患者さん・一般の方へ

臨床研究に関する情報公開(オプトアウト) 【 消化器内科 】
 下記の研究は、通常の診療で得られた診療情報をまとめたり、当院に保管してある検体(血液検体や病理標本等)を用いたりして行います。このような研究は、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開し、さらに患者さんが利用について拒否できる機会を保障することが必要とされています。
* 利用する情報や検体からは、お名前、住所など、直接同定できる個人情報は削除します。
また、研究成果は学会や雑誌等で発表されますが、その際も個人を特定する情報は公表しません。
* 研究のためにご自身の情報が使用されることを望まれない方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。その際は研究データの中からあなたの情報を削除いたします。ただし、問い合わせの時期や取り扱う情報によっては申し出に対応できない場合がございます。予めご了承ください。
* 情報利用の拒否を申し出ても不利益を受けることはありません。
* 研究に関する情報をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。お知りになりたい方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。
研究課題名 研究責任者
切除不能・再発胆道癌に対するゲムシタビン併用化学療法に関する多施設共同観察研究PDF 本田 琢也
進行再発胃癌に対する Trifluridine/Tipiracil±Ramucirumabの有効性、安全性に関する多施設共同後方視的観察研究 (HGCSG2302)PDF 園田 悠紀
十二指腸非乳頭部腫瘍に対するUnderwater Cold Snare Polypectomy(UCSP)の深部切除能に関する前向き研究PDF 橋口 慶一
AJM300 治験(CT3試験)保存血清を利用したバイオマーカーの測定、自覚症状改善時期及び寛解維持治療薬調査〜ASPECT study〜PDF 松島 加代子
免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連肝障害のリスク因子の検討PDF 福島 真典
膵癌の予後とexcision repair cross-complementation group(ERCC)ならびにその一塩基多型(SNPs)との関連評価PDF 髙橋 孝輔
長崎大学病院における、新型コロナウイルス感染症流行期間中の肝臓外来紹介患者の特徴PDF 福島 真典
結腸癌の線維化の質は潜在的な転移・再発リスクの因子となるかの検討PDF 中尾 一彦
切除不能・再発膵癌に対するリポソーム型イリノテカン及びFU/LV療法における予後予測・効果予測バイオマーカーの検証:NAPOLEON 2 study のデータを用いてPDF 荒木 智徳
悪性胃流出路閉塞に対する被覆型金属製消化管ステントと非被覆型金属製消化管ステントを比較する国際多機関共同後ろ向き比較研究PDF 髙橋 孝輔
当院における膵管内乳頭粘液性腫瘍の経過観察例の長期予後と膵癌サーベイランスの成績の検討PDF 嶋倉 茜
慢性肝疾患患者における飲酒状況の多施設共同縦断調査PDF 宮明 寿光
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)肝硬変に対する肝移植後の再発、予後の検討 PDF 宮明 寿光
九州山口地区における近年EUS-BD導入施設の初期成績PDF 髙橋 孝輔
非アルコール性脂肪性肝疾患/アルコール関連肝疾患の病態形成にインフラマソームが果たす役割の解明PDF 福島 真典
肝硬変症例の肝発癌、進展に腸内細菌叢が与える影響の解析PDF 田島 和昌
慢性肝疾患症例の肝不全病態における腸管粘膜透過性マーカー血中濃度の解析PDF 三馬 聡
C型肝硬変患者における肝病態進展バイオマーカーの探索PDF 中尾 一彦
不顕性肝性脳症の診断に関わる、臨床パラメータの探索PDF 福島 真典
C型肝炎患者のIFN-free DAA治療によるウイルス排除後長期経過の解析(多機関共同研究)PDF 三馬 聡
生体肝移植後胆管吻合部狭窄に対する内視鏡治療の有効性の検討PDF 嶋倉 茜
IgG4関連消化管病変の診断基準ならびに治療方針の確立を目指した研究PDF 小澤 栄介
イムノコンプレキソーム解析による自己免疫性肝炎症例の新規特異的抗原同定PDF 松尾 諭
アルコール性肝障害/依存症を有する患者に対するナルメフェンの飲酒量低減治療後の肝機能の推移PDF 宮明 寿光
咽頭表在癌に対する内視鏡治療効果の検討PDF 田渕 真惟子
胆汁中エクソソームを用いた生体肝移植後肝再生におけるバイオマーカー同定PDF 三馬 聡
B型肝炎の治療に向けたB型肝炎ウイルスに対する抗ウイルス抑制因子APOBEC3の影響についての検討PDF 三馬 聡
切除不能・再発膵癌に対するリポソーム型イリノテカン+フルオロウラシル+レボホリナート療法関する多施設共同観察研究(後向きパート)PDF 本田 琢也
急性胆嚢炎に対する内視鏡的経乳頭的胆嚢ドレナージの有用性と安全性に関する観察研究PDF 髙橋 孝輔
膵癌に対するFOLFIRINOX 療法の治療効果予測における新規 ERCC 1 抗体の有用性に関する研究PDF 髙橋 孝輔
膵頭十二指腸切除術 (PD) 後の非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD) に patatin-like phospholipase domain containing 3 protein (PNPLA3) , transmembrane 6 superfamily member 2 (TM6SF2) 遺伝子多型が与える影響の単施設観察研究PDF 小澤 栄介
B型慢性肝炎の核酸アナログ治療でみられる薬剤低反応性症例に関連する因子の検討PDF 三馬 聡
移植待機の門脈圧亢進症患者 に対し 肺動脈圧スクリーニング目的で心エコー図検査を施行すべき症例を拾い上げるための検査項目の同定PDF 田島 和昌
診療情報を利用した後ろ向き検討と患者アンケートを組み合わせた炎症性腸疾患患者に対する遠隔診療の最適化を目的とする研究PDF 永松 雅朗
粘膜下局注を併用したCold snare polypectomy の有用性と安全性の検討PDF 赤司 太郎
  研究課題名: 消化器癌に対する免疫チェックポイント阻害剤療法の
有効性・安全性に関する単施設観察研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 園田 悠紀
  研究機関: この研究は長崎大学病院 消化器内科のみで実施します。
  研究期間: 2021年10月19日~2025年3月31日
  研究目的と意義: 日常臨床における治癒切除不能進行消化器癌に対する免疫チェックポイント阻害剤療法の有効性、安全性、効果予測因子を検討し、今後の日常臨床における消化器癌の診療の一助とします。
  研究内容: ●対象となる患者さん
以下の条件(基準)を満たす患者さんが対象になります。
・2019年4月1日から2023年3月31日まで当科に通院または入院し、免疫チェックポイント阻害剤療法を開始した20歳以上の治癒切除不能進行消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌、膵癌、胆管癌、肝臓癌、消化器神経内分泌腫瘍)および原発不明癌や肉腫(消化管間質腫瘍を含む)患者さん。
また、以下に該当する患者さんは対象になりません。
・ステロイド薬またはその他の免疫抑制薬の継続的な全身投与(内服または静脈内)を受けている。
・重篤な合併症(心不全、腎不全、肝不全、腸管麻痺、腸閉塞、コントロール不良の糖尿病、コントロール不良の高血圧症、全身的治療を要する感染症など)を合併している。
・日常生活に支障をきたす精神疾患または精神症状を合併しており試験への参加が困難と判断される。
この他、治療歴や現在の病状、服薬中のお薬などを担当医師が確認し、研究への参加が可能かを総合的に判断します。
●利用する情報
患者背景:癌腫、性別、年齢、病理組織型、初診時進行度、転移臓器部位、転移臓器個数、前治療歴(手術歴の有無、放射線治療歴の有無、使用した抗癌剤、化学療法レジメン数)など
臨床検査所見
画像検査(胸腹部CT、内視鏡):標的病変の腫瘍径、新規病変の有無
治療経過
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
免疫チェックポイント阻害剤療法を行った消化器癌患者の診療経過(治療内容や検査結果等)を観察し、免疫チェックポイント阻害剤療法の治療効果や副作用について調査します。調査の対象期間に行う検査は全て診療として行うもので、この研究のために追加して行う検査などはありません。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:園田 悠紀  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)に対する
抗TNFα製剤の治療効果の男女差についての検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 猪股 寛子
  研究機関: 本研究は長崎大学病院 消化器内科を中心に長崎県五島中央病院との2施設で実施します。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年8月17日~2024年3月31日
  研究目的と意義: 【目的】
