患者さん・一般の方へ

臨床研究に関する情報公開(オプトアウト) 【 口腔顎顔面外科室 】
 下記の研究は、通常の診療で得られた診療情報をまとめたり、当院に保管してある検体(血液検体や病理標本等)を用いたりして行います。このような研究は、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開し、さらに患者さんが利用について拒否できる機会を保障することが必要とされています。
* 利用する情報や検体からは、お名前、住所など、直接同定できる個人情報は削除します。
また、研究成果は学会や雑誌等で発表されますが、その際も個人を特定する情報は公表しません。
* 研究のためにご自身の情報が使用されることを望まれない方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。その際は研究データの中からあなたの情報を削除いたします。ただし、問い合わせの時期や取り扱う情報によっては申し出に対応できない場合がございます。予めご了承ください。
* 情報利用の拒否を申し出ても不利益を受けることはありません。
* 研究に関する情報をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。お知りになりたい方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。
研究課題名 研究責任者
口腔扁平上皮癌の切除断端陽性症例の予後因子に関する臨床統計学的検討PDF 三浦 桂一郎
90歳以上の超高齢者の口腔癌治療に関する後ろ向き観察研究PDF 鳴瀬 智史
上顎原発扁平上皮癌のT4a症例に関する臨床統計学的検討PDF 三浦 桂一郎
口腔癌進展、再発、および遠隔転移例に対する治療法およびその効果に関する後ろ向き観察研究PDF 梅田 正博
口腔扁平上皮癌における免疫チェックポイント阻害薬の効果予測因子
〜DNAミスマッチ修復異常に関する検討〜
PDF
古川 浩平
上顎原発扁平上皮癌の予後予測因子に関する臨床統計学的検討PDF 三浦 桂一郎
下顎歯肉癌における下顎管浸潤・骨髄浸潤を基準とした T 分類の有用性の検討PDF 梅田 正博
薬剤関連顎骨壊死の治療法と予防法に関する後ろ向き観察研究PDF 大鶴 光信
口腔癌における免疫チェックポイント分子の発現と臨床病理組織学的因子との関連PDF 古川 浩平
下顎智歯抜歯時の術後知覚鈍麻の治癒経過に関する多機関共同後ろ向き観察研究PDF 鳴瀬 智史
口腔扁平上皮癌における頸部リンパ節節外浸潤症例の浸潤範囲に関する後ろ向き観察研究PDF 鳴瀬 智史
初回治療前の歯科手術既往が歯肉扁平上皮癌の予後与える影響に関する後ろ向き観察研究PDF 鳴瀬 智史
下顎水平埋伏智歯抜歯時の術後知覚鈍麻と下顎管との関連性に関する多機関共同後ろ向き観察研究PDF 鳴瀬 智史
口腔扁平上皮癌におけるother risk featuresと術後補助療法に関する後ろ向き観察研究PDF 鳴瀬 智史
口腔癌手術後の後発頸部リンパ節転移までの期間と予後に関する後ろ向き観察研究PDF 鳴瀬 智史
口腔癌患者における断端近接に関する後ろ向き観察研究PDF 大鶴 光信
再発・転移口腔癌に対するニボルマブの有効性に関する多施設共同後向き観察研究PDF 梅田 正博
口腔癌における頸部リンパ節節外浸潤症例の免疫組織学的研究PDF 鳴瀬 智史
長崎大学病院口腔外科における口腔癌レベル外頸部リンパ節転移における後ろ向き観察研究PDF 鳴瀬 智史
顎骨中心性扁平上皮癌の治療成績に関する多機関共同後ろ向き観察研究:Japan Oral Oncology Group (JOOG) studyPDF 鳴瀬 智史
  研究課題名: 日本における頭頸部悪性腫瘍登録事業の実施
  所属(診療科等): 長崎大学病院 口腔外科
  研究責任者: 大森 景介 (医員)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
日本頭頸部癌学会 悪性腫瘍登録委員会
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 口腔外科
その他、全国の日本頭頸部癌学会会員の所属する全施設で実施しています。
  研究期間: 2020年10月20日~2021年12月31日
  研究目的と意義: 頭頸部に障害が起きるとQOL(クオリティーオブライフ、生活の質)に影響するため、がんを治すための根治性とQOLとのバランスを保った治療が必要です。また、顔面の形態の維持や表情の形成を行うのも頭頸部であり整容的な配慮も欠かせません。頭頸部がんは、胃がん、大腸がん、肺がん、など他のがんに比べて発生頻度は少なく、全てのがんの5%程度(国立がんセンターがん対策情報センターによる2002年地域がん登録による推計値)と考えられています。全体数は少ないことに加えて、鼻、副鼻腔、耳下腺、舌、喉頭、咽頭など種類が非常に多く、発生原因や治療法、予後が異なるのが特徴です。そこで、日本の頭頸部がんの状況を把握・理解し、患者さんへの治療の際に参考となるような情報を収集するために研究を行います。
  研究内容: ●対象となる患者さん
頭頸部がん(口腔、喉頭、咽頭(上・中・下)、鼻・副鼻腔、唾液腺のがん)の患者さんで、2011年1月1日から2020年12月31日までの期間中に、当院で頭頸部がんの治療を受けた方
●利用する情報/試料
識別情報(生年月日、性別、初診年月日)、既往歴(喫煙、飲酒、頸部照射歴)、原発部位、病理診断、治療前診断情報、治療法、治療経過など
