専門看護師・認定看護師会
専門看護師・認定看護師会とは
2006年度、長崎大学病院看護部管轄の下、3名の認定看護師による「認定看護師会」が発足しました。2009年度には、当院で専門看護師が新しく誕生したことを機に、「専門看護師・認定看護師会」と名称を改めました。
2023年4月現在、9名の専門看護師と28名の認定看護師が在籍しており、看護の質向上に寄与するため、隔月に定例会を開催しています。
本年度は、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)に伴い、病院における教育現場にも様々な影響がでています。集合研修から可能な研修に関してはe-learning研修へ変更するため、当院の専門看護師や認定看護師は、日々、音声付きの動画教材作成に尽力しています。どうしても集合研修が必要な場合は、参加者を最小限にして、同じ内容の研修を繰り返し行っています。特に、感染症指定医療機関である当院では、感染対策教育強化のため、多職種と協働して対応するスタッフの育成に迅速に取り組み、質の高い研修を継続的に行っています。
専門分野の垣根を越えたグループ編成で、研修企画や運営、症例検討や急変対応システムの構築、臨床で活用できるツールの開発、専門看護師・認定看護師を目指す人のためのサポート体制構築、院内認定者のグループ活動や専門看護師・認定看護師会の認知度を高めるための広報活動を行っています。
各グループの活動内容

■倫理グループ
- 看護職員の倫理的な看護実践能力の向上を図る目的で、「看護倫理」の専門コースを開催しています。
- 専門看護師(がん看護、慢性疾患看護、感染症看護、精神看護、老人看護)および認定看護師(がん性疼痛看護)を中心に企画し、多分野の視点を活かしながら倫理的問題の解決に向けた支援を行っています。(2020年度は中止、2021年度は開催予定)

■広報育成グループ

■急性期グループ
- 毎月のハリーコール症例や予定外ICU入室症例を振り返り、「急変する前・重症化になる前」の調査と現状分析を行っています。今後は、医療安全管理レベル向上のために、統一した急変前観察の教育と急変対応委員会設置などの組織体制を含む、院内急変前対応システムの構築に向け活動します。