抗TNF-α製剤は中等症以上のステロイド抵抗性・依存性を呈する難治性潰瘍性大腸炎(UC)、重症クローン病(CD)に対して使用されています。 UCとCDに対して現在日本で保険適応となっている抗TNF-α製剤にはインフリキシマブ(IFX)、アダリムマブ(ADA)、ゴリムマブ(GLM)の3剤があります。関節リウマチや乾癬においては、患者さんの性別が抗TNF-α製剤の継続中止や抗TNFα製剤間の切り替えと関連していることが既に報告されています。また、海外ではUC・CD患者における抗TNF-α製剤の性差による治療効果や製剤間の切り替えに関する報告はあるものの、一定の見解を示すものはではなく、日本において同様の内容を示す研究はまだありません。本研究の目的は、日本人における抗TNF-α製剤の治療効果に性差があるかどうかを明らかにすることです。
【意義】
この研究の意義は本研究の結果により、性差を考慮した薬剤選択を行うことで、既存の治療選択方法よりも治療効果を高めることです。
  研究内容: ●対象となる患者さん
以下のすべてを満たす患者さんを対象とします。
① 当院、および本研究に参加する関連施設のUC・CD患者さん
② 2010/1/1~2019/12/31までに抗TNF-α製剤が投与された患者さん(期間中IFX、ADA、GLMのうちのいずれか単剤、もしくは期間中の薬剤変更による複数薬剤投与した患者さんをすべて含む。)
●利用する情報
患者背景、治療薬、治療期間、治療効果、採血結果、内視鏡所見
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
上記の情報をカルテから収集し、治療薬に対する短期的効果(治療開始8週)と長期的効果(治療開始8週以降)について、男女差が見られるかどうかを採血結果、臨床的活動性指標、内視鏡スコアを用いて評価します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:猪股 寛子 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: リアルワールドデータを用いた切除不能進行肝細胞癌に対する
薬物療法に関する多施設共同後向き研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 中尾 一彦 (教授)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
久留米大学医学部 内科学講座 消化器内科部門
研究責任者:鳥村拓司
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 消化器内科:中尾一彦
その他、全国約16施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年6月22日~2026年3月31日
  研究目的と意義: この臨床研究の目的は、日本における切除不能な肝細胞がんに対して行われている全身薬物療法の診療情報を収集することによって、治療内容や治療成績などのデータを構築することです。これらの収集したデータを用いて、治療方法や治療成績を明らかにすることが出来るのではないかと期待しています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
・組織学的または臨床的に肝細胞癌と診断された方
・切除不能性進行肝細胞に対して通常診療において全身薬物療法が行われた方
・治療時の年齢が20歳以上の方
・測定可能な病変を有する方
・本臨床研究に対して研究対象者本人から文書による同意が得られた方
●利用する情報
年齢、性別、病歴、既往歴、治療歴、血液検査データ、画像データ、有害事象、治療経過
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
診療記録、検査データ等の臨床情報を統計解析のため久留米大学へ個人を特定できない形で電子媒体により提供します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:佐々木 龍(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 非アルコール性脂肪性肝疾患における発癌に特異的な病理学的因子の検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 別府 麻美 (医員)
  研究機関: この研究は長崎大学病院 消化器内科のみで実施します。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年6月22日~2023年3月31日
  研究目的と意義: ●背景と目的
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は最も多い肝疾患の一つとされ、肥満者の増加につれ、わが国でも増加傾向にあります。これまで肝癌の原因とされたウイルス性肝疾患が排除、コントロールされるようになり、今後非ウイルス性の肝癌が増加することが予想されています。線維化の進行が脂肪性肝疾患の肝発癌のリスク因子であるとされていますが、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の発癌率は年0.1%未満と低値であり、大規模な患者集団からハイリスク症例を絞り込むことが重要な課題です。
近年、病理標本をデジタル化し、線維化や脂肪化といった病理像の分布や質といった350のパラメーターからなる病理所見を画像解析ソフトの使用により網羅的に測定できるようになりました。デジタルデータへ変換した病理組織(Whole Slide Image(WSI))を利用し、様々な病理所見を定量化することで、発癌リスク因子を見出すことができる可能性があります。
●意義
NAFLDの診断で、線維化進行した症例(F3以上)の経過中に発癌した症例と、同程度に線維化が進行した非発癌症例の病理所見を比較検討し、発癌のリスク因子となり得る病理所見を明らかにすることを目的とします。
また発癌症例の診断時病理所見と、発癌時病理所見とを比較することで経時的変化に関しても検討し、特有の所見を明らかにすることを目的とします。本研究によりNAFLDの発癌のリスク因子が明らかになれば、リスク群の囲い込みに有用となると考えられます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
① 2001年1月1日~2018年3月31日の間に非アルコール性脂肪性肝疾患の診断で肝生検を施行された患者さん
② 病理組織像が線維化進展例(F3以上)
③ 対象期間中に年齢が20歳以上の患者さん
④ 性別:男女問わない
●利用する情報/試料
以下の情報を肝生検以前3か月以内の直近のデータをカルテより収集します。なお、経過中発癌した症例では肝生検以前3か月以内の直近のデータに加え、肝癌診断時から3か月以内の直近のデータに関しても収集し、経時的変化に関して評価します。
・患者背景:年齢、性別、身長、体重、BMI、合併症、既往歴、治療歴
・血液学的検査:白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、血小板数
・血液生化学検査:総タンパク、アルブミン、AST、ALT、LDH、ALP、γGTP、T-bil、D-bil、血糖、総コレステロール、中性脂肪、LDL、HDL、尿酸、CK、Na、K、Cl、BUN、Cre、AFP、PIVKA-Ⅱ、NH3、CRP、ヒアルロン酸、4型コラーゲン7S、HbA1c、M2BPGi
・凝固検査:PT、APTT
・画像検査所見:腹部エコー検査(CAP、VTQ、Fibroscan)、CT検査、MRI検査にて脂肪肝の有無、肝癌の有無、腹水の有無
・肝生検で採取した肝組織像(HE染色、EVG染色、シリウスレッド染色)
・生検日、最終観察日
試料として肝組織標本を用います。
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
本研究ではNAFLDの診断で肝生検を施行された線維化進行症例(F3以上)の症例を選択し、研究対象者の診療録より情報を収集すると共に、長崎大学病院移植・消化器外科および病理部で保管してある肝生検組織を用いて、その後の経過で発癌した症例と非発癌症例を比較します。シリウスレッド染色を行い、Whole Slide Image(WSI)をweb上に登録し、受託施設にて膠原繊維、弾性繊維、脂肪化等の定量化や分布等の病理パラメーターの評価を行います。また発癌症例の診断時病理所見と、発癌時病理所見とを比較することでその経時的な変化を同様に検討します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:別府 麻美(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 長崎大学病院における表在型食道癌に対する内視鏡治療(粘膜下層剥離術・光線力学療法)を中心とした集学的治療後の長期予後についての検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科 光学医療診療部
  研究責任者: 山口 直之
  研究機関: この研究は長崎大学病院 消化器内科のみで実施します。
  研究期間: 2021年4月20日~2030年1月31日
  研究目的と意義: 食道表在癌に対しては現在内視鏡治療が第一選択となっており、当院においても2007年より食道粘膜下層剥離術(食道ESD)を施行し、良好な成績を得ています。さらに内視鏡治療適応外の病変(粘膜下層浸潤をきたす病変)に対して、外科切除や化学放射線療法(CRT)に加え、局所切除可能な病変に対しては食道ESDを施行した後に追加CRTを行うことも治療選択肢としています。さらにCRT後の局所遺残/再発病変に対しては追加内視鏡治療(サルベージ内視鏡治療と言います)を実践しています。本研究では、当院におけるこれまでの食道ESD症例、追加治療(CRT・外科切除)を行った症例の治療成績(治癒切除率、再発率)ならびに長期予後を調査します。またCRT後局所遺残/再発病変に対するサルベージ内視鏡治療後の長期予後を評価し、食道癌治療の新たなオプションとしての可能性を検討します。
