患者さん・一般の方へ

臨床研究に関する情報公開(オプトアウト) 【 眼 科 】
 下記の研究は、通常の診療で得られた診療情報をまとめたり、当院に保管してある検体(血液検体や病理標本等)を用いたりして行います。このような研究は、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開し、さらに患者さんが利用について拒否できる機会を保障することが必要とされています。
* 利用する情報や検体からは、お名前、住所など、直接同定できる個人情報は削除します。
また、研究成果は学会や雑誌等で発表されますが、その際も個人を特定する情報は公表しません。
* 研究のためにご自身の情報が使用されることを望まれない方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。その際は研究データの中からあなたの情報を削除いたします。ただし、問い合わせの時期や取り扱う情報によっては申し出に対応できない場合がございます。予めご了承ください。
* 情報利用の拒否を申し出ても不利益を受けることはありません。
* 研究に関する情報をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。お知りになりたい方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。
  研究課題名: 視力、屈折、および、レセプト記載病名の関連
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者: 北岡 隆 (教授)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
京都大学大学院医学研究科眼科 辻川 明孝
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 眼科 北岡 隆
その他、全国、約7施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年10月19日~2024年2月2日
  研究目的と意義: 背景と目的
診療報酬請求書(レセプト)とは、医療機関が健康保険組合に医療費を請求するために、患者毎、診療月毎、入院・外来・調剤別に分けて、行った処置や使用した薬剤等を記載した明細書のことです。近年、このレセプトデータを用いた研究が注目され、盛んに行われるようになってきています。
レセプトデータには病名のデータも含まれているのですが、それは必ずしも実臨床における病名と一致しないことが知られており、レセプトデータを解析する上では、どういったルール(保険請求コード等の組み合わせ)で定義づければ実臨床における病名と近くなるのか等についての情報が必要不可欠です。しかし、本邦ではそれらについての知見が十分ではありません。
本研究では、視力検査等の検査結果とレセプトに転記される病名を用いて、レセプト記載病名がどれくらい実臨床の病名と近いのか、どういったルールで定義をすれば実臨床の病名に近くなるのか等を評価するために研究を実施します。
意義
本研究で得られた結果は、今後レセプトをはじめとするリアルワールドデータの大規模データベースを用いる研究を計画・施行するうえで、基盤となる非常に有用な情報となります。本研究により眼科領域でのリアルワールドデータ研究が進展することが期待されます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
研究協力病院の眼科において1950 年1 月1 日から2023年3月31日までに長崎大学病院眼科を受診した患者
●利用する情報/試料
生年月日、性別、レセプトに転記される病名、視力や眼圧検査など結果および測定日、治療
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
得られたデータは匿名化したうえで、京都大学に電子媒体で送り解析します。
レセプトに記載してある近視の病名と屈折検査結果の一致について感度と特異度を計算します。裸眼視力と屈折度数との関連を調査します。
また年代や男女、その他の因子によって一致度が変化するかを検討します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:大石 明生(医師) 長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7345  FAX 095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 裂孔原性網膜剥離の網膜血流に関する
後ろ向き多施設研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者: 築城 英子
  研究機関: ≪研究代表機関≫
香川大学病院 眼科:鈴間 潔
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 眼科:北岡 隆
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年8月17日~2023年3月31日
  研究目的と意義: 裂孔原性網膜剥離の硝子体手術前後での網膜血流を調査することで、術後視力などの経過の医学上の見通しを考えることに役立てるために行う研究です。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2006年1月1日以降2021年4月23日の間に、香川大学医学部附属病院眼科及び長崎大学病院眼科において、裂孔原性網膜剥離で硝子体手術を受けた患者さん。
●利用する情報
診療情報:年齢、性別、術前・術後1ヶ月・術後3ヶ月の、視力、黄斑剥離、網膜剥離範囲、網膜血流、網膜剥離期間
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
裂孔原性網膜剥離の硝子体手術前後での黄斑剥離の有無、視力、網膜剥離範囲、網膜血流、網膜剥離期間の関連を評価するため、カルテ情報を得て行う後ろ向き観察研究です。
目的変数を視力、網膜血流、説明変数を年齢、性別、黄斑剥離、網膜剥離範囲、網膜剥離期間としてロジスティック回帰分析を行います。研究全体の目標症例数212例です。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:築城 英子  長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7345  FAX 095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 手術を施行した急性網膜壊死の検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者: 北岡 隆 (教授)
