教授挨拶

長崎大学病院病理診断科病理部 教授
長崎大学病院
病理診断科・病理部

教授 岡野慎士

歴史ある長崎大学病院は、これまで全人的な医療職務を遂行し、特色ある地域医療と国際的な医療発展に貢献してきました。
大学病院としての病理診断科・病理部は、その円滑な医療遂行のための重要な一部門であり、診療・教育・研究をバランス良く取り入れた部門運営が必要であると考えています。

 

長崎大学病院は、長崎の中核拠点病院であり、その中で病理診断科・病理部の年間症例診断件数は組織診:約1万件、細胞診:8千件で、病理診断という診療を通して、その役割を支えています。
私の病理診断業務におけるポリシーは、患者さんと各科診療医が満足のできる病理診断を提供していくという一言に尽きます。

 

病理診断科・病理学は、全身の網羅的な病理診断をする上で、全診療科の魅力を伝えられる診療科であると同時に、視覚より得られる病理所見を通して疾患の病態にアプローチできる研究科でもあります。

 

私は、これまでの長崎大学病院の取り組みと方向性を尊重し、病院臨床のスムーズな遂行、各科研究推進、地域医療と人材育成に貢献すべく、病理診断科・病理の運営に全力を尽くす所存です。

令和4年3月吉日