今後、このような低侵襲な内視鏡治療の需要は今後一層増すことが予想されるため、本研究により内視鏡治療が高齢者を含む全ての方においても安全で有効な治療法であることを示す必要があると考えており、年齢層別解析も行い高齢者に対する内視鏡治療の有効性(治癒切除率、再発率、長期予後)・安全性(治療合併症率など)も評価します。
  研究内容: ●対象となる患者さん
長崎大学病院消化器内科で2007年1月1日~2019年7月31日までに当院で表在型食道癌の診断を受けた方でA~Cのいずれかに該当する患者
A.食道ESDを施行され病理診断の結果治癒切除であった方
B.食道ESD施行され病理診断の非治癒切除例と診断され追加治療(CRT、外科治療)を行った方
C.術前診断において内視鏡治療適応外と診断され、CRTを施行された後に局所再発を認めた方(サルベージ内視鏡治療を行った患者を含む)
●利用する情報
病歴(年齢、性別)、内視鏡所見、病理所見、治療経過など。
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
本研究は既存の情報を用いる観察研究のため、新たな試料採取・情報収集は行いません。
対象となった症例について、診療録より上記の情報を集計し、治療成績・治療経過の解析を行います。また、65歳未満の非高齢者、65〜74歳の前期高齢者、75歳以上の後期高齢者に層別化し、合併症発現率の比較や長期予後の比較検討を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:山口 直之(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 炎症性腸疾患患者に発生した
腫瘍性病変の診断、治療、予後に関する多施設共同研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 松島 加代子
  研究機関: ≪研究代表機関≫
九州大学病院 消化管内科:北園 孝成
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 消化器内科:松島 加代子
その他、九州の約30施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年4月20日~2024年3月31日
  研究目的と意義: *背景
炎症性腸疾患における悪性腫瘍では早期に見つけることが困難です。また、消化管以外にも通常の癌や他臓器の悪性腫瘍が合併する場合もあり、治療が困難になることもあります。
*目的
炎症性腸疾患における悪性腫瘍を発症した患者さんの臨床的特徴を集積することで、病変の発見のための消化管検査方法や適切な治療方法が明らかにしたいと考えています。
*意義
炎症性腸疾患の患者さんにおける腫瘍の発生について、適切な検査法で速やかに発見し、適切な治療法へつなげることが期待されます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
長崎大学病院消化器内科(2009年までは第二内科および第一内科)2008年1月1日から2020年12月31日までの間に、潰瘍性大腸炎あるいはクローン病で通院歴のある患者さんのうち、期間内にIBD関連腫瘍あるいは他臓器悪性腫瘍が発見された方を対象とさせて頂く予定です。
●利用する情報
カルテより下記の情報を取得します。
〔取得する情報〕
①臨床背景因子・臨床検査所見
腫調査年月日、診断名、生年月日、性別、悪性腫瘍既往歴、IBD家族歴、大腸癌家族歴、喫煙歴、IBD発症年月・年齢、罹患範囲、臨床病型、腸管合併症の有無、腸管外合併症の有無、視鏡検査年月・所見、放射線画像検査年月・所見、サラゾスルファピリジン/5-アミノサリチル酸製剤使用歴、ステロイド製剤使用歴、免疫調節薬使用歴・種類・投与期間、生物学的製剤使用歴・種類・投与期間、腫瘍診断後の免疫調節薬・生物学的製剤継続の有無瘍に関する情報
②腫瘍に関する情報
③診断時年月、年齢、腫瘍発生部位、個数、診断に用いた検査法、内視鏡検査所見、放射線画像検査所見、生検方法、瘻癌の生検方法、生検組織所見、診断時腫瘍マーカー(CEA,CA19-9)、治療法、術式(手術例のみ)、切除標本組織所見(実施例のみ)、病期(深達度,TNM分類,Stage)、治療経過
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
取得した情報は長崎大学病院で名前や生年月日など個人情報が識別できる情報を削除(このことを「匿名化」といいます)した上でIBD関連腫瘍の病状および治療経過に関する詳しい分析が行われます。
匿名化された情報を他機関へ送付することを希望されない場合は、送付を停止いたしますのでご連絡ください。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:松島 加代子(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 生体試料からの遺伝子発現プロファイルを用いた食道がんサブタイプ分類と治療効果との関連に関する臨床評価試験 付随研究
~外科治療成績との関連についての解析~
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 中尾 一彦 (教授)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
京都大学医学部附属病院 腫瘍内科  氏名:武藤 学
データは代表施設のみに送付され、他の共同機関では使用されません。本研究の共同研究機関をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 消化器内科:中尾 一彦
その他、全国10施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年3月16日~2026年1月14日
  研究目的と意義: 「生体試料からの遺伝子発現プロファイルを用いた食道がんサブタイプ分類と治療効果との関連に関する臨床評価試験(SUCCESS試験)」をおこなってきました。この試験では、化学放射線療法の効果はサブタイプによって予測できることが考えられますが、同じように外科治療に適したサブタイプがあるか解析しようとする研究です。
  研究内容: ●対象となる患者さん
「生体試料からの遺伝子発現プロファイルを用いた食道がんサブタイプ分類と治療効果との関連に関する臨床評価試験(SUCCESS試験)」(長崎大学病院倫理委員会許可番号15022331)(UMIN000016141)に参加いただいている方で外科手術をうけた患者さん
●利用する情報
今回の調査研究の対象はこれまでに上記試験に参加いただいている患者さんのカルテ(上部消化管内視鏡検査結果、CT検査結果、術式、術後合併症、手術標本の病理学的解析等を含む)
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
「生体試料からの遺伝子発現プロファイルを用いた食道がんサブタイプ分類と治療効果との関連に関する臨床評価試験(SUCCESS試験)」(長崎大学病院倫理委員会許可番号15022331)(UMIN000016141)へすでにご参加いただいた患者さんのデータをもちいて外科治療成績との関連を解析します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:松島 加代子(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 食道アカラシアを含む食道運動異常症の大規模診療データベースの解析
-Japan Achalasia multicenter study-
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 塩田 純也 (助教)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
昭和大学江東豊洲病院消化器センター:井上 晴洋
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 消化器内科その他、全国13施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年3月16日~2025年3月31日
  研究目的と意義: 食道アカラシアを含む食道運動異常症は原因不明の疾患群であり生活の質の低下が著しいため、病態解明や治療法の開発が喫緊の課題となっています。しかしながら、食道アカラシアを含む食道運動異常症の発生頻度は非常に低く、単施設においての症例に蓄積には限界があります。そのため、病態や診療の実態を明らかにするためには多施設での検討が必要であり、本邦において最も大規模な食道運動異常症のデータベースを作成し解析することで、本邦における食道運動異常症の患者の特徴・診断・治療内容・治療効果などを明らかにすることを目的としています。本邦において食道運動異常症の診断やクリニカルアウトカムについてこれほどまでに大規模な研究はなく、本研究により、日本の臨床医、そして世界にむけてエビデンスを発信できると考えています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
長崎大学病院消化器内科で2010年1月1日~2020年12月31日までに高解像度食道内圧検査機器(High resolution manometry)・上部消化管内視鏡検査・食道透視などの検査で食道運動異常症と診断された患者さんが対象になります。
