患者さん・一般の方へ

臨床研究に関する情報公開(オプトアウト) 【 その他 】
 下記の研究は、通常の診療で得られた診療情報をまとめたり、当院に保管してある検体(血液検体や病理標本等)を用いたりして行います。このような研究は、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開し、さらに患者さんが利用について拒否できる機会を保障することが必要とされています。
* 利用する情報や検体からは、お名前、住所など、直接同定できる個人情報は削除します。
また、研究成果は学会や雑誌等で発表されますが、その際も個人を特定する情報は公表しません。
* 研究のためにご自身の情報が使用されることを望まれない方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。その際は研究データの中からあなたの情報を削除いたします。ただし、問い合わせの時期や取り扱う情報によっては申し出に対応できない場合がございます。予めご了承ください。
* 情報利用の拒否を申し出ても不利益を受けることはありません。
* 研究に関する情報をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。お知りになりたい方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。
研究課題名 所属(診療科等) 研究責任者
IgG4関連涙腺・唾液腺炎の診断における顎下腺超音波検査の有用性に関する多施設前向き共同研究PDF 理学療法学 折口 智樹
シェーグレン症候群の免疫系血清プロファイルと超音波における唾液腺破壊との関連PDF 口腔診断・情報科学分野 高木 幸則
ESBL(Extended-spectrum β-lactamase)産生菌菌血症に対するカルバペネム系抗菌薬と非カルバペネム系抗菌薬の有効性についての検討PDF 感染症医療人育成センター 井手 昇太郎
肝移植手術症例での生体侵襲下におけるDAMPs(Damage Associated Mollecular Patterns)とレシピエント予後との関連PDF 先端技術展開外科学 曽山 明彦
経胸壁心エコー図を用いた左室流出路狭窄機転の術前診断PDF 超音波センター 古島 早苗
IgG4関連疾患の診断基準並びに診療指針の確立を目指す研究PDF 理学療法学 折口 智樹
本邦における重症熱性血小板減少症候群症例における重症化に関与するウイルス宿主因子と宿主因子の解析PDF ウイルス学分野 髙松 由基
経胸壁心エコー図を用いた閉塞性肥大型心筋症における左室流出路狭窄機転の術前診断PDF 超音波センター 古島 早苗
口腔上皮性異形成の病理学的診断基準策定に関する多機関共同研究PDF 口腔病理学分野 片瀬 直樹
「がん患者の化学療法誘発性抹消神経障害と生活動作障害およびQOLとの関連」に参加いただいた患者さんへ(情報の二次利用についてのお願い)PDF 長崎大学生命医科学域(保健学系) 上野 和美
下顎骨形成術であるSSROの変法であるshort lingual osteotomyとshort buccal osteotomyの術後安定性の評価PDF 口腔外科 鳴瀬 智史
薬剤関連顎骨壊死患者さんの栄養状態についての研究PDF 口腔外科 緒方 絹子
食道内圧検査における deep learning を用いた自動診断解析プログラムの開発PDF 組織細胞生物学 田渕 真惟子
ガマ腫、耳下腺嚢胞、耳下腺の石灰化は シェーグレン症候群の新たな徴候か?PDF 口腔診断・情報科学分野 高木 幸則
肺非結核性抗酸菌症と慢性肺アスペルギルス症合併例の疫学および予後予測因子の検討PDF 感染症医療人育成センター 井手 昇太郎
顎骨浸潤性疾患の鑑別診断におけるマルチパラメトリックMRI診断の有用性に関する研究PDF 歯科放射線科 佐々木 美穗
退色標本を復元し、診断精度を確保する人工知能の開発研究PDF 病理学 大館 拓真
進行性多巣性白質脳症患者及び疑い患者の生体試料中のJCポリオーマウイルスのゲノム量とウイルスゲノムの多様性の検討PDF 保健科学分野 佐藤 克也
妊産婦死亡剖検症例における膵島病理学的変化の検討PDF 病理学 林 洋子
PDT治療施行患者の長期経過に関する臨床的検討PDF 口腔外科 楢原 峻
日本紅斑熱およびツツガムシ病の臨床疫学研究PDF 感染症内科 有吉 紅也
長崎大学病院で経験した猫ひっかき病の臨床的検討PDF 感染症内科 有吉 紅也
LeFort Ⅰ型骨切り術における吸収性および非吸収性プレート固定後の評価PDF 口腔外科 四道 玲奈
AMED研究「 遺伝子関連情報を基軸にした効率的免疫抑制管理による革新的長期管理ロジック開発」における「HLA 抗体検査実態調査」の二次調査PDF 血液浄化療法部 望月 保志
非固定下顎矢状分割術による下顎前方移動が術後骨格形成に及ぼす影響PDF 口腔外科 楢原 峻
日本病理剖検輯報に基づく全身性アミロイドーシス各病型頻度の疫学調査PDF 病理学(一病理) 林 洋子
大腸がんの肝転移に伴うエピゲノム動態変化の免疫組織化学的解析PDF 組織細胞生物学分野 柴田 恭明
全国国立大学附属病院における SPECT/CT 検査, PET/CT 検査に関する診断参考レベルの多施設調査PDF 医療技術部 奥野 浩二
後継永久歯が先天性欠如した乳歯の生存率に関する研究 小児歯科室 田上 直美
日本アフェレシスレジストリ 血液浄化療法部 望月 保志
「HTLV-1陽性臓器移植レジストリ」を活用した臓器移植におけるHTLV-1感染のリスクの解明に関する研究 血液浄化療法部 望月 保志
網羅的がん遺伝子検査に関する観察研究 ゲノム診療センター・がんゲノム診療部門 芦澤 和人
重症熱性血小板減少症候群で出現する抗体が認識するウイルス抗原に関する研究 実践薬学分野 大山 要
マルチパラメトリックMRIを用いた口腔癌リンパ節転移予測法の確立 頭頸部放射線学分野 角 美佐
唾液線腫瘍の鑑別診断におけるMR Radiomicsの有用性に関する研究 頭頚部放射線学分野 角 美佐
頭頸部癌頸部リンパ節転移超音波画像診断における内部エコーの不均一性定量評価法 口腔診断・情報科学分野 榮田 智
精神遅滞患者の補綴装置および修復物の臨床評価 特殊歯科総合治療部 山口 香織
IgG4関連疾患における免疫複合体解析 実践薬学分野 大山 要
下顎骨形成術後の近位骨片の動態評価 口腔外科 大場 誠悟
免疫複合体抗原の網羅的解析による精神・神経疾患の疾患特異的な免疫反応点の探索 実践薬学分野 大山 要
膵臓がんを早期に発見し、精密診断するための画像診断薬の開発 衛生化学分野 淵上 剛志
