Department of LABORATORY MEDICINE
技師長から臨床検査技師を目指す人へのメッセージ

長崎大学病院 検査部
臨床検査技師長

佐々木 大介

佐々木大介臨床検査技師長


 長崎大学病院検査部は、「信頼性と精度の高い検査結果を提供し、正確な診断と治療に貢献する」を理念に掲げ、60名余りの臨床検査技師が日々、検査に従事しています。検査室としては、生化学検査室、血液検査室、一般検査室、フローサイトメトリー検査室、免疫血清検査室、微生物検査室、遺伝子検査室)、生理機能検査室、中央採血室を有しており、国際規格であるISO 15189や認定血液検査技師・認定骨髄検査技師制度指定施設、認定臨床微生物検査技師研修施設の施設認定を受け、様々な学術団体の認定資格を得た技師が多く在籍しています。また当検査部の大きな特徴として、長崎大学大学院医歯薬総合研究科病態解析・診断学分野と一体となり、栁原 克紀教授をはじめ6名の医師が在籍し、検査の管理・教育・研究を行っています。
 このように当検査部は、「臨床検査」、「学術的活動」、「研究・教育」において充実した環境下にあり、研究活動としては、主に感染症の診断や造血器腫瘍の診断に関しての論文や学会発表、新しい検査法の開発などを行っています。さらに臨床検査技師