●利用する情報
病歴(性別、生年月、身長、体重、診療記録)、血液検査結果、内視鏡検査結果、CT検査結果など。
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
電子カルテに保存されている病歴、血液検査結果、内視鏡検査結果、画像検査結果などを利用します。使用するデータは個人が特定されないように匿名化を行います。本研究は本学を含めた多施設共同研究であり、情報は匿名化され研究参加機関で電子的配信で共有します。研究の成果は、学会や専門誌などの発表に使用される場合がありますが、名前など個人が特定できるような情報が公表されることはありません。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:塩田 純也(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: AIを用いた膵神経内分泌腫瘍の術後再発予測モデルの構築:
多施設共同後方視的研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 小澤 栄介 (助教)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
九州大学病院 消化器内科:大野 隆真
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 消化器内科:小澤 栄介
その他、全国の約15施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年1月19日~2025年8月31日
  研究目的と意義: 膵神経内分泌腫瘍は膵悪性腫瘍の中で2番目に多い悪性腫瘍であり、近年増加の一途を辿っています。治療として外科的切除が行われますが、現在のところ切除後の再発リスクを予測することは困難です。そこで我々は。これまでに切除された膵神経内分泌腫瘍の方の臨床情報と、人工知能(AI)を用いて膵神経内分泌腫瘍の術後再発リスクにかかる因子の解明を試みます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
1987年1月1日から2020年7月31日までに膵神経内分泌腫瘍に治癒切除を施行された方。
●利用する情報/試料
電子カルテを用いた診療録(経過・治療内容など)、検査データ(血液生化学検査、血液培養検査など)、画像データ(造影CT・MRIなど)などの情報収集を行います。
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
収集した情報を研究事務局(九州大学病院肝臓・膵臓・胆道内科)に提供いたします。また臨床上必要で採取された生検組織や切除検体の一部もしくは余剰検体を研究事務局に提供します。
提供された臨床情報とAIを用いて膵神経内分泌腫瘍における術後再発予測モデルを作成し、予測モデルの術後再発の割合、予後・術後再発規定因子、術後、治療経過の評価を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:小澤 栄介(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 膵腫瘍に対する超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA)後の
穿刺経路腫瘍細胞播種(Needle tract seeding)の三次調査
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 小澤 栄介 (助教)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
和歌山県立医科大学付属病院 第二内科 教授 北野 雅之
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 消化器内科 小澤 栄介
その他、全国の日本膵臓学会会員が所属する施設において実施しています。詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2020年11月17日~2020年12月31日
  研究目的と意義: 膵腫瘍に対し超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA)を施行した際、その穿刺経路に腫瘍細胞をばらまいてしまう腫瘍細胞播種(Needle tract seeding)を来す可能性が報告されている。本来であれば長期予後が期待できる膵腫瘍切除症例においてNeedle tract seedingが顕在化することが問題となっている。そこで本研究は、我が国における膵腫瘍に対するEUS-FNA後Needle tract seedingの実態を後向きに調査し、その結果が今後の臨床に役立つものであると考えている。
  研究内容: ●対象となる患者さん
・同意取得時に20歳以上の患者さん
・膵腫瘍に対しEUS-FNAが施行された患者さん
・膵腫瘍に対しEUS-FNA施行後の経過中にNeedle tract seedingを来した患者さん
●利用する情報
・Needle tract seeding症例におけるEUS-FNAの詳細(穿刺経路、穿刺回数、穿刺針の種類、FNA時の偶発症の有無とその内容)
・Needle tract seeding症例における膵腫瘍の詳細(存在部位、病期、腫瘍サイズ、FNAにおける組織診断、外科切除標本による最終組織診断)
・Needle tract seedingが顕在化するまでの期間
・Needle tract seeding病変の部位と最終組織診断
・治療経過
・本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
当施設ではこれまでに一次調査、二次調査を行い、EUS-FNAの総施行件数、needle tract seeding発生数を調査した。
本研究である三次調査は、先の二次調査でneedle tract seedingを確認された症例の詳細を調査することである。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:小澤 栄介(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 肝移植後プロトコール肝生検の有用性の解析
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 成田 翔平 (医員)
  研究機関: この研究は長崎大学病院 消化器内科のみで実施します。
  研究期間: 2020年7月21日~2023年12月31日
  研究目的と意義: 肝移植後の患者さんの中には血液検査などに異常がなくても、肝臓の組織に炎症や線維化がみられる方がいます。通常、肝炎などではこの組織の異常は肝硬変になるリスクとなります。そのため、当院では、肝機能障害の有無に関わらず、数年に1回、経皮的肝生検検査を施行し肝病態評価を施行し(「プロトコール肝生検」)、必要に応じて治療を行っています。実際に治療介入が肝病態の改善につながっていますが、本研究ではプロトコール肝生検の有用性をまとめ、より明確にすることを目的としています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
① 肝移植術後6ヵ月以上経過し、2012年4月から2018年10月までに当院で肝移植後肝生検を受けた患者さん
② 肝生検を受けた時点の年齢が20歳以上の患者さん
*肝生検検査以前6ヵ月間に血液検査を受けていない患者さんは対象外になります。
●利用する情報/試料
・年齢、性別、身長、体重、合併症、既往歴、肝炎治療歴、肝癌治療歴
・血液学的検査:白血球数、赤血球数、ヘモグロビン、血小板数、HLA
・血液生化学検査:総タンパク、アルブミン、AST、ALT、LDH、ALP、γGTP、T-bil、D-bil、血糖、総コレステロール、中性脂肪、LDL、HDL、尿酸、CK、Na、K、Cl、BUN、Cre、AFP、PIVKA-2、NH3、CRP
・凝固検査:PT
・ウイルス学的検査:HBV、HCV
・画像検査所見:腹部エコー検査、CT検査、MRI検査
・体組成検査結果
・既に採取されている保存血清によるHLA型解析
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
これまで肝移植後プロトコール肝生検を行った症例のカルテ情報、保存血清を調べ、治療介入を行った患者さんやそれによって病態改善が得られた患者さんの割合を明らかにします。さらに治療介入の必要性を予測できるような情報がないかを臨床背景、血液検査データを調べて、統計学的に明らかにします。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:成田 翔平(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 内視鏡的乳頭切除の後ろ向き多施設観察研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 小澤 栄介 (助教)
  研究機関: 共同研究代表者 東京医科大学 消化器内科       糸井 隆夫
研究責任者   慶應義塾大学医学部 内科学(消化器) 岩崎 栄典
共同研究機関・研究責任者 長崎大学病院 消化器内科  小澤 栄介

その他、全国24施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2020年6月16日~2024年3月31日
