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長崎大学病院は、長崎市と近隣の町を医療圏として機能しています。その中で、救命救急センターは当院1施設のみです。ですので、自他ともに、医療圏内での「最後の砦」という認識を持っています。
救急医療とは、どういう医療だと思いますか?ドクターヘリや、災害医療など、華々しい現場が救急医療だと考える人が多いのではないでしょうか。確かに、ドクターヘリや災害医療は、救急医療の重要な一面です。
しかし、一施設だけで、地域の救急医療をまかなえるわけはありません。地域が充実してこそ機能する、ある意味地域医療です。地域の各医療施設で治療困難な症例を受け入れ、安定した患者を地域の医療施設で後療法を依頼する。こういった地域との連携が救急医療の最重要とも言える一面です。この連携に、救急隊員との連携も非常に重要です。お互いが信頼しあえるように、日頃から顔の見える関係作りを心がけています。
連携は、地域だけではなく、院内での連携も重要です。
救急患者の診療を行うために、看護師との連携はもちろん、各医療技師、各専門科医師との連携を保つべく、定期的なカンファランスや委員会を開いています。
長崎という決して大きくはない街で、地域の方々のために、地域の関係者や院内の各領域との円滑な連携で、最後の砦として、救急医療を提供できるということは、緊張感と充実感を味あわせてくれます。
興味を持っていただいたならば、気軽に見学にお越し下さい。 |
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