  研究機関: この研究は長崎大学病院 眼科のみで実施します。
  研究期間: 2020年11月17日~2021年3月31日
  研究目的と意義: 急性網膜壊死(acute retinal necrosis: ARN)はウイルス性の壊死性網膜炎で、極めて視力予後が不良な疾患です。ARNに続発する網膜剥離の有無は、視力予後不良の重要な原因となりますが、ARNは発生頻度が決して高くなく、ARNに続発する網膜剥離に対する手術時期や術式についてはまだ確立された見解がありません。当病院でARNに対して手術を施行した網膜剥離の患者さんの手術成績を検討することで、今後のARN治療の発展に貢献できる可能性があります。
  研究内容: ●対象となる患者さん
①2010年7月1日から2020年7月30日までに当院眼科でARNと診断された患者さん
②ARNの治療経過中に網膜剥離を生じた、もしくは網膜剥離が疑われたため手術を行った患者さん
③初回術後3か月以上経過観察ができた患者さん
●利用する情報
患者さんの背景(性別、年齢、既往歴)、原因ウイルスの種類、眼科検査の結果、レーザー治療・併用薬の有無、術後合併症の有無等
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
手術前後の眼科検査結果の経過や、術後の網膜剥離再発や合併症の有無などについて、後ろ向きに調査します。本研究は電子カルテより情報を収集します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:原田 史織(医師) 長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7345  FAX 095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 人工知能を使ったLaser Speckle Flowgraphy画像による
網膜疾患の視機能予測
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者: 北岡 隆 (教授)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
三栄会ツカザキ病院 眼科:田淵 仁志
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 眼科:北岡 隆
その他、徳島大学で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2020年4月21日~2024年3月31日
  研究目的と意義: 疾患の患者さんにおいて非侵襲的に得られた眼底画像や検査データ等を用い、その眼底疾患に対して機械学習アルゴリズムの1つであるDeep Learningを用いた画像処理技術によって視機能の予測をすることが目的です。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2010年4月1日~2024年3月31日までに当院で網膜疾患(網膜静脈閉塞症、網膜剥離、糖尿病網膜症、網膜色素変性、加齢黄斑変性を含む網膜疾患)と診断された患者さんのうち、Laser Speckle Flowgraphy (LSFG) 技術による眼底血流画像、検査データのある症例を対象とします。
●利用する情報
年齢、性別、左右、視力、眼底写真、光干渉断層計、LSFG-NAVIによる画像データなどを電子カルテより抽出します。
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
網膜疾患の患者におけるLSFG-NAVIを用いた眼底血流画像を用い、その眼底疾患に対して機会学習アルゴリズムの1つであるDeep Learningを用いた画像処理技術から、眼底血流画像撮影時点での視機能の予測、及び将来の視機能の予測の精度を評価します。
解析のために三栄会ツカザキ病院へ個人を特定でいない状態でデータを提供します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:松本 牧子(医師) 長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7345  FAX 095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 血管新生緑内障における硝子体切除による予後への影響
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者: 北岡 隆 (教授)
  研究機関: この研究は長崎大学病院眼科のみで実施します。
  研究期間: 2020年3月24日~2023年3月31日
  研究目的と意義: 血管新生緑内障は、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症、ぶどう膜炎などが原因で発症する緑内障で、眼圧下降薬や網膜光凝固術、抗血管内皮増殖因子硝子体内注射、硝子体手術や緑内障手術など、様々な治療を必要とする難治性の疾患です。このうち、硝子体手術は硝子体出血や牽引性網膜剥離・黄斑前膜などの合併症の治療など様々な理由で必要となりますが、一方で硝子体手術をすると眼内の硝子体が水に置き換わることで、抗血管内皮増殖因子薬を硝子体内注射した場合の薬の半減期が短くなるといわれています。当院で血管新生緑内障に対して治療を受けてきた方々の中で、硝子体手術を実施するに至った方々と硝子体手術以外の治療のみで治療を行った方々の、それぞれの治療経過を調べて比較することで、硝子体手術が治療経過に及ぼす影響を調べることが本研究の目的です。これにより、血管新生緑内障に対して硝子体手術を含めた治療方法を検討する際に、その後の視力や抗VEGF薬硝子体注射回数などに関する影響を予測した上で治療方針を検討することができるようになると考えます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
長崎大学病院眼科で2008年12月1日から2015年12月31日の間に血管新生緑内障と診断され、血管新生緑内障およびその原疾患に対する治療を実施し、3年間以上通院された方を対象とします。当院での治療開始前に既に硝子体手術を受けられたことがある方は除きます。