  研究目的と意義: 内視鏡的乳頭腫瘍切除術(EP)について全国の手術件数の多い施設からアンケート調査を行い、EPの症例蓄積と治療の有効性、治療方法の解析をおこない、EPの治療戦略を提案することを目的とします。本研究によりEPに関する診療ガイドラインの策定に寄与することが可能であると考えます。
研究の科学的合理性については、EPについては症例数が少なく施行している施設が少ないことも有り、ガイドラインや多施設での前向き研究、RCTなどを行うことが困難であります。そのため、まず全国施設を対象に後ろ向きの観察研究を行う必要があります。EPの治療方法については、これまでも明確な診療ガイドラインは存在しないため、今回の全国調査で臨床情報の収集を行うことで、EPの臨床的情報をまとめ、診療方針を提案することは科学的にも有意義であると考えます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2009年4月1日から2019年4月1日までの期間に、十二指腸乳頭部病変に対して内視鏡的乳頭腫瘍切除術を施行された方。
●利用する情報
臨床所見、血液検査所見、術前病変所見、治療内容の情報を利用します。
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
本研究は、既存の診療録情報を用いた多施設共同の後ろ向き観察研究です。日本全国でEPを行っている専門施設を選び、アンケート調査を行います。カルテ上のデータを、パソコンを用いて統計学的に調べます。匿名化した電子データにパスワードをかけて、データ管理機関である慶應義塾大学に集積します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:小澤 栄介(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 消化器内視鏡に関連した偶発症の全国調査
  所属(診療科等): 長崎大学病院 光学医療診療部
  研究責任者: 山口 直之 (准教授)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
日本消化器内視鏡学会 医療安全委員会 担当理事 入澤篤志
獨協医科大学医学部 内科学(消化器)講座 主任教授
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 光学医療診療部:山口直之
その他、日本消化器内視鏡学会指導施設1384施設で実施しています。
詳しい共同研究機関をお知りになりたい方は下記のURLより確認してください。 https://www.jges.net/medical/specialist/instruct-list
  研究期間: 2020年5月19日~2021年12月31日
  研究目的と意義: 消化器内視鏡に関連した偶発症をこの実態を知ることは、安全かつ効果的な診療の遂行に欠かせないものであり、日本消化器内視鏡学会としては近年の実態についての調査が必要と考えています。
一方、これまでの5 年間をまとめた調査では前方視的調査と比べて偶発症頻度にかなりの較差があることが判明しました。そのため今回の「消化器内視鏡に関連した偶発症の全国調査」では、発生した偶発症については、調査期間を短く任意設定した前向き調査、ならびに、重症事例調査として、任意に設定した調査期間の3年以内に起こった重症事例を後ろ向きに調査し、従来の調査に比してより実態に近い調査を施行することとしました。本研究では、上記の前向きおよび後ろ向きの結果を併せて検討し、消化器内視鏡に関連した偶発症の実態を明らかにする事を目的とします。
  研究内容: ●対象となる患者さん
各施設で任意に設定した調査期間中(1週間)に、消化器内視鏡に関連した偶発症が発生した方。
●利用する情報
本研究は、各施設で任意に設定した調査期間中(1週間)に発生した、消化器内視鏡に関連した偶発症(①術者側の事故数、②前処置と感染に関する偶発症発生数、③消化器内視鏡の検査総数および偶発症発生数(生検を含む観察のみ)、④内視鏡治療の実施例数および偶発症発生数、⑤腹腔鏡における検査および治療総数と偶発症発生数(外科治療を除く)、および、発生した偶発症のデータを収集します。また、任意に設定した期間から遡って3 年以内に発生した重症事例についても調査します。
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
消化器内視鏡学会指導施設ごとに、消化器内視鏡件数および関連して発生した偶発症件数を報告する。さらに偶発症の詳細について、ケースカードに入力し、データを収集します。また、任意に設定した期間から遡って3 年以内に発生した重症事例についても調査します。データについては日本消化器内視鏡学会で集約し、解析の上公表いたしますが、個々人の情報別に示されることはありません。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:山口 直之(医師) 長崎大学病院 光学医療診療部
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7489  FAX 095(819)7489
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 生体試料からの遺伝子発現プロファイルを用いた食道がんサブタイプ分類と治療効果との関連に関する臨床評価試験付随研究
~先行研究とSUCCESS試験との統合解析~
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者: 中尾 一彦 (教授)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
京都大学医学部附属病院 腫瘍内科  氏名:武藤 学
データは代表施設のみに送付され、他の共同機関では使用されません。本研究の共同研究機関をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 消化器内科:中尾 一彦
その他、全国10施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2020年3月24日~2025年1月7日
  研究目的と意義: 「生体試料からの遺伝子発現プロファイルを用いた食道がんサブタイプ分類と治療効果との関連に関する臨床評価試験(SUCCESS試験)」にご参加いただいた患者さんのデータと先行して行われた研究のデータを統合することによって、さらに精度の高いバイオマーカー(治療効果や予後を予測する因子)を探索する。
  研究内容: ●対象となる患者さん
「生体試料からの遺伝子発現プロファイルを用いた食道がんサブタイプ分類と治療効果との関連に関する臨床評価試験(SUCCESS試験)」(長崎大学病院倫理委員会許可番号15022331)(UMIN000016141)において、この度附随研究として先行試験「StageⅡ・Ⅲ食道がん症例に対する根治的化学放射線療法の感受性に関わる遺伝子発現解析」(国立がんセンターIRB承認16-97)とその付随研究(国立がんセンターIRB承認19-14)での結果データをあわせた統合解析を実施します。
●利用する情報
今回の調査研究の対象はこれまでに上記試験に参加いただいている患者さんのカルテ(上部消化管内視鏡検査結果、CT検査結果等を含む)です。
●研究の概要・方法
「生体試料からの遺伝子発現プロファイルを用いた食道がんサブタイプ分類と治療効果との関連に関する臨床評価試験(SUCCESS試験)」(長崎大学病院倫理委員会許可番号15022331)(UMIN000016141)へすでにご参加いただいた患者さんのデータを先行研究のデータと統合します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:松島 加代子(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7481
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 食道内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後狭窄症例に対する
内視鏡的バルーン拡張術+ステロイド経口投与併用療法の検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科(光学医療診療部)
  研究責任者(職名): 山口 直之 (准教授)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2020年1月21日~2026年3月31日
  研究目的と意義: 本研究は食道表在癌に対するESD後狭窄症例に対するEBD+SH経口投与併用療法を、従来のEBD単独と比較し、その有効性(EBD必要回数)及び安全性(合併症発現率)を検討する。
本研究を行うことで、従来、頻回のEBDを必要とした症例に対して、EBD+SH経口投与併用療法により、もし早期に狭窄解除が可能になれば、患者さんや医療経済上の負担を軽減できると思われる。
  研究内容: ●対象となる患者さん
① 2006年4月1日~2025年3月31日の間に長崎大学病院消化器内科にて食道表在癌に対しESDを行い、治療後の食道狭窄を伴う患者
② 対象期間中に年齢が20歳以上の患者
●利用する情報
年齢、性別、病歴に関する情報(多臓器癌の合併・併存疾患)、病変周在性、病理学的所見:治癒切除・一括完全切除・一括切除、壁深達度、ESD偶発症:出血・穿孔・狭窄、治療反応性・予後:狭窄に対する治療内容および狭窄解除の有無、狭窄解除までに要したEBDの回数、その他併用薬の有無を診療録より収集する。
