患者さん・一般の方へ

臨床研究に関する情報公開(オプトアウト) 【 放射線部 】
 下記の研究は、通常の診療で得られた診療情報をまとめたり、当院に保管してある検体(血液検体や病理標本等)を用いたりして行います。このような研究は、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開し、さらに患者さんが利用について拒否できる機会を保障することが必要とされています。
* 利用する情報や検体からは、お名前、住所など、直接同定できる個人情報は削除します。
また、研究成果は学会や雑誌等で発表されますが、その際も個人を特定する情報は公表しません。
* 研究のためにご自身の情報が使用されることを望まれない方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。その際は研究データの中からあなたの情報を削除いたします。ただし、問い合わせの時期や取り扱う情報によっては申し出に対応できない場合がございます。予めご了承ください。
* 情報利用の拒否を申し出ても不利益を受けることはありません。
* 研究に関する情報をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。お知りになりたい方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。
研究課題名 研究責任者
全国国立大学附属病院におけるCT撮影線量調査PDF 福田 徹
  研究課題名: Zero TEイメージングの臨床的有用性の検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 放射線部
  研究責任者(職名): 森川 実 (准教授)
  共同研究機関:

この研究は長崎大学病院のみで実施します。

  研究期間: 2019年7月9日~2023年6月30日
  研究目的と意義: MRIで撮像困難な骨や靱帯、クリップやコイル、ステント術後の脳血管を対象に、Zero TEイメージングを用いて、臨床的に役立つ画像を得るための研究を実施しています。被曝を伴うCTや脳血管造影と比較して、Zero TEイメージングが同等ないし優れた点があれば、CTや脳血管造影検査を減らすことができます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2019年7月9日から2023年3月31日の間に、MRI検査でZero TEイメージングが施行された患者さん
●利用する情報/試料
性別、生年月、年齢、身長、体重、臨床診断、合併症、MRI・CT・DSA画像
●研究方法
対象となる患者さんの検査情報、MRI・CT画像から、Zero TEイメージングに基づく形態や病変の診断における有用性について検討いたします。なお、MRI画像データは個人が特定できないように匿名化され、Zero TE イメージング開発者(GEヘルスケア・ジャパン株式会社、シーメンスヘルスケア株式会社)に、提供される場合があります。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:森川 実(医師)  長崎大学病院 放射線部
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7355  FAX:095(819)7357
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: Quantitative susceptibility mapping(定量的磁化率マップ)の臨床的有用性の検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 放射線部
  研究責任者: 森川 実 (准教授)
  研究機関:

この研究は長崎大学病院のみで実施します。

  研究期間: 2019年6月18日~2023年6月30日
  研究目的と意義: 通常行われているMRI検査(T2スター強調画像)を利用して、定量的磁化率マップ(QSM)を計算すると、正常組織や病変の磁化率の違いが定量化できるようになります。この研究ではQSMで、パーキンソン病関連疾患における黒質・線条体の性状評価を行います。診断能の向上や治療法選択に役立つ所見が得られることが期待されます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2019年6月18日から2023年3月31日の間に、頭部MRI検査でQSMが作成された患者さんを対象とします。
●利用する情報
性別、生年月、年齢、身長、体重、臨床診断、合併症、MRI・CT画像
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究の概要・方法
対象となる患者さんの検査情報、CT・MRI画像から、特徴的なMRの所見を抽出し、その所見に基づく診断の有用性について検討します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:森川 実(医師)  長崎大学病院 放射線部
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7355  FAX:095(819)7357
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 我が国の小児CT検査で患児が受ける線量の実態調査(2018)
  所属(診療科等): 長崎大学病院 医療技術部 放射線部門
  研究責任者(職名): 福田 徹 (診療放射線技師長)
  共同研究機関: 全国の国公私立大学附属病院や小児専門病院等の特定機能病院、各地域の基幹病院や特定機能病院(約1500施設)
詳しい共同研究機関を知りたい方は下記の問い合わせ先へご連絡ください。
  研究期間: 2018年12月11日~2021年3月31日
  研究目的と意義: 我が国で実施されている小児CT検査によって子供が受ける医療被ばく線量の全国実態調査を行い、小児CTの診断参考レベル改定に必要とされる線量データの収集を行います。前回の調査結果と比較を行うことにより、医療被ばく最適化に対する効果検証も行うことが可能となります。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2018年6月1日から、2020年2月28日(月~金)の診療時間内(夜間・休日を除く)に、CT検査を受けた小児患者さんを対象とします。
●利用する情報

対象となる小児の性別、年齢、体重、CT撮影部位、CT装置、撮影線量

本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
川崎医療福祉大学に上記の検査情報を提出し、医療被ばくの実態についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:福田 徹(診療放射線技師) 長崎大学病院 医療技術部放射線部門
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7435  FAX:095(819)7453
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)