口腔擦過細胞診(液状細胞診)における人工知能のための診断基準の策定 口腔外科 見立 英史
高齢者の智歯抜歯の臨床的検討 顎口腔再生外科 朝比奈 泉
口腔腫瘍術後患者の口腔内環境変化について:皮弁のボリュームについての経時的検討 顎・口腔再生外科 見立 英史
上顎洞の形態が上顎洞底挙上術による骨造成術に与える影響に関する臨床的検討 顎口腔再生外科 中谷 佑哉
人工知能と頭部X線規格写真を用いた顎顔面成長量の予測 矯正歯科 吉田 教明
上顎洞底挙上術施行時に同時埋入したインプラント体の術後安定性に関する臨床的検討 顎口腔再生外科 中谷 佑哉
  研究課題名: 後継永久歯が先天性欠如した乳歯の生存率に関する研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 小児歯科室
  研究責任者: 田上 直美 (准教授)
  研究機関: この研究は長崎大学病院歯科のみで実施します。
  研究期間: 2021年6月22日~2024年3月31日
  研究目的と意義: 先天的に永久歯が欠如している患者さんは1割程度存在します。先天的に永久歯がない部位では、乳歯が長期間永久歯の役割を果たしますが、乳歯は小さいため長持ちしない可能性があります。本研究は、永久歯のない部位の乳歯がどの程度長持ちするのかを調査するものです。長持ちする期間が予測できると、いつ頃ブリッジなどの治療を行う必要があるかなどの計画を立てることができます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
*長崎大学病院初診時に7歳以上だった患者さん
*2007年1月1日から2020年12月31日までにパノラマエックス線写真撮影が行われた患者さん
*永久歯が先天的に欠如している部位に乳歯が残っている患者さん
●利用する情報
*性別、年齢、全身疾患の有無、口腔内の総歯数、歯列不正などの有無
*抜歯があれば抜歯した時、抜歯していなければ最終確認日の月齢
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
乳歯がどの程度長持ちしているのかのデータを取得し、乳歯が長持ちする割合を計算します。また、その割合に関連を与えた因子を特定します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:田上 直美(歯科医師) 長崎大学病院 小児歯科室
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7748  FAX 095(819)7745
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 日本アフェレシスレジストリ
  所属(診療科等): 長崎大学病院 血液浄化療法部
  研究責任者: 望月 保志 (副部長)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
日本アフェレシス学会 理事長 松尾秀徳
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 血液浄化療法部:望月保志
その他、全国の約100施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2020年12月21日~2024年12月31日
  研究目的と意義: アフェレシス治療は古くから行われてきている治療ですが、全国規模で継続的に行われた治療内容に関する調査はありません。どのような病気に対してこの治療法が行われているのか、また効果や副作用の内容・頻度を明らかにすることで、より効果的で安全な治療を行えるようになることが期待されます。アフェレシス治療に関する情報を収集することで、我が国におけるアフェレシス治療の現状の把握と、より安全・効果的な治療が行うための基礎的な情報を集めることを目的としています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2020年12月21日~2024年12月31日の間に当院で、アフェレシス治療(血漿交換療法、血球成分除去療法、血液吸着、持続腎代替療法、腹水濃縮再静注法)を行われた方です。
●利用する情報
これまでの診療でカルテに記録されている血液検査や、画像検査、病理検査などのデータ、実際に行われたアフェレシス治療の治療条件、治療経過、副作用の有無、副作用が見られた場合にはその種類と程度について情報を収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、長崎大学病院の施設長の許可を受けて実施するものです。これまでの診療でカルテに記録されている臨床に関する情報を収集して行う研究です。特に患者さんに新たにご負担いただくことはありません。これらの診療情報は、誰のものかわからないようにした(匿名化した)状態で、大阪市立大学が提供しているシステムにインターネットを介して登録を行います。実際の解析については、日本アフェレシス学会のレジストリワーキンググループ、および各施設で行います。あなたの情報・データは、日本アフェレシスレジストリシステム(大阪市大が提供しているシステム)に送られ解析・保存されますが、送付前にカルテ番号・氏名・生年月日の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、当院において望月保志が、個人情報管理担当者のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコンで厳重に保管します。ただし、必要な場合には、当研究室においてこの符号を元の氏名等に戻す操作を行うこともできます。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:望月 保志(医師) 長崎大学病院 血液浄化療法部
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7358  FAX 095(819)7360
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 「HTLV-1陽性臓器移植レジストリ」を活用した臓器移植における
HTLV-1感染のリスクの解明に関する研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 血液浄化療法部
  研究責任者: 望月 保志 (准教授)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター 病因・病態解析部門
山野 嘉久