●利用する情報
性別、年齢、原疾患診断名、治療歴、視力、ハンフリー静的視野検査 MD値、ゴールドマン視野検査結果、眼圧、虹彩新生血管の有無、隅角鏡所見、緑内障治療薬投薬状況、抗VEGF薬投与回数、手術内容
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
上記のカルテ情報を用いて、血管新生緑内障の3年間の治療経過についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:前川 有紀(医師)  長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7345  FAX 095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 血管新生緑内障の3年間の臨床治療成績の検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者(職名): 北岡 隆 (教授)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年12月17日~2023年03月31日
  研究目的と意義: 血管新生緑内障は、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などの網膜循環疾患や、ぶどう膜炎などの眼炎症性疾患を原因として発症する緑内障で、様々な治療を必要とし、眼圧コントロールが難しく難治であると従来いわれてきましたが、近年抗血管内皮増殖因子薬や新たな緑内障インプラント手術などにより治療法が発展してきております。当院で実際に実施した治療により、血管新生緑内障の方が最近ではどの程度視機能を維持することができるようになっているのか、現状を調べることが本研究の目的です。
  研究内容: ●対象となる患者さん
長崎大学病院眼科で2008年12月1日から2015年12月31日の間に血管新生緑内障と診断され、血管新生緑内障およびその原疾患に対する治療を実施し、3年間以上通院された方を対象とします。
●利用する情報
性別、年齢、原疾患診断名、治療歴、視力、ハンフリー静的視野検査 MD値、ゴールドマン視野検査結果、眼圧、虹彩新生血管の有無、隅角鏡所見、点眼スコア、抗VEGF薬投与回数、手術内容
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、血管新生緑内障の3年間の治療経過についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:前川 有紀(医師)  長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7345  FAX 095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 長崎大学における羊膜移植術の手術成績
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者(職名): 北岡 隆 (教授)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年10月22日~2022年3月31日
  研究目的と意義: 長﨑大学病院眼科での難治性眼表面疾患に対する羊膜移植術の手術成績を検討し、羊膜の有用性を検討します。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2011年8月1日から、2019年12月31日の間に、羊膜移植術を受けた方を対象とします。
●利用する情報
年齢、性別、術日、術眼、術式
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、手術所見、術後経過についてデータ解析を行い、羊膜移植の有用性について検討します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:草野 真央(医師)  長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7345  FAX 095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: ぶどう膜炎後ろ向き疫学調査
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者(職名): 北岡 隆 (教授)
  共同研究機関: 九州大学病院(代表施設)   氏名:園田 康平
データは代表施設のみに送付され、他の共同機関では使用されません。本研究の共同研究機関をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
  研究期間: 2018年11月20日~2022年3月31日
  研究目的と意義: ぶどう膜炎の原因疾患構成は人種や世界の地域によって大きく異なっています。ですから、世界の他の国から報告されたものは日本のぶどう膜炎の原因がどのようなものであるかということの参考にはなりません。そこで、今回日本の眼炎症学会が中心となってわが国におけるぶどう膜炎の原因疾患について調査することとなりました。この調査に長崎大学病院眼科も参加し、日本のぶどう膜炎の原因疾患構成解明を行いたいと考えています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
ぶどう膜炎の診断で初診された患者さんで、2016年4月1日から、2017年3月31日までに長崎大学病院眼科を受診された方を対象とします。
●利用する情報
年齢、性別、ぶどう膜炎の原因疾患名、罹患部位
●研究方法
九州大学病院に上記のカルテ情報を送付し、データ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:原田 史織(医師)  長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7345  FAX 095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 片眼性黄斑円孔・黄斑前膜における両眼開放同時静的視野検査による
網膜感度の評価
