臨床研究に関する情報公開(オプトアウト) 【 皮膚科・アレルギー科 】
下記の研究は、通常の診療で得られた診療情報をまとめたり、当院に保管してある検体(血液検体や病理標本等)を用いたりして行います。このような研究は、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開し、さらに患者さんが利用について拒否できる機会を保障することが必要とされています。
* | 利用する情報や検体からは、お名前、住所など、直接同定できる個人情報は削除します。 また、研究成果は学会や雑誌等で発表されますが、その際も個人を特定する情報は公表しません。 |
* | 研究のためにご自身の情報が使用されることを望まれない方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。その際は研究データの中からあなたの情報を削除いたします。ただし、問い合わせの時期や取り扱う情報によっては申し出に対応できない場合がございます。予めご了承ください。 |
* | 情報利用の拒否を申し出ても不利益を受けることはありません。 |
* | 研究に関する情報をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。お知りになりたい方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。 |
研究課題名 | 研究責任者 |
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油症患者における皮膚ガス含有成分の特徴を調査する継続研究 | 室田 浩之 |
皮膚悪性腫瘍レジストリ研究 | 鍬塚 大 |
弾性線維性仮性黄色腫の遺伝子検査および疫学調査、臨床経過に関する研究 | 室田 浩之 |
掌蹠末端黒子型黒色腫の外科的深部マージンと予後に関する多機関共同後方視的観察研究 | 鍬塚 大 |
特発性後天性全身性無汗症に対するステロイドパルス療法の治療成績:単施設後方視的研究 | 樋口 実里 |
新規乾癬患者の疫学調査 | 室田 浩之 |
新規乾癬患者の疫学調査 | 室田 浩之 |
研究課題名: | 悪性汗器官腫瘍に対する化学療法の有効性に関する後方視的検討 | |
所属(診療科等): | 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 | |
研究責任者: | 鍬塚 大 | |
研究機関: |
≪研究代表機関≫ 群馬大学医学部附属病院 皮膚科:安田 正人 ≪共同研究機関≫ 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科:鍬塚 大 その他、全国約30施設で実施しています。 詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。 |
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研究期間: | 2021年9月14日~2025年3月31日 | |
研究目的と意義: | 悪性汗器官腫瘍は皮膚がんの中でも稀な腫瘍であり、多くの場合は外科的切除により根治が可能ですが、リンパ節転移や遠隔転移をきたした場合、その希少性から有効性の高い薬剤の開発は進んでおらず、また、確立された治療方法もほとんどない状況です。本研究では、群馬大学医学部附属病院皮膚科を中心として、全国30施設と共同で研究を行うことにより、悪性汗器官腫瘍に対して、化学療法を受けた方に対して、臨床効果と有害事象の解析を行うことを目的とします。この研究解析結果をもとに、日本人における悪性汗器官腫瘍の治療方法確立の一助になり、多くの患者さんの治療と健康に貢献できる可能性があると考えます。 | |
研究内容: | ●対象となる患者さん 長崎大学病院皮膚科・アレルギー科において2010年1月1日から2020年12月31日までに悪性汗器官腫瘍と診断され、化学療法を受けた患者さんについて、その診療内容を記録した診療録(電子カルテ)の中から診療情報を抽出します。 |
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●利用する情報 年齢、性別、原発巣部位、原発巣サイズ、病歴に関する情報(前治療歴、後治療歴)、臨床病期、転移部位、血液所見(治療前血清LDH値, CEA)、病理学的所見(病型)、治療(投与薬剤、期間、中断、放射線療法)、治療反応性・予後、副作用を診療録より抽出します。 本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。 |
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●研究の概要・方法 対象の方の診療録から上記の診療録情報を抜き出し匿名化した後、治療経過や有害事象の発生割合などを明らかにするため、群馬大学医学部附属病院皮膚科(提供先)へ提供し、解析を行います。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:鍬塚 大 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7333 FAX 095(849)7335 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: | 皮膚腫瘍の臨床調査研究 | |
所属(診療科等): | 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 | |
研究責任者: | 鍬塚 大 (講師) | |
研究機関: | この研究は長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 のみで実施します。 | |
研究期間: | 2021年5月18日~2031年3月31日 | |