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
この研究で利用させていただく情報は、厳重に管理された日本頭頸部癌学会のデータベースへ登録されます。日本頭頸部癌学会では、全国の患者さんの情報を集めた上で、疾患ごとの患者数、治療内容、治療経過などの項目ごとに集計します。集計の結果は、個人を特定できないようにした上で、年に1回、9月に発行される日本頭頸部癌学会誌Supplementにて報告されます。また、学会報告や学術雑誌、日本頭頸部癌学会のホームページ等などで公に発表されることもあります。長崎大学病院では日本頭頸部癌学会と全国の医療機関と協同してこの研究を行っています。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:大森 景介(歯科医師) 長崎大学病院 口腔外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7698  FAX:095(819)7700
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 臓器移植あるいは末梢血幹細胞移植後に発症した口腔癌患者の治療成績と腫瘍微小環境に関する後ろ向き観察研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 口腔外科
  研究責任者(職名): 柳本 惣市 (講師)
  共同研究機関: 日本口腔がん臨床研究グループ(Japan Oral Oncology Study Group:JOOG)
・信州大学医学部附属病院特殊歯科・口腔外科・准教授 山田 慎一
・東海大学医学部外科学系口腔外科学講座 教授 太田 嘉英
・奈良県立医科大学医学部口腔外科学講座 教授 桐田 忠昭
・神戸大学医学部口腔外科学講座 助教 長谷川 巧実
・北海道がんセンター 口腔腫瘍外科 部長 上田 倫
・福井大学医学部付属病院 歯科口腔外科 教授 吉村 仁志
  研究期間: 2020年4月21日~2020年12月31日
  研究目的と意義: 本研究では、臓器移植あるいは末梢血幹細胞移後に慢性移植片対宿主病(GVHD)に対する治療を受けた患者さんの治療成績、予後および末梢血の分画について検討し、免疫抑制治療に伴う予後への影響、また切除断端の局所免疫への影響について検討します。本研究を行うことで、免疫抑制治療患者さんへの治療方針など今後の我々の口腔癌治療に対し貢献できると考えます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
臓器移植あるいは末梢血幹細胞移後に慢性GVHDに対する治療を受けた患者さんで、2008年1月1日から、2018年3月31日の間に口腔がんの治療を受けた方を対象とし、慢性GVHDに対する治療歴のない患者さんを対照群とします。
●利用する情報/試料
切除した手術標本の一部
患者さんの背景:年齢、性別、身体所見、検査結果(血液検査)など
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、臓器移植あるいは末梢血幹細胞移後に慢性GVHDに対する治療口腔がん治療を受けられた患者さんについてデータ解析を行い、慢性GVHDに対する治療を受けていない患者さんと治療成績を比較します。
また手術標本の一部を用いて、免疫染色を行い、腫瘍への免疫抑制剤の影響について検討します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:古川 浩平(歯科医師)  長崎大学病院 口腔外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7698  FAX:095(819)7700
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 口腔腫瘍切除術術後のネオベールシート®被覆後の
乳頭状瘢痕形成に関する臨床的研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 口腔外科
  研究責任者(職名): 奥山 紘平 (助教)
  研究期間: 2017年6月20日 ~ 2018年3月31日
  研究目的と意義: ネオベールシート®の治療効果や合併症などを調査します。
  研究内容: ●対象となる患者さん
口腔腫瘍の患者さんで、2002年4月1日から、2017年3月31日の間に、手術の後にネオベールシート®を貼る治療を受けた方を対象とします。
●利用する情報/試料
性別、年齢、合併症(とくに糖尿病の有無について)、腫瘍の大きさ(T因子、臨床視診型、および厚さ)、腫瘍の分化度、脈管浸潤の有無、手術時期、局所再発の有無、血液学的検査、転帰
●研究方法
診療録を用いて、合併症、切除面や腫瘍部の面積、病理組織学的所見、血液検査所見、口腔内所見に関して評価します。また瘢痕を形成し、切除が行われた症例については、ヘマトキシリン・エオジン染色が行われた病理組織切片を用いてその特徴を検討します。必要に応じて増殖性の評価のため、免疫染色を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:奥山 紘平(歯科医師)  長崎大学病院 口腔外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7698  FAX 095(819)7700
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)