●研究方法
狭窄解除成功率、狭窄解除までに要したEBDの回数、狭窄関連症状(嚥下困難など)の有無を評価する。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:山口 直之(医師) 
    長崎大学病院 消化器内科(光学医療診療部)
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7489  FAX 095(819)7489
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 担がん患者におけるがん免疫微小環境と宿主免疫応答の解析
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 中尾 一彦 (教授)
  共同研究機関: 川崎医科大学(代表施設)   氏名:岡 三喜男
長崎大学病院   氏名:中尾 一彦
データは代表施設のみに送付され、他の共同機関では使用されません。本研究の共同研究機関をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
  研究期間: 2019年9月10日~2023年3月31日
  研究目的と意義: 近年、がんに対する免疫応答の重要性が指摘されています。肺がんの患者さんで重要性が指摘されているXAGE1というがん精巣抗原が消化器系のがん患者の方においても重要な指標となるかどうかを検討する研究です。この研究により免疫療法の効果が事前に予測できることが可能となる事が期待できます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
消化器系のがんの患者さんで、2010年1月1日から2023年3月31日までの間に、消化器系のがん(胃がん、大腸がん、肝がん、)の診断を受けた方を対象とします。
●利用する情報/試料
性別、年齢、喫煙歴、身長、体重、血圧、病歴、内服歴、治療内容、血液学的検査、血液生化学検査、凝固系検査、画像検査、病理検査、治療経過、残余検体(血液・組織)における免疫状態の解析
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報と残余検体を川﨑大学に送付し、がんの微小環境・免疫状態についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:佐々木 龍(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 氏名:中尾 一彦(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: C型肝炎ウイルス排除治療による肝硬変患者のアウトカムに関する
多施設共同観察研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 中尾 一彦 (教授)
  共同研究機関: 主幹施設
大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学(代表組織) 氏名 竹原 徹郎
共同研究機関
本研究の共同研究機関をお知りになりたい場合は下記を参照ください。
HPアドレス:http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/gh/research_jisyu.html
(大阪大学大学院医学系研究科 内科系臨床医学専攻 消化器内科学ウェブサイト)
  研究期間: 2019年6月18日~2024年3月31日
  研究目的と意義: 近年、C型肝炎ウイルスに対してDAA製剤(direct-acting antivirals)による抗ウイルス治療が可能となり、その適応は進展した症例も含む肝硬変の患者まで広がっています。しかし抗ウイルス治療が肝硬変の病態(肝発がんのリスク、腹水、肝性脳症、食道胃静脈瘤など)をどの程度改善するかはまだ十分に分かっていません。本研究では、多くの症例を集めて、C型肝硬変の患者さんに対する抗ウイルス治療の治療効果、肝疾患の病態改善効果を明らかにすることを目的としています。本研究により、C型肝炎に起因する肝硬変の患者さんに対する新たな診断法、治療法が開発されることが期待されます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
C型肝炎に起因する肝硬変の患者さんで、2019年2月1日から、2021年12月31日の間に、DAA製剤による抗ウイルス療法を受けた方を対象とします。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、検査結果(血液検査、画像検査)などです。 本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
大阪大学消化器内科に上記のカルテ情報を送付し、多施設から集積した情報とあわせ、DAA製剤による抗ウイルス療法が、肝硬変の患者さんの病態、あるいは予後に与える影響についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三馬 聡(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 生体肝移植後胆管狭窄に対する自己拡張型金属ステント(cSEMS)の有用性
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 小澤 栄介 (助教)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年5月21日~2024年12月31日
  研究目的と意義: 本研究は、生体肝移植後胆管吻合部狭窄に対して自己拡張型金属ステント留置術を行う患者さんの経過を過去にプラスチックステントが留置された患者さんと比較し、狭窄解除率(胆管炎や閉塞性黄疸をきたさず、ステントを留置せずに経過を追えたもの)を検討することを目的としています。
本研究を行うことで、生体肝移植後胆管狭窄に対して内視鏡的胆道ドレナージ術や経皮経肝的胆道ドレナージ術の処置回数を減らすことが期待でき、患者さんのQOL(Quality of life)の改善に繋げていくことが可能となります。
  研究内容: ●対象となる患者さん
1997年8月1日以降に生体肝移植を施行した患者で、長崎大学病院消化器内科または移植・消化器外科に通院または入院中の患者さんを対象としています。
また、1997年8月1日~2018年12月31日の間に当院にて生体肝移植術が施行され、経過観察中に胆管狭窄を認め、プラスチックステントが留置された患者さんをコントロール群として設定しています。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身長、体重、BMI、生体肝移植に至った原疾患、既往歴、検査結果(血液検査、画像検査)、狭窄発症までの期間、前治療の内容およびその期間。
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
自己拡張型金属ステントを留置した患者さんの比較群として、上記のカルテ情報を用いて狭窄解除率、再狭窄率、合併症についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:小澤 栄介(医師)  長崎大学大学院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7624  FAX 095(819)7624
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 切除不能進行肝細胞癌に対する化学療法の治療効果(多施設共同研究)
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 佐々木 龍 (助教)
  共同研究機関: 長崎大学病院(代表施設)   氏名:佐々木 龍
この研究は長崎大学病院をはじめ10施設で行います。
本研究の共同研究機関をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
  研究期間: 2019年4月16日~2026年12月31日
  研究目的と意義: 肝細胞癌に対し全身化学療法の治療内容による肝臓への影響や副作用、治療の効果を検討します。また、この研究により推奨される治療内容を事前に予測できる可能性があります。
  研究内容: ●対象となる患者さん
肝細胞癌の患者さんで、2009年1月1日から、2024年12月31日の間に、化学療法を受けた方を対象とします。
●利用する情報/試料
診断名、年齢、性別、身体所見、検査結果(血液検査、画像検査、病理検査)、有害事象、治療経過、残余検体(保存血清)
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
共同研究機関から提供された情報・残余検体とともに、肝細胞癌に対する化学療法についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:佐々木 龍(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療相談室 095(819)7200
 受付時間:月~金 8:30~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 全国原発性肝癌追跡調査
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 佐々木 龍 (助教)
  共同研究機関: 日本肝癌研究会施設会員および本研究の趣旨に賛同する医療機関 743施設