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 血液浄化療法部:望月 保志
その他、全国約70施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
問い合わせ先:
216-8512 神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター
担当 山内淳司/高橋克典 
  研究期間: 2021年1月12日~永年
  研究目的と意義: ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は感染した方の血液の中に存在するウイルスです。主に母乳(母から子へ)や性交渉によって感染しますが、HTLV-1に感染している方からの臓器移植によって感染する可能性があります。臓器移植におけるHTLV-1の問題点として、
① HTLV-1に感染しているドナーから臓器移植した場合に、レシピエントがHTLV-1に感染して、のちにHAM(HTLV-1関連脊髄症)やATL(成人T細胞白血病)を発症する危険性、
② もともとHTLV-1に感染していたレシピエントが、今後HAMやATLを発症する危険性、
③ 免疫抑制薬などによってウイルスが増加し、HAMやATLを発症しやすくなる可能性、
などが挙げられます。このように、HTLV-1は一部の方に重大な病気を引き起こす可能性が指摘されていますが、HTLV-1感染に対する臓器移植の影響や、臓器移植後の長期間の安全性に関する情報は乏しく、HTLV-1感染者の臓器移植の可否の判断基準や、臓器移植後の管理方法などについて確立されていないのが現状です。
この研究は、HTLV-1に感染している、もしくは感染する可能性のある臓器移植レシピエントの経過や診療内容などのデータを持続的・長期的に収集・検討し、臓器移植レシピエントにおけるHTLV-1感染の安全性もしくは危険性を明らかにして、より安全な移植医療の提供に結び付けていくことを主な目的としています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
① 臓器移植(腎臓・肝臓・心臓・肺・膵臓・小腸)を行う予定、または以前に受けたことがあるドナーおよびレシピエント
② ドナー・レシピエントの一方または両方がHTLV-1に感染している、または感染している可能性がある場合(「HTLV-1抗体確認検査」が陽性または判定保留の場合)
●利用する情報/試料
レシピエントの臨床情報
1) 基本情報:氏名、性別、生年月日、郵便番号、住所、連絡先、本人へ連
絡がつかないときの連絡先、受診医療機関名、診療科名、出生情報、人種、抗HTLV-1抗体検査、HTLV-1感染に関する家族歴、嗜好品(喫煙・飲酒)、EQ-5D-5L。 2) 臓器移植に関する情報:移植臓器、ドナーの種類(生体・死体)、ドナー
とレシピエントの関係、血液型、ヒト白血球抗原(HLA)、クロスマッチ検査、臓器移植前の既往歴・合併症(ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の有無を含む)、臓器移植年月日、臓器移植回数、使用薬剤、脾臓摘出の有無、臓器の生着・廃絶、使用薬剤、臓器移植を中止した場合は中止理由
3) 臓器移植後の経過に関する情報:生存・死亡、合併症(HTLV-1関連疾患、拒絶反応の発症など)
4) 血液検査結果 血算、生化学検査
ドナーの臨床情報
1) 基本情報:氏名、性別、生年月日、郵便番号、住所、連絡先、本人連絡がつかないときの連絡先、受診医療機関名、診療科名、出生情報、人種、抗HTLV-1抗体検査
2) 臓器移植に関する情報:移植臓器、ドナーの種類(生体・死体)、血液型、ヒト白血球抗原(HLA)、クロスマッチ検査、臓器移植前の既往歴・合併症(ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の有無を含む)、臓器移植年月日、臓器移植を中止した場合は中止理由
3) 臓器移植後の経過に関する情報 生存・死亡、合併症(HTLV-1関連疾患の発症など)
4) 血液検査結果 血算、生化学検査
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
この研究では、あなたの症状や検査結果などの「臨床情報」と「生体試料(血液)」を提供いただき、血液検査から得られる情報と臨床情報をあなたの情報として登録をさせていただきます。
あなたに提供いただく臨床情報や生体試料は、通院する医療機関の担当医師を通して研究事務局(聖マリアンナ医科大学)に提供いただきます。研究代表者および研究事務局が直接あなたに連絡して、定期的に臨床情報を収集することは予定していませんが、何らかの理由により直接あなたから臨床情報を収集させていただく必要性が生じた場合には、電話などを用いてあなたに連絡する可能性があります。また万が一、通院する医療機関の変更などにより追跡が困難になった場合には、研究事務局の担当者が直接あなたに連絡し、最新の住所や通院医療機関などを教えていただく場合がございます。あなたに直接連絡をする場合には、通院する医療機関の担当医師に確認して了承を得た上で行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:望月 保志(医師) 長崎大学病院 血液浄化療法部
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7358  FAX 095(819)7360
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 網羅的がん遺伝子検査に関する観察研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 ゲノム診療センター・がんゲノム診療部門
  研究責任者: 芦澤 和人 (教授)
  研究機関: この研究は長崎大学病院 ゲノム診療センター・がんゲノム診療部門のみで実施します。
  研究期間: 2018年7月10日~2025年6月30日
  研究目的と意義: 長崎大学病院ゲノム診療センター・がんゲノム診療部門で開始したがんゲノム診療の現状および結果を診療情報に基づき評価検討します。今後の検査精度の向上、新たな診断法や治療法の開発等に貢献する意義があります。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2018年7月10日から2025年3月31日までに長崎大学病院ゲノム診療センター・がんゲノム診療部門を受診した全悪性腫瘍患者を対象とする。
●利用する情報
