終了した臨床研究 【 第二内科 】
課題名 | 所属 | 研究責任者 | 職名 |
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血液透析患者における腎性貧血治療ガイドライン遵守率およびガイドライン遵守に関連する因子の検討 | 長崎大学病院第二内科 | 西野 友哉 | 講師 |
IgA腎症患者において治療法の選択が腎予後へ与える影響の検討 | 長崎大学病院第二内科 | 西野 友哉 | 講師 |
研究課題名: | 血液透析患者における腎性貧血治療ガイドライン遵守率およびガイドライン遵守に関連する因子の検討 | |
研究責任者: | 西野 友哉 | |
研究期間: | 平成23年11月1日~平成25年3月31日 | |
研究の概要: | 血液透析患者に対する目標Hb 値は,週初め(前透析中2 日後)の血液透析前の仰臥位採血による値でHb 値10-11(活動性の高い比較的若年者では目標Hb値11-12)g/dL が推奨されている。一方2007年末の日本透析医学会の統計調査成績では、目標Hb下限値である10g/dL 未満の血液透析患者がいまだ37.8%も存在しており、目標Hb濃度とされる10-12g/dLの血液透析患者は53.9%にすぎない。また透析患者の貧血は死亡や心血管疾患の独立したリスクファクターであることが報告されていることより、2008年版腎性貧血治療ガイドライン発表後における、長崎県内血液透析症例の腎性貧血改善治療状況把握および予後関連因子の検討を行う。 |
研究課題名: | IgA腎症患者において治療法の選択が腎予後へ与える影響の検討 | |
研究責任者: | 西野 友哉 | |
研究期間: | 平成24年3月5日~平成24年12月31日 | |
研究の概要: | 日本人においてステロイド・扁桃摘出・RAAS阻害剤投与がIgA腎症の寛解率を高めることが示されている。また、併用療法が行われるようになったここ15年程はそれ以前と比較してIgA腎症により末期腎不全へ至るリスクは有意に減少している。しかし、扁桃摘出やステロイド薬の適応、ステロイド薬の適切な投与量・投与法・投与期間など治療内容に関して依然不明な点も多く施設間にばらつきが認められる。さらに、腎生検施行時にすでに腎機能障害を認める例における治療選択に関しては明らかになっていない点が多い。IgA腎症患者において腎機能障害の進行・臨床的寛解に関与する要因を治療内容の違いと腎予後の関係に焦点を当てて検討することと、生検時すでに腎障害を認める例における治療方針の違いと腎予後の関係を調べることを目的とする。 |