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者(職名): 北岡 隆 (教授)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2018年11月20日~2019年9月30日
  研究目的と意義: 本研究では、片方の眼に黄斑前膜あるいは黄斑円孔などの病気で視力低下をきたした場合に、従来からあるハンフリー静的視野検査機器を用いた片眼ずつの視野検査と、新しいアイモという静的視野検査機器を用いた両眼同時で行う視野検査の間で、固視安定性や網膜感度に違いが生じるかどうかを調べることを目的としています。これにより、片眼の視力低下を来した眼で、視野感度の測定における両眼開放視野検査が有用かどうかを判断することは、日常診療で役立つと考えられます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
黄斑前膜と黄斑円孔の患者さんで、2018年3月1日から同年10月31日の間に長崎大学病院眼科にて手術前の検査としてハンフリー静的視野検査及びアイモ両眼開放静的視野検査を受けられた方を対象とします。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、眼と全身の合併症や既往症、視力、M-CHART歪視スコア、ハンフリー静的視野検査及びアイモ静的視野検査の結果
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、ハンフリー及びアイモ静的視野検査における、検査精度因子 (固視不良割合、疑陽性率、偽陰性率)及び検出された網膜感度についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:前川 有紀(医師)  長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7345  FAX 095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 抗VEGF薬硝子体注射適応患者における心血管病リスクの評価
(多施設共同研究)
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者(職名): 北岡 隆 (教授)
  共同研究機関: ≪共同研究施設≫
鹿児島市立病院 眼科(代表施設) 氏名:山切 啓太
データは代表施設のみに送付され、他の共同機関では使用されません。本研究の共同研究機関をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
  研究期間: 2018年7月10日~2022年12月31日
  研究目的と意義: 抗VEGF薬投与予定の患者さんにおいて、投与前の心血管病の危険性の調査に加え、投与後にも心血管病が発生するかどうかについて、一定期間調査することとしました。これにより、投与後の心血管病発生の状況を明確にでき、将来的には注射後の心血管病を含めた有害事象発生の予防にも繋がると考えています。また、多施設共同研究としてより多くの患者さんに参加していただき調査を行う予定です。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2018年7月10日~2020年12月31日に、抗VEGF薬(ラニビズマブ、アフリベルセプト)の硝子体内投与を受けられた方を対象とします。
●利用する情報
年齢、性別、高血圧・糖尿病・腎障害の有無、狭心症・心筋梗塞・心不全・不整脈の診断の既往、脳卒中の診断の既往、抗血栓薬の内服の有無、喫煙の有無、初回投与から18か月以内の心血管病発症の有無と状況、抗VEGF薬の種類と薬剤投与回数 等(なお、提供している診療情報の詳細をお知りになりたい場合は、下記の研究責任者にお問い合わせください)
●研究方法
提供する診療情報(調査票)には番号を割り振り、対応表を作成します。対応表は、当院の研究責任者が保管・管理します。提供先に送付する場合はこの番号を使用し、対応表は提供いたしません。調査票は、紙媒体あるいは電子媒体で研究代表施設に送付し、上記についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:原田 史織(医師)  長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7396 眼科病棟
    095(819)7466 眼科外来
 FAX:095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 黄斑部脈絡膜新生血管に対する硝子体内注射後の通院継続状況に影響する因子の検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 眼科
  研究責任者(職名): 北岡 隆 (教授)
  研究期間: 2016年11月29日~2017年12月31日
  研究目的と意義: 網膜黄斑部に生じた脈絡膜新生血管に対してラニビズマブ (ルセンティス®)の硝子体内注射による治療を受けた場合の、その後5年間での通院状況と、通院状況に関連する因子を調査します。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2009年6月1日から2012年5月31日までに、滲出型加齢黄斑変性症による黄斑部脈絡膜新生血管に対してラニビズマブ硝子体内注射による治療を当院において開始された方。
●利用する情報/試料
診断名、病型、年齢、性別、居住地、公的医療保険種別、医療費公費負担事業対象の有無(生活保護法による医療扶助、被爆者一般疾病医療、心身障害者医療費助成制度など)、合併症・既往症情報、眼科治療経過及び通院状況、かかりつけ眼科連携状況、ラニビズマブ硝子体内注射回数、検査所見 (視力、眼圧、光干渉断層計による画像所見、蛍光眼底造影検査所見)
●研究方法
対象患者さんのカルテ情報を後ろ向きに抽出し、ラニビズマブ硝子体内注射治療開始後5年間における通院継続、終了または中断の状況と、その他の背景因子を調べ、通院状況に対する背景因子の影響を、統計学的手法を用いて比較検討します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:前川 有紀(医師)  長崎大学病院 眼科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7345  FAX 095(819)7347
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)