① 背景情報
② 血液生化学的検査
③ 画像検査結果
④ 遺伝子情報
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
上記の診療録情報に基づきがんゲノム医療の現状について評価検討を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:有働 恵美子(臨床検査技師)
    長崎大学病院 ゲノム診療センター・がんゲノム診療部門
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)8529  FAX 095(819)8529
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 重症熱性血小板減少症候群で出現する抗体が認識する
ウイルス抗原に関する研究
  所属(診療科等): 長崎大学生命医科学域(薬学系)
  研究責任者: 大山 要 (准教授)
  研究機関: 本研究は長崎大学生命医科学域(薬学系)実践薬学分野、長崎大学病院感染制御教育センターを中心に9施設で実施します。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2020年11月17日~2024年3月31日
  研究目的と意義: 重症熱性血小板減少症症候群(SFTS)の患者さんには、特徴的な抗体(病原体が細胞に取り付いて進入する、または体内で増殖するのを防ぐ抗体)が現れる可能性があります。この抗体はウイルスの成分と結合することで上記の効果を発揮するため、ウイルスの成分(以下、目的抗原)がわかると、治療研究やワクチンの開発に利用できます。また、病気が重症のときに現れる抗体と結合する目的抗原についても、重症化する原因を研究するうえで、有効な研究対象となります。さらに、目的抗原の量と病気の状態(重症・軽症)の関係を調べることで、抗原量が治療効果を判断する材料になるのか、ということを明らかにします。そして、抗体と結合している状態の目的抗原から結合部分を特定し、治療法やワクチンを開発するための直接的な研究対象を絞り込みます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
SFTSの患者さんで、2005年9月1日~2020年11月17日までに本研究に参加する施設で治療を受けた方を対象とします。
●利用する情報/試料
情報:
性別、年齢、喫煙歴、全身性の基礎疾患、症状出現から診断までの日数、試料採血日、神経症状(意識障害や失語など)、消化器症状(食欲低下・嘔気・嘔吐・腹痛・下痢)、検血(WBC分画、白血球数、血小板数)、CRP、生化(TP, Alb, T−bil, D−Bil, AST, ALT, ALP,γGTP, LDH, Na, K, Cl, P, Ca, BUN, Cr)、凝固(PT, APTT, AT3, FDP, D-dimer, TAT)、血清フェリチン
試料:
血清(診療目的で採取された血清検体の残余分)
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
ヒトの血液中にある抗原-抗体複合体を直接解析する手法を使い、患者さんの血液に含まれる抗体が結合している抗原を特定します。また、抗原量と病気の経過(重症と軽症、重症から軽症への変化)を比較します。そして、特殊な試薬と人工知能を搭載した高性能PCを使い、抗体と結合している状態の目的抗原から結合部分を特定します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:大山 要(薬剤師)
    長崎大学生命医科学域(薬学系)実践薬学分野
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)8569
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: マルチパラメトリックMRIを用いた口腔癌リンパ節転移予測法の確立
  所属(診療科等): 長崎大学 口腔診断情報科学分野
  研究責任者: 角 美佐 (教授)
  研究機関: この研究は長崎大学・口腔診断情報科学分野で実施します。
  研究期間: 2020年5月19日~2025年3月31日
  研究目的と意義: 「目的」
MR画像から得られる情報を用いて、口腔癌のリンパ節転移のしやすさを術前に正確に診断できるようになることを目的としています。
「意義」
口腔癌のリンパ節転移のしやすさは、口腔癌の状態によって様々です。治療前に、リンパ節転移のしやすさを予め把握しておくことが、治療法の決定に役立ち、予後の向上に寄与します。本研究では、治療前のMRI検査で得られる画像を定量的に解析・検討することで、リンパ節転移のしやすさの診断が可能になることが期待されます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
研究対象期間2003年1月1日〜2022年12月28日に、長崎大学病院において口腔扁平上皮癌にてMRI検査を受け、口腔癌の切除手術を行った方、500名ほどを予定しています。口腔癌の前に別の悪性腫瘍の既往がある方や、MRI検査の前に放射線治療や化学療法を受けられた方は、対象となりません。
●利用する情報
年齢、性別、手術日、病理学的診断情報、MR画像、臨床経過の情報を利用します。
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
MR画像から得られた様々な数値データと、リンパ節転移の情報とを比較検討し、高精度なリンパ節転移予測法の確立を目指します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:角 美佐(歯科医師) 長崎大学・口腔診断情報科学分野
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7709  FAX 095(819)7711
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 唾液線腫瘍の鑑別診断におけるMR Radiomicsの有用性に関する研究
  所属(診療科等): 長崎大学 口腔診断情報科学分野
  研究責任者: 角 美佐 (教授)
  研究機関: この研究は長崎大学・口腔診断情報科学分野で実施します。
  研究期間: 2020年5月19日~2025年3月31日
  研究目的と意義: 「目的」
MR画像から得られる画像データを定量的に解析し、唾液線腫瘍の診断能の向上を目指すことを目的としています。
「意義」