(代表施設)近畿大学消化器内科 氏名:工藤 正俊
日本肝癌研究会
ホームページ:http://www.nihon-kangan.jp/
  研究期間: 2019年2月19日~2027年12月31日
  研究目的と意義: 肝癌患者さんの治療法確立に向けて全国の施設が共同で肝癌の実態を調査します。肝癌患者さんの治療成績改善に役立てることが目的です。
  研究内容: ●対象となる患者さん
肝癌の患者さんで、2008年6月1日から、2027年12月31日の間に、肝癌の検査を受けた方を対象とします。
●利用する情報
年齢、性別、既往歴、身体所見、検査結果(血液検査、画像検査)、手術結果、病理結果、再発所見、剖検所見
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は日本肝癌研究会ホームページ(http://www.nihon-kangan.jp/)を参照ください。もしくは下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
日本肝癌研究会に上記のカルテ情報を送付し、原発性肝癌 の背景因子・診断治療に関する新たな情報を得るために解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:佐々木 龍(医師) 長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 炎症性腸疾患患者に発生した腫瘍性病変の
診断、治療、予後に関する多施設共同研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 竹島 史直 (准教授)
  共同研究機関: 九州大学病院消化管内科(代表施設)   氏名:北園 孝成
http://www.gut.med.kyushu-u.ac.jp/
データは代表施設のみに送付され、他の共同機関では使用されません。本研究の共同研究機関をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
  研究期間: 2019年2月19日~2022年3月31日
  研究目的と意義:  炎症性腸疾患では、近年は罹病期間の長い患者さんや高齢の患者さんにおける腸管の悪性腫瘍の取り扱いが重要となりつつあります。この研究は炎症性腸疾患における悪性腫瘍を発症した患者さんの臨床的特徴を集積することで、病変の発見のための消化管検査方法や適切な治療方法が明らかになることが期待できます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の患者さんで、2008年1月1日から、2017年12月31日の間に、炎症性腸疾患の診療を受けた方を対象とします。
●利用する情報
〇臨床背景に関する情報
施設名、施設登録番号、調査時年月、年齢、診断名、生年月、性別、悪性腫瘍既往歴、IBD家族歴、大腸癌家族歴、喫煙歴、IBD発症年、年齢、罹患範囲、臨床病型、腸管合併症の有無、詳細、腸管外合併症の有無、詳細、内視鏡検査年月、所見、放射線画像検査年月、所見、IBD治療薬
〇腫瘍に関する情報
(IBD関連腫瘍)
診断時年月、年齢、腫瘍発生部位、個数(単発/多発)、診断に用いた検査法
内視鏡検査所見、放射線画像検査所見、生検方法、生検組織所見、診断時腫瘍マーカー、治療法、切除標本組織所見、病期、再発の有無、経過
(他臓器悪性腫瘍)
診断時年月、年齢、発症臓器、治療法、予後、診断後経過
●研究方法
九州大学病院に上記のカルテ情報を送付し、炎症性腸疾患関連腫瘍および他臓器悪性腫瘍の臨床病理学的特徴や予後に関連する因子についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:竹島 史直(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 肝腫瘍に対する定位放射線療法の治療効果検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 佐々木 龍 (助教)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年1月22日~2025年12月31日
  研究目的と意義: 肝腫瘍に対する定位放射線療法の治療効果、副作用の発現率を解析し、治療の有用性を検討します。本研究を行う事で肝腫瘍に対し定位放射線療法を積極的に推奨、あるいは推奨しない症例を治療法選択の段階で判断する事が期待できます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
肝癌の患者さんで、2012年1月1日から、2022年12月31日の間に、定位放射線療法を受けた方を対象とします。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、病歴・内服歴、治療内容、検査結果(血液検査、画像検査、病理検査)、肝疾患関連イベント、再発・予後:再発有無、治療経過 本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、定位放射線療法の治療効果についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:佐々木 龍(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 門脈血栓症に対する抗血栓療法の治療効果検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 佐々木 龍 (助教)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年1月22日~2025年12月31日
  研究目的と意義: 本研究は診療情報を用いて門脈血栓症に対する抗血栓治療薬の治療効果、副作用の発現率を解析し、治療の有用性を検討します。本研究を行う事で門脈血栓症に対し有効な薬剤を治療法選択の段階で判断する事が期待できます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
門脈血栓症の患者さんで、2012年1月1日から、2022年12月31日の間に、抗血栓療法を受けた方を対象とします。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、病歴・内服歴、治療内容、検査結果(血液検査、画像検査、病理検査)、肝疾患関連イベント、再発・予後:再発有無、治療経過 本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、門脈血栓症の治療効果についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:佐々木 龍(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 生体試料からの遺伝子発現プロファイルを用いた
食道がんサブタイプ分類と治療効果との関連に関する臨床評価試験
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 中尾 一彦 (教授)
  共同研究機関: 京都大学医学部附属病院(代表施設)   氏名:武藤 学
データは代表施設のみに送付され、他の共同機関では使用されません。本研究の共同研究機関をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
  研究期間: 2015年3月3日~2023年1月14日
  研究目的と意義: 京都大学医学部附属病院および国立がん研究センターへ内視鏡で採取した生検組織を送付し、採取した組織の遺伝子発現を解析し、食道がんのタイプと治療法、その後の治療効果との関連性を検討します。治療効果について、同意いただいた初回治療開始1年後だけでなく、2年、3年、5年の時点での治療効果を確認させていただき、より詳しく治療効果との関連性を検討します。
  研究内容: ●対象となる患者さん
「生体試料からの遺伝子発現プロファイルを用いた食道がんサブタイプ分類と治療効果との関連に関する臨床評価試験」に対して同意をいただき、すでにご参加くださっている患者さん。
●利用する情報/試料
年齢、性別、Performance Status(ECOG)、原発部位、組織型、転移の有無とその部位、食道癌の病期、治療内容、治療効果、内視鏡下で採取させていただいた生検組織
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
内視鏡で採取させていただいた生検組織を、京都大学医学部附属病院および国立がん研究センターへ送付し、遺伝子発現を解析して、食道癌の治療方法および効果との関連性を検討します。治療効果は、初回治療開始1年、2年、3年、5年の時点での、上部消化管内視鏡検査、CT検査から、食道癌の遺残・再発の有無についての情報と治療内容を、京都大学医学部病院へ送付します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:松島 加代子(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 急性膵炎、慢性膵炎、自己免疫性膵炎の全国調査
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 小澤 栄介 (助教)
  共同研究機関: 日本膵臓学会膵炎調査事務局
全国調査担当 正宗 淳 (東北大学病院消化器内科)
  研究期間: 2018年8月21日~2023年12月31日