研究目的と意義: | 皮膚腫瘍の種類は多種多様であり、個々の皮膚腫瘍の疫学データの検証を行い、今後の診断治療につなげてゆくことは非常に重要です。ですが、長崎県での皮膚腫瘍の疫学データは乏しいのが現状です。長崎大学病院皮膚科・アレルギー科(以下当科)は長崎県の皮膚腫瘍の診断治療を行う主たる病院の一つです。本研究では、当科での皮膚腫瘍の疫学データを収集し詳しく解析することを目的とします。本研究を通じて、長崎県の皮膚腫瘍についてより的確な診断と治療法の開発に貢献できると考えます。 | |
研究内容: | ●対象となる患者さん 1990年1月1日から2020年12月31日までに当科を受診し、皮膚腫瘍と診断された患者さんを対象とします。 | |
●利用する情報 上記対象となる患者さんの患者背景、併用薬、併存疾患、臨床検査データ、腫瘍ができた部位、病理診断名、病期、治療歴、治療効果、治療経過、有害事象を抽出します。 本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。 |
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●研究の概要・方法 各皮膚腫瘍それぞれで収集したデータをまとめ、疫学的な特徴について検証します。次に、単年あるいは複数年で患者さんをまとめてデータを比較し、主に治療効果や予後についての検討を加えます。また、全国疫学データが存在する悪性黒色腫を代表とする皮膚悪性腫瘍については、本研究で得られたデータとの比較検討を行います。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:鍬塚 大(医師) 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7333 FAX 095(849)7334 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: | 皮膚リンパ腫臨床統計調査研究 | |
所属(診療科等): | 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 | |
研究責任者: | 竹中 基 (准教授) | |
研究機関: | ≪研究代表機関≫ 鹿児島大学病院 感覚器センター 皮膚科 講師 藤井一恭 ≪共同研究機関≫ 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科:竹中基 その他、全国約650施設で実施しています。 詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。 |
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研究期間: | 2021年3月16日~2030年12月31日 | |
研究目的と意義: | 皮膚リンパ腫は多数の疾患単位よりなり希少な疾患群であるだけでなく、民族間や人種間で疾患単位の構成は大きく異なっています。しかし、わが国においてはその基礎となるデータが不足しており、これまではわが国での発症症例数すら把握されていない状況でした。本調査研究は日本皮膚悪性腫瘍学会が主体となって全国レベルでの調査を実施するもので、これまで得られたデータから欧米などとの発症頻度に関する相違点が明らかになりつつあります。また、新規治療法の開発を考えるうえでも患者数や主要な年齢分布を知っておくことは重要です。 毎年継続的に全国レベルで皮膚リンパ腫の患者数を収集し、データとして蓄積することで疫学データの解析が可能になります。これによってわが国での皮膚リンパ腫患者の疫学的な特徴を明らかにできます。 |
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研究内容: | ●対象となる患者さん 2017年1月1日から2028年12月31日までに、鹿児島大学病院皮膚科を受診された皮膚リンパ腫の患者さんを対象にしています。 |
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●利用する情報 診療録から、①病型、②性別、③年齢、④病期、⑤選択した治療法、⑥治療効果、⑦転帰などを登録します。 本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。 |
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●研究の概要・方法 診療録から抜き出した①病型、②性別、③年齢、④病期、⑤選択した治療法、⑥治療効果、⑦転帰などデータを、鹿児島大学に送り、登録します。全国規模でデータを収集した後、統計学的な解析を行います。なお、患者さん個人が同定できる情報は登録しません。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:竹中 基(医師) 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7465 (皮膚科・アレルギー科 外来) 受付時間:月~金 9:00~12:00(祝祭日を除く) 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療相談室 095(819)7200 受付時間:月~金 8:30~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: | 皮膚腫瘍画像データセットの構築と診断支援プログラムの開発 | |
所属(診療科等): | 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 | |
研究責任者: | 室田 浩之 (教授) | |
研究機関: | ≪研究代表機関≫ 信州大学医学部附属病院 皮膚科:奥山 隆平 ≪共同研究機関≫ 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科:室田 浩之 その他、全国約10施設で実施しています。 詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。 |
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研究期間: | 2020年9月15日~2024年10月31日 | |
