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5つのよかところ
外来研修
外来研修で市中病院以上のプライマリ症例数を経験しよう!
センター専任指導医とともにプライマリ・ケア協力病院に行き、指導医が見守る中、研修医が外来診療をする「研修医のための外来研修」を実施しています。
指導医からのメッセージ
指導医:浜田 久之

君の実力をつけるために、外来研修を導入!
臨床能力をアップさせることが、君の研修の目標だと思います。そこで長大病院では、マンツーマン・プライマリ外来研修(大学の外で)+マンツーマン夜間救急研修(大学病院の外で)を導入しました!
なぜ外来研修が必要なのか?
①プライマリ・ケアを重視した初期研修では、発熱、咳、腹痛……などのよくある疾患を自分で診療できる力が必要です。
②2017年より始まる新たな専門医制度では、外来研修が求められる診療科があります。
③どんな科に進もうが、プライマリ外来研修が必要です。
全国的に外来研修は、なぜ普及しないのか?
①指導医がマンツーマンで研修医へつかないといけないので、指導医不足、コストの問題が大きい。
②研修医が外来をするとベテランよりも時間がかかるので、導入を躊躇する。
③患者さんの協力が得られない。
なぜ、長崎大学病院は外来研修ができるのか?
①研修医のための外来指導専任指導医が、私も含め、6~8名いる。
②様々な施設が研修医のために協力してくれる。
③症例数がかなり豊富
君をバックアップする外来研修の環境が整っています。
ぜひ、長崎で実力をつけよう!
指導医:松島 加代子

プライマリ外来を研修医のうちに経験することは
将来どの科にいっても役立ちます。
患者さんひとり一人に貢献できるよう
一緒に頑張りましょう!!!
地域チーム医療の実際を勉強しよう。
緑深い中を車で約90分、島原病院は島原半島の中核にある病院です。新患外来を担当しますので、多彩な症状の患者さんが受診します。
患者さんとのコミュニケーション、コメディカルの方々との情報共有など、限られた時間のなかで診療をすすめるスキルを習得できます! 島原病院スタッフの皆さんも、円滑に研修が進むよう協力してくださいますし、もともと暖かい地域性です。研修医の皆さんの一生懸命さが伝われば、丁寧に対応してくださる患者さんたちですよ。
往復の道中は、その日のフィードバックをしたり、必要があれば個々の悩み・選択科・進路などの相談も含め、自由に雑談しながらの(私的には楽しい)時間です。帰りは疲労で睡眠時間のことも多々ありますが。
外来か? 入院か? 今日何をすべきか。
新患外来では重症か軽症か、どのような患者さんかはわかりません。
「外来で対応可能?」「検査はどこまで必要?」「専門外来への紹介?」「即入院?」。プライマリ研修ならではの“見極め” を勉強しましょう。
細かいところですが、保険診療を行ううえで、“主治医” として必要な診療報酬明細書の書き方など、大学ではなかなか経験しない部分もしっかりと抑えていきましょう。