緊急性の高い医療に対応

 H28(2016) 4月より当院国際医療センター長を拝命しております江口晋です。私自身は消化器外科医ですが、国際医療にも尽力する所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
本センターは平成23年(2011年) に設立され、感染制御教育センター、感染症内科(熱研内科)、救命救急センター、国際ヒバクシャ医療センターを対象に運営がなされてきました。最近、本邦でも医療の国際化が政策の一つにも取り上げられ、国内の各大学病院も国際貢献に次第に本腰を入れてきています。

実は長崎大学では旧くから国内有数の国際医療展開機関でありましたが、研究拠点を中心に認知されていたためか、臨床医療ではなく、国際研究のみとして捉えられてきた歴史があります。そのため、臨床医療のアウトバウンドとして、実際は医療教育、指導を行ってきていたのにも関わらず、実績として全国に登録されていませんでした。そこで既に存在していた“国際医療センター”を本格稼働し、この国際化社会で長崎大学病院としてもその役割を広く展開していくことを目的として活動していく所存です。
実際には、国際医療の ①インバウンド(外国人患者の診療、特に高度医療、被ばく医療、感染症等)、②アウトバウンド(海外への当院の医療技術の輸出)、③国際医療協力また ④海外からの医療従事者の研修、教育受け入れ、⑤協定締結大学の医学生の教育などを目に見える形でオープンにしていくのが目的です。当院は高次医療機関ですから、検診などの医療ツアーリズムとは意味が異なります。
実際の診療、教育に関しては各診療科にお願いすることになると思いますが、情報集約、受付窓口として御利用頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。

国際医療センター長 江口 晋

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