研究目的と意義: | 現在、信州大学医学部附属病院皮膚科において、全国から皮膚腫瘍および皮膚腫瘍とよく似た皮膚病変の画像を集め、ディープラーニングなどの手法を用いて人工知能の学習を行うことにより、診断支援プログラムの開発を行なっています。この診断支援プログラムにより皮膚病変の画像から皮膚腫瘍か皮膚腫瘍でないかを識別することができるにすることが目的です。当院では画像と関連する情報を提供するのみの形で信州大学の研究に協力します。 | |
研究内容: | ●対象となる患者さん 2005年1月1日から2020年5月31日までの期間に長崎大学病院皮膚科を受診し、皮膚腫瘍および皮膚腫瘍とよく似た症状を呈した方。 |
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●利用する情報 国籍、撮影時年齢、性別、メラノーマ既往歴、病変部位、病変サイズ、臨床画像(広範囲の顔面、広範囲の指紋、虹彩などの個人を特定できる画像情報を含まない)、診断名、画像撮影機器名、病理検査の有無など。 本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。 |
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●研究の概要・方法 ①全国から画像情報を収集します。 ②収集した画像を用いて人工知能の学習を行います。 ③画像から腫瘍かどうかを判断する診断支援プログラムを開発します。 ※今回、当院からは画像および先に記載した利用する情報を提供するのみの形で協力します。 提供先:信州大学医学部附属病院 皮膚科 提供方法:画像の提供はパスワードが設定されたインターネット上のファイルサーバを経由して行います。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:岩永 聰(医師) 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7333 FAX:095(849)7335 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: | トランスクリプトーム解析による皮膚疾患の臓器特異的な病態解明 | |
所属(診療科等): | 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 | |
研究責任者: | 室田 浩之 (教授) | |
研究機関: | ≪研究代表機関≫ 長崎大学 医歯薬学総合研究科(医学系) 研究代表者名:室田 浩之 ≪共同研究機関≫ 大阪大学 微生物研究所遺伝情報実験センター、大阪大学 皮膚科学 |
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研究期間: | 2018年11月5日~2028年3月31日 | |
試料・情報の利用 目的及び利用方法: |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:室田 浩之(医師) 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7333 FAX:095(819)7335 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |
研究課題名: | 長崎大学病院におけるパッチテストの陽性率の年次的推移と 全国の陽性率との相違に関する研究 |
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所属(診療科等): | 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 | |
研究責任者(職名): | 田﨑 典子 (医員) | |
共同研究機関: | この研究は長崎大学病院のみで実施します。 | |
研究期間: | 2019年10月22日~2024年3月31日 | |
研究目的と意義: | 本研究の目的は長崎大学病院で施行したジャパニーズスタンダードアレルゲンと金属アレルゲンのパッチテストの各アレルゲンに対する陽性率を調べて全国規模での陽性率の報告と比較することで、長崎大学病院における接触皮膚炎の原因の特徴を明らかにすることです。このように長崎大学病院独自の傾向を把握することで、接触皮膚炎、難治性湿疹皮膚炎、痒疹の原因やアトピー性皮膚炎の増悪因子などをより効率的に検索でき、適切な治療と生活指導が可能になります。 | |
研究内容: | ●対象となる患者さん 2010年4月1日から、2022年3月31日の間に、ジャパニーズスタンダードアレルゲンもしくは金属アレルゲンのパッチテストを受けた方を対象とします。 |
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●利用する情報 年齢、性別、パッチテストの検査結果、臨床診断、病変部位、職業歴、趣味、臨床写真 本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。 |
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●研究方法 上記のカルテ情報を用いて、長崎大学病院における各アレルゲンの陽性率についてデータ解析を行います。 |
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問い合わせ先: | 【研究担当者】 氏名:田﨑 典子(医師) 長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科 住所:長崎市坂本1丁目7番1号 電話:095(819)7333 FAX:095(819)7335 【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く) 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く) |