唾液線腫瘍は多種多様であるため、治療前に正確に診断することが、治療方の決定に役立ち、予後の向上に寄与します。その治療前診断においては、画像診断が重要な役割を担っています。本研究では、MRI検査で得られる画像データを定量的に解析することで、高精度な腫瘍診断が可能になると期待されます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
研究対象期間2003年1月1日〜2022年12月28日に、長崎大学病院においてMRI検査を受け、病理組織学的に唾液線腫瘍の診断が確定している方、200名ほどを予定しています。
●利用する情報
年齢、性別、病理組織診断名、MR画像
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
病変のMR画像から得られる多量の画像データを定量的に解析し、病変の特徴を全て数値としてとりだします。
MR画像から得られた数値データと、病理組織との関係について検討し、高精度な腫瘍診断システムの確立を目指します。
なお、数値データの解析は、長崎大学情報データ科学部に協力してもらいます。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:角 美佐(歯科医師) 長崎大学・口腔診断情報科学分野
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7709  FAX 095(819)7711
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 頭頸部癌頸部リンパ節転移超音波画像診断における
内部エコーの不均一性定量評価法
  所属(診療科等): 医歯薬学総合研究科 口腔診断・情報科学分野
  研究責任者: 榮田 智 (助教)
  研究機関: この研究は長崎大学大学院医師薬学総合研究科頭頚部放射線学分野のみで実施します。
  研究期間: 2011年7月26日~2024年3月31日
  研究目的と意義: 頭頚部癌患者の頸部リンパ節超音波検査にて得られた画像を用いて、内部エコーの不均一性に関するコンピュータ画像解析を行い、リンパ節転移診断能の客観性向上を目的とする。
  研究内容: ●対象となる患者さん
頭頚部癌の患者さんで、2010年4月1日から、2016年9月30日に間に、超音波検査を受けた方を対象とします。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、検査結果(超音波画像検査、病理検査)、病理標本
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
頭頚部癌患者の頸部リンパ節超音波検査にて得られた画像を用いて、内部エコーの不均一性に関するコンピュータ画像解析を行い、リンパ節転移診断能の客観性向上について検討します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:榮田 智(歯科医師)  長崎大学病院 歯科放射線室
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7708  FAX 095(819)7711
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 精神遅滞患者の補綴装置および修復物の臨床評価
  所属(診療科等): 長崎大学病院 特殊歯科総合治療部
  研究責任者: 山口 香織 (助教)
  研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2020年3月24日~2025年3月31日
  研究目的と意義: 本研究は、精神遅滞があるため本診療科に通院されている方の過去の情報を用いて、被せ物詰め物がどれほどの期間外れないかを算出し、外れることに影響を及ぼす背景を特定します。本研究を行う事で、より個々に適した被せ物詰め物の選択が出来る事を期待しています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
① 精神遅滞の患者さん
② 1984年1月1日~2017年12月31日の間に長崎大学病院特殊歯科総合治療部にて被せ物詰め物を装着された患者さん
●利用する情報
年齢、性別、自閉症の有無、脳性麻痺の有無、てんかん合併症の有無、BMI指数、施設関与の有無、精神遅滞の重症度、診療情報提供書、定期健診の有無、口腔清掃許容の有無、プラークコントロールレコード、プラークインデックス、う蝕歯数、欠損歯数、修復歯数、DMF指数(歯科処置経験指数)、歯髄の生死、歯周検査、薬物的行動調整法の別、担当医師の別、被せ物詰め物の生存期間、装置の別、セメントの別、前歯・臼歯の別、上顎・下顎の別
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
上記のカルテ情報を用いて、被せ物詰め物に影響をおよぼす背景について解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:山口 香織(歯科医師) 長崎大学病院 特殊歯科総合治療部
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7717  FAX 095(819)7715
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療相談室 095(819)7200
 受付時間:月~金 8:30~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: IgG4関連疾患における免疫複合体解析
  所属(診療科等): 長崎大学生命医科学域(薬学系)実践薬学分野
  研究責任者(職名): 大山 要 (准教授)
  共同研究機関: 長崎大学生命医科学域実践薬学分野(代表施設)  氏名:大山 要
長崎大学病院リウマチ・膠原病内科  氏名:川上 純
京都大学医学部附属病院免疫・膠原病内科  氏名:吉藤 元
札幌医科大学附属病院免疫・リウマチ内科  氏名:高橋 裕樹
  研究期間: 2019年12月17日~2024年3月31日
  研究目的と意義: IgG4関連疾患は全身の臓器に線維性や肥厚性病変を示す慢性リンパ増殖性疾患です。標的臓器は多岐にわたり、IgG4関連涙腺・唾液腺炎(ミクリッツ病)、自己免疫性膵炎や硬化性胆管炎などもIgG4関連疾患として知られ、疾患概念は広がり続けています。
