大切にしていること
"6階東病棟 看護師一同"
小児科・小児外科病棟の紹介
当院小児病棟は、15歳未満の患児または、児童福祉法に規定する小児慢性特定疾病医療支援の対象である20歳未満の患者が主に入院する病棟です。小児の入院になるため、ご家族が入院に付き添われることが多いのが特徴です。病棟内は、保育士や院内ボランティアによる季節に応じた装飾がなされ、クリスマスシーズンのツリーやイルミネーションは圧巻です。また、プレイルームや院内学級の設備があり、子ども達が入院治療をしながら遊びや学びを継続できる病棟となっています。
大切にしていること
県内唯一の大学病院小児病棟であり、外科的処置も含め全ての疾患に対応するため、幅広い知識とスキルが必要とされる職場です。そのため、小児看護の専門性を高めるための部署内教育にも力を入れています。また、ご家族が入院に付き添われることが多い病棟であるため、ご家族を含めた支援を心がけています。そして、私達小児病棟に勤務する看護師が患児とそのご家族に向き合うとき、最も大切にしていることは、患児の安心・安全です。小児看護には、診療の補助、子どもの心身のケアと家族の心のケアの3つの役割があります。私達はこの役割を常に認識し、子どもの安心・安全のために日々の業務に従事しています。
当院小児病棟では、保育士による子どもの見守りや年齢に応じた遊びへの支援、小学校・中学校教諭による学習支援も行っています。更に、院内学級の教諭と協働して季節のイベント(七夕会、夏祭り、クリスマス会等)を企画し、子ども達が楽しく過ごせるようにしています。臨地実習に来てくれている看護学生や新人看護師も出し物をしてくれるなど、子ども達を楽しませてくれています。今後は院外の団体の支援もあり、キャラクター訪問等のイベントを企画しており、子ども達が院内で楽しく過ごせるように更に環境を整えていく予定です。
また、多職種(医師や看護師、薬剤師、心理士、保育士、歯科医師、理学療法士、栄養士、教員等)で協働し、定期的にカンファレンスを行い、患児ひとりひとりにとってどのような支援が可能かを常に考えています。更には、入院中から退院後の生活を見据えた支援を行い、退院前には復学予定の学校との復学支援カンファレンスや地域の多職種との合同カンファレンスを開催し、退院後の生活にスムーズに移行できるように努めています。私達小児病棟看護師の願いは、子ども達とそのご家族が必要な支援を受けながら住み慣れた地域で生活していくことにあります。そのための支援が少しでもできれば幸いです。