長崎大学病院脳神経内科

学生・若手医師の皆さんへ

学生の皆さんへ

私たちの学生実習における基本方針

学生を一個人として尊重する。
学生に少しでも学びを得てもらえるように努力する。
学生指導を通して私たちも成長する。

臨床実習(ポリクリ)

患者さんと「人として」接する
 臨床実習にいどむ皆さんは、これまで、医学の基本と、病気について、授業と教科書を通して学んでこられました。
 臨床実習は、その知識を元に、患者さんと接していく、最初の場ということになります。しかし、皆さんの頭にある知識を現場でタイムリーにアウトプットすることは結構難しいものです。でも大丈夫です。ぜひ、医学生として、その難しさを実感して、繰り返し、アウトプットすることにチャレンジしてほしいと思います。その繰り返しが皆さんの臨床能力の礎となります。一方で、医学的知識のことばかりに気を向けすぎると、患者さんとの接し方を考えることがおざなりになることもあります。私にも経験があります。医療は人と人とのコミュニケーションで形成されています。そのことを現場で体感することで患者さんと「人として」接することの重要さを学んでいただければと思います。 臨床実習では、最初に神経診察の復習を行っていただきます。その後、患者さんの診察に挑んでいただきます。
 臨床実習は、2週間を脳神経外科と脳神経内科で1週間ずつ分けております。脳神経内科各スタッフ全員が必ずみなさんと接することを基本方針としています。スタッフ全員が臨床実習の学生をサポートします。気になることがあったら、誰でもいいので、声をかけてくださいね。

高次臨床実習 (クリクラ)

患者さんと「人として、医師として」接する
 これまで、臨床実習などで、患者さんと「人として」接してきた経験を活かし、次は「医師として」患者さんと接することを学んでほしいと思います。皆さんは患者さんの「副主治医」となり、日々の診療にあたっていただきたいと思います。自分の受け持ち患者さんの診療方針に責任を持つという気持ちで(実際の責任者はもちろん私達です)、チーム医療に取り組んでください。しかしながら、神経疾患の知識がすべて定着しているわけではないことは承知しています。学生の皆さんは全科の勉強をしなければならないので、わからないことが多くて当然です。それでも、前のめりになって、脳神経内科実習を行い、実際に体感して得られた知識は、深く強く、皆さんの、頭に、心に、残るはずだと思います。私達はそのサポートをすることが仕事であり、かつ喜びでもあります。
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