そこで本研究では、IgG4関連疾患(対象疾患を後述)に特異的な免疫複合体抗原が疾患ごとに存在するか否かを血清のイムノコンプレキソーム解析で調べます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
自己免疫性膵炎、IgG4関連涙腺・唾液腺炎、硬化性胆管炎、間質性腎炎、間質性肺炎、後腹膜線維症、縦隔線維症、リーデル甲状腺炎の患者さんで、2000年1月1日から、2019年5月30日の間に、上記の治療(検査)を受けた方を対象とします。
●利用する情報/試料
血清、性別、生年月日、疾患名、合併症、前治療、喫煙の有無、投与薬剤、治療効果、罹患臓器数、白血球数、CRP、血清IgG4値、IgG値、補体価
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
各試料中の免疫複合体を解析し、各疾患それぞれで特異的に検出される抗原タンパク質を血清から特定します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:大山 要(薬剤師)
    長崎大学生命医科学域(薬学系)実践薬学分野
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)8569
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 下顎骨形成術後の近位骨片の動態評価
  所属(診療科等): 長崎大学病院 口腔外科
  研究責任者(職名): 大場 誠悟 (准教授)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年12月17日~2023年3月31日
  研究目的と意義: 下顎骨形成術後の近位骨片の動態を確認することで、近位骨片の偏位を起こしやすい骨の移動様式が明確になる。この結果を参考に、術前にどのような症例が近位骨片の偏位を生じやすいかが明確になり、手術方法や治療計画の立案および術後管理の方法を変更することで、よりよい治療成果を獲得できる可能性があります。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2008年4月1日~2018年12月31日の間に長崎大学病院口腔外科で顎変形症の診断で下顎骨形成術を受けた患者さんが対象です。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、処置方法、術後の顎関節症状の有無、画像検査(X線画像、CT画像)
●研究方法
上記のカルテ情報および画像情報を用いて、手術後の骨片動態の評価を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:大場 誠悟(歯科医師)  長崎大学病院 口腔外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7704  FAX 095(819)7705
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 免疫複合体抗原の網羅的解析による
精神・神経疾患の疾患特異的な免疫反応点の探索
  所属(診療科等): 長崎大学生命医科学域(薬学系)実践薬学分野
  研究責任者(職名): 大山 要 (准教授)
  共同研究機関: 長崎大学生命医科学域実践薬学分野(代表施設)  氏名:大山 要
長崎北病院神経内科  氏名:佐藤 聡
熊本大学医学部附属病院神経精神医学講座  氏名:竹林 実
国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター臨床研究部
氏名:大盛 航
横浜市立大学医学部神経内科学・脳卒中医学  氏名:竹内 英之
  研究期間: 2019年5月21日~2024年3月31日
  研究目的と意義: パーキンソン病や統合失調症などの神経・脳疾患では、脳での免疫的な異常が病気の原因として注目されています。しかし、どのような免疫異常が脳でおき、疾患ごとにどう異なるかわかっていません。こうした点がわかれば、有効な治療法の開発につながります。この研究では、血液と脳脊髄液を使って脳以外と脳内でどんな免疫反応がおきているかを調べます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
ギランバレー症候群、先天性筋ジストロフィー、多発筋炎、皮膚筋炎、免疫介在性壊死性ミオパチー、封入体筋炎、重症筋無力症、自己免疫性脳炎、ウイルス性髄膜炎、統合失調症(急性一過性精神病性障害や気分障害)、アルツハイマー型認知症、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、パーキンソン病、パーキンソニズム疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症)、多系統萎縮症(シャイ・ドレーガー症候群、オリーブ橋小脳変性症、線条体黒質変性症)、神経精神ループス、神経ベーチェット病、神経スイート病、多発性硬化症、視神経脊髄炎、橋本脳症、筋萎縮性側索硬化症、正常圧水頭症、ナルコレプシーの患者さんで、2000年1月1日から、2019年5月30日の間に、上記の治療(検査)を受けた方を対象とします。
●利用する情報/試料
血清、脳脊髄液、性別、生年月日、疾患名、合併症、前治療、喫煙の有無、統合失調症については陽性・陰性症状・認知機能障害の有無とNMDA抗体ならびにVGKC検査の結果、パーキンソン病については睡眠障害や非運動症状、HLAタイプ、投与薬剤(治療開始3・6・12カ月後)、治療効果(治療開始3・6・12カ月後)、白血球数、CRP
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
各試料中の免疫複合体を解析し、各疾患それぞれで特異的に検出される抗原タンパク質を脳脊髄液と血清から特定します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:大山 要(薬剤師)
    長崎大学生命医科学域(薬学系)実践薬学分野
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)8569
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 膵臓がんを早期に発見し、精密診断するための画像診断薬の開発
  所属(診療科等): 長崎大学 医歯薬総合研究科 生命薬科学専攻 衛生化学分野
  研究責任者(職名): 淵上 剛志 (准教授)
  共同研究機関:

この研究は長崎大学病院のみで実施します。

  研究期間: 2019年7月9日~2022年8月31日
  研究目的と意義: 膵臓がんは、一般的に治りにくいがんと考えられていますが、早期に発見し、がんの性質を調べることができれば、治療成績が向上すると期待されます。そこで、私達の臨床研究では、患者さんの手術時に摘出した組織を対象として、現在開発している膵臓がんの早期発見と精密診断を行うための画像診断薬の有用性を調べることを目的としています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
・2011年4月1日~2022年3月31日の間に膵臓癌の可能性があると診断された方で、膵臓組織の検査を行った方
・検査時に20歳以上の方
●利用する情報/試料
本研究は下記の時点における情報を診療録より収集します。その他、生検前に患者背景を調べ、生検後の膵臓組織より作成したパラフィン切片を使って、組織の性質を事前に調べます。
1.患者背景:性別、合併症
2.病理検査: ① 画像診断薬(蛍光標識、放射標識)の標的への集積量
       ② 標的蛋白の発現部位、発現量
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
この研究では、膵臓癌の疑いのある患者の生検のために採取した膵臓組織を使って、組織の性質を調べるとともに、開発中の画像診断薬(放射性ナノボディ)の標的への結合性を調べます。この研究では以前生検を行った膵臓組織の余りを使って組織の性質を調べるとともに、開発中の画像診断薬の標的への結合性を調べます。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:淵上 剛志(薬剤師、薬学系教員)
    長崎大学 医歯薬総合研究科 生命薬科学専攻 衛生化学分野
 住所:〒852-8521 長崎市文教町1番14号
 電話:095(819)2442  FAX:095(819)2893
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 口腔擦過細胞診(液状細胞診)における人工知能のための診断基準の策定
  所属(診療科等): 長崎大学病院 口腔外科
  研究責任者(職名): 見立 英史 (講師)
  共同研究機関:

この研究は長崎大学を中心に福岡歯科大学、合同会社みらか中央研究所と実施いたします。

  研究期間: 2019年6月18日~2023年3月31日
  研究目的と意義: 口腔がんを診断する検査の1つである口腔擦過細胞診において、細胞の形態のデータセットを作成します。人工知能(AI)がプレパラートのどの部分を見て診断したかをこのデータセットを用いて学習し、解析します。このことから、口腔擦過細胞診におけるAIの診断基準の確立を目指します。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2011年4月1日~2021年3月31日の間に長崎大学病院口腔外科にて口腔擦過細胞診を行ない、結果が出ている患者さんを対象とします。
●利用する情報/試料
本研究は下記情報を診療録より収集します。
・患者背景:性別、年齢、現病歴、治療経過
・細胞診:プレパラート画像、診断結果
・組織診:プレパラート画像、診断結果
●研究方法
細胞診の画像を撮影し、匿名化して研究協力機関(長崎大学工学部、合同会社みらか中央研究所)に送ります。同機関ではデータベースの画像を訓練用とテスト用の2群に分け、クロスバリデーションによりAIで診断させます。その結果は、病理診断医による診断結果と比較することで正診率を出すとともに、どの部分を見て診断したのかを解析することで、AI専用の診断基準を策定します。福岡歯科大学は細胞診の診断について技術協力します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:見立 英史(歯科医師)  長崎大学病院 顎口腔再生外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7200
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 高齢者の智歯抜歯の臨床的検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 顎口腔再生外科
  研究責任者(職名): 朝比奈 泉 (教授)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年2月19日~2019年6月30日
  研究目的と意義: 高齢者は全身疾患を有することが多く、また智歯の骨性癒着により抜歯侵襲が大きくなることがあり、高齢者の智歯抜歯には慎重な治療計画の立案が必要です。そのため、高齢者の智歯抜歯の現状を把握し治療計画の見直しについて検討を行います。本研究により高齢者特有の術後合併症等の危険を今後の診療の中で回避できることが期待できます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2008年4月1日から2015年8月31日に長崎大学病院口腔外科で智歯を抜歯された75歳以上の後期高齢者の方を対象とします。
●利用する情報
診療録、および問診票より年齢および性別、既往歴、智歯周囲炎の病悩期間、部位、視診上の埋伏状態の情報。またパノラマX線撮影を用いた埋伏状態の分類、画像上の歯根膜腔の消失の情報。
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
診療録をもとに性差、部位、埋伏状態、画像上の歯根膜腔の消失、歯の骨性癒着の状態、術後合併症について検討を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:大場 誠悟(歯科医師)  長崎大学病院 顎口腔再生外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7704  FAX:095(819)7705
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 口腔腫瘍術後患者の口腔内環境変化について:
皮弁のボリュームについての経時的検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 顎・口腔再生外科
  研究責任者(職名): 見立 英史 (講師)
  共同研究機関: 福岡歯科大学 口腔・顎顔面外科学講座
  研究期間: 2018年5月22日~2020年3月31日
  研究目的と意義: 口腔腫瘍で切除した部位を再建することは、機能(咀嚼、嚥下、構音)および容貌の観点からとても重要です。再建手術を受けた患者さんは、術前と比べて食事がしにくくなります。そのため、栄養状態が術前から低下します。また、再建した組織(皮弁)も時間がたつにつれてボリュームが減少します。この2つに関係があるのか、過去のデータを基に検討することが目的です。もし関係が明らかとなれば、術後の栄養管理を維持することが、皮弁のボリュームを維持することに繋がり、ひいては機能と容貌の維持に繋がります。
  研究内容: ●対象となる患者さん
口腔がんの診断に対して、2008年4月1日から、2018年3月31日の間に、当科および共同研究機関において、切除および再建術を受けた患者さんを対象とします。
●利用する情報
治療時の年齢、性別、当院口腔外科(口腔顎顔面外科、顎・口腔再生外科)での治療経過と血液検査結果、今まで撮影したCT画像
●研究方法
上記の情報を用いて、血液検査結果とCT上での皮弁のボリュームについてのデータ解析を行い、相関があるか検討します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:見立 英史(歯科医師) 長崎大学病院 顎・口腔再生外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7704  FAX:095(819)7705
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 上顎洞の形態が上顎洞底挙上術による
骨造成術に与える影響に関する臨床的検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 顎口腔再生外科
  研究責任者(職名): 中谷 佑哉 (助教)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2017年11月21日~2020年12月31日
  研究目的と意義: 上顎洞の形態が上顎洞底挙上術による骨造成術に与える影響に関する臨床的検討を行い、簡便な診断基準、より確実な術式、治療計画の立案を提案することを目的とします。
  研究内容: ●対象となる患者さん
上顎骨臼歯部骨萎縮症の患者さんで、2009年7月1日から、2017年3月31日の間に、上顎洞底挙上術を受けた方
●利用する情報
診断名、性別、年齢、口腔内所見、既往症、合併症、パノラマエックス線画像およびCT 画像(術前・術直後・術後6 か月)、上顎洞底展開角、造成骨高径、挙上部に用いた移植補填材の種類
●研究方法
パノラマエックス線画像およびCT 画像を用いて、上顎第一大臼歯あるいは第二大臼歯部の冠状断で上顎洞鼻腔側壁と上顎洞外側壁とがなす角度(上顎洞底展開角)、既存の上顎洞底から造成した骨の高さまでの距離(造成骨高径)を計測し、上顎洞底展開角と造成骨高径との相関について評価を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:中谷 佑哉(歯科医師)  長崎大学病院 顎口腔再生外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7704  FAX:095(819)7705
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 人工知能と頭部X線規格写真を用いた顎顔面成長量の予測
  所属(診療科等): 長崎大学病院 矯正歯科
  研究責任者(職名): 吉田 教明 (教授)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2017年8月22日~2023年12月31日
  研究目的と意義: 顎顔面の成長量予測における人工知能技術の有用性を検討します。
  研究内容: ●対象となる患者さん
不正咬合で長崎大学病院矯正歯科に来院した患者さんで、2008年1月1日から、2017年7月31日の間に、側面頭部X線規格写真(顔の側面からのレントゲン写真)の検査を受け、かつ、撮影時に5~30歳の方。
●利用する情報
診断名、年齢、生年月日、性別、既往歴、身体所見(身長・体重・態癖・正貌・側貌)、画像検査(側面頭部X線規格写真)
●研究方法
成長前後の顔の側方からのレントゲン写真を人工知能プログラムに入力し、成長後のレントゲン画像を予測できるように人工知能を教育します。また、人工知能により予測された画像の精度を計測します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:吉田 教明(歯科医師)  長崎大学病院 矯正歯科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7669  FAX:095(819)7670
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 上顎洞底挙上術施行時に同時埋入したインプラント体の術後安定性に関する
臨床的検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 顎口腔再生外科
  研究責任者(職名): 中谷 佑哉 (医員)
  研究期間: 2017年1月24日~2019年12月31日
  研究目的と意義: 上顎洞底挙上術施行時に同時埋入したインプラント体の術後安定性に関する臨床的検討を行い、より確実な術式、治療計画の立案を提案することを目的とします。
  研究内容: ●対象となる患者さん
上顎骨臼歯部骨萎縮症の患者さんで、2010年2月1日から、2013年4月30日の間に、上顎洞底挙上術を受けた方
●利用する情報
診断名、性別、年齢、既往症、合併症、口腔内所見、パノラマX線画像・CT画像(術前・術直後・経過観察時)、インプラント埋入術時に使用したインプラント体の種類、挙上部に用いた移植補填材の種類、インプラント二次手術時に測定したインプラント安定指数(ISQ値)
●研究方法
パノラマエックス線画像およびCT画像を用いて、上顎洞底挙上部位に埋入したインプラント中央部の既存骨高径,骨嵌合高径比(既存骨高径/インプラント長径)を算出し、それぞれの数値とISQ値との関連性を分析します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:中谷 佑哉(歯科医師)  長崎大学病院 顎口腔再生外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7704  FAX:095(819)7705
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)