発生部位、深達度。年齢、性別、疾患名、基礎疾患、栄養 状態、身長、体重、病的骨突出部位の有無、浮腫、使用した医療機器、鎮静剤の使用、ハイリスク褥瘡アセスメント票。 |
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問い合わせ先: | 長崎大学病院 集中治療部 看護師 金沢 幸 〒852-8501 長崎市坂本1丁目7番1号 TEL: 095(819)7404 FAX: 095(819)7404 |