  研究目的と意義: 全国から集められた醇炎患者様の情報を統計学的に解析し、本邦における醇炎診療の実態を明らかにします。調査結果は学会や論文等で発表され、醇炎診療の進歩につながることが期待されます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
急性膵炎、慢性膵炎、自己免疫性膵炎の患者さんで、2016年1月1日から、2016年12月31日の間に、当科に通院、入院した患者さん対象とします。
●利用する情報
カルテに記載の、年齢、性別、診断、検査結果、治療内容、転帰等の情報を全国調査事務局へ提供します。なお、氏名、イニシャル、生年月日、カルテ番号等の個人を特定しうる情報は提供しません。本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、急性膵炎、慢性膵炎、自己免疫性膵炎についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:小澤 栄介(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 切除不能・再発膵癌に対するゲムシタビン+ナブパクリタキセル療法およびFOLFIRINOX療法に関する多施設共同後方視的研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 本田 琢也 (助教)
  共同研究機関: 佐賀県医療センター好生館 腫瘍内科(代表施設) 氏名:嬉野 紀夫
〒840-8571 佐賀市嘉瀬町大字中原400 
TEL:0952-24-2171
データは代表施設のみに送付され、他の共同機関では使用されません。本研究の共同研究機関をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
  研究期間: 2017年12月19日~2019年3月31日
  研究目的と意義: 切除が困難あるいは再発をきたした膵癌に対し、最初の化学療法としてゲムシタビン+ナブパクリタキセル療法またはFOLFIRINOX療法をおこなった患者さんにおいて、その治療効果や副作用がどの程度であったのかを分析し、どのような患者さんにどちらの治療をおこなうことが良いかなど、今後の膵癌治療に有用な情報を探索することを目的にしています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
切除不能・再発膵癌の患者さんで、2017年3月末までに、ゲムシタビン+ナブパクリタキセル療法またはFOLFIRINOX療法を受けた方が対象となります。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、悪性腫瘍の既往、家族歴、膵癌の治療歴、身体所見、検査結果(血液検査、画像検査)、治療情報(ゲムシタビン+ナブパクリタキセル療法またはFOLFIRINOX療法の効果・副作用、その後に受けた化学療法とその効果) 本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報から抽出し匿名化された記述資料を佐賀県医療センター好生館 腫瘍内科へ送付し、全生存期間、無増悪生存期間、奏功割合、病態制御率、有害事象とその重症度、予後予測因子、効果予測因子などについてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:本田 琢也(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 急性膵炎の前向き多施設観察研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 小澤 栄介 (助教)
  研究期間: 2016年12月27日~2027年12月31日
  研究目的と意義: 長崎大学病院で膵炎の治療を受ける患者さんの臨床情報を用いて短期及び長期の予後や各治療が予後に与える影響を前向きに評価します。
  研究内容: ●対象となる患者さん
18歳以上の急性膵炎と診断された患者さんを対象とします。
●利用する情報
電子カルテを用いた診療録(経過・治療内容など)、検査データ(血液生化学検査、血液培養検査など)、画像データ(造影CT・MRIなど)などの情報収集、および症状に関するアンケートをさせて頂きます。以上の情報を研究事務局(慶応大学医学部内科学(消化器))に提供いたします。
●研究方法
生存率・早期死亡率の検討、重症化予測スコアの作成、各種検査・治療法と予後の関連に関する検討を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:小澤 栄介(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: HBV感染例におけるデルタ肝炎ウイルス感染の実態解明
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 玉田 陽子 (助教)
  研究期間: 平成28年4月26日~平成30年12月31日
  研究目的と意義: デルタ(D型)肝炎の原因であるD型肝炎ウイルスの感染頻度を明らかにする。
  研究内容: ●対象となる患者さん
B型肝炎の患者さんで、平成20年1月1日から平成27年12月31日の間に長崎大学病院消化器内科に入院歴のある方
●利用する情報/試料
カルテ情報(入院時):年齢、性別、身長、体重、身体所見、肝疾患の診断名、合併症、肝疾患の家族歴、HBV感染時期、HBV推定感染経路、HBVに対する抗ウイルス治療歴、検査結果(血液検査、腹部超音波検査、腹部CT検査、腹部MRI検査、肝生検組織検査)
試料:血液検査時の残余検体
●研究方法
B型肝炎の原因であるB型肝炎ウイルスに感染している方の中には、D型肝炎ウイルスにも感染する方がいます。B型肝炎の患者さんの血液検査時の残余検体を使わせていただき、どの程度の患者さんにD型肝炎ウイルスが感染しているのか、感染者が増えているのか減っているのか、またウイルスのタイプ(ウイルスの遺伝子の型)が何であるか、を調べます。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:玉田 陽子(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 切除不能進行/再発結腸直腸癌に対するTAS-102のRetrospective study:HGCSG1503
  所属(診療科等): 長崎大学病院 消化器内科
  研究責任者(職名): 本田 琢也 (助教)
  研究期間: 平成28年4月26日~平成29年3月1日
  研究目的と意義: ロンサーフの効果と副作用を検証します
  研究内容: ●対象となる患者さん
切除不能大腸がんの患者さんで、平成26年5月1日から平成28年4月26日の間にロンサーフの治療を開始された方
●利用する情報/試料
年齢・性別・身長・体重・体調 病気の部位・転移した臓器、放射線や抗がん剤の治療歴、血液検査データ、治療延期や薬の減量の有無、治療効果、副作用、ロンサーフ治療後の治療の有無
●研究方法
患者情報や治療効果、副作用についてカルテから情報を収集して解析し表やグラフにまとめる。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:本田 琢也(医師)  長崎大学病院 消化器内科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: H.pylori感染によるアポトーシス誘導蛋白発現の検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院消化器科
  研究責任者(職名): 長崎大学病院 消化器内科/診療情報管理室  赤澤 祐子(助教)
  研究期間: 平成27年4月1日~平成30年4月1日
  研究目的と意義: 胃癌や消化管潰瘍が発生する機序を研究するため
  研究内容: ●対象となる患者さん
平成20年4月1日~平成30年4月1日に長崎大学病院で胃内視鏡を受け、診断目的に生検を行った患者さんで15歳から85歳の方が対象となります
●利用するカルテ情報
診断名、年齢、性別、身体所見、検査結果(内視鏡所見、生検組織結果、H.pylori検査結果)
●研究方法
ヘリコバクターピロリ菌は胃に住んでいる細菌で、胃・十二指腸潰瘍、胃がんの原因のひとつです。近年ヘリコバクター胃炎は抗生物質による治療が保険適応となり、ヘリコバクターピロリ菌の除菌によってかなりの割合で胃癌が抑制される可能性がありますが、ヘリコバクター・ピロリ菌がどのように胃がんや炎症を誘導するのかは、十分に解明されていません。ヘリコバクターピロリ菌は、胃の粘膜にある細胞に、“アポトーシス”を引き起こします。アポトーシスとは自然死ともよばれる細胞の死に方の一種であり、胃潰瘍や発癌関与していることがわかってきました。本研究の目的は、ヘリコバクターピロリ菌陰性、陽性の方を対象に内視鏡検査時に採取された生検組織を用いて、アポトーシスに関連している蛋白を免疫染色し、ヘリコバクターピロリ胃炎や胃がんが起きるまでを明らかにすることです。 本研究で消化管癌の発癌に関わる蛋白が同定されれば、診断の補助や疾患の治療効果の指標になり得るし、新たな治療法の開発などにも繋がっていく可能性があります
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:赤澤祐子  長崎大学病院消化器内科(医師)
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7481  FAX 095(819)7482
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)