特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律(通称、統合型リゾート(IR)整備推進法)は、2016年12月26日に公布された。IRについては、その経済効果・雇用創出が期待される一方で、ギャンブル依存症に関する問題が懸念されている。
ギャンブル依存症は、以前は病的賭博(pathological gambling)と呼ばれていたが、DSM-5(米国精神医学会による診断基準)では、ギャンブル障害(gambling disorder)と呼ばれるようになっている。またギャンブル依存症と関連があるものとして、若者のゲーム依存症が大きな社会問題となっている。
ICD-11(世界保健機関による診断基準)には新しくゲーム行動症(gaming disorder)という診断カテゴリが設けられており、世界的に注目されている。
このような状況から、我々はギャンブル等依存症やそれとの関連が想定されるゲーム依存症についての対策を協議することを目的とした研究会を設立するものである。
スマートフォンやタブレットを利用した調査
県・市の教育委員会と連携し、各学校の児童生徒らにアンケートを実施
本研究会のメンバーとなっている各分野教員、医師、専門家や連携している長崎県依存症対策ネットワーク協議会に加え、主に佐世保エリアでのメンバー拡大を図り、研究会の活動をより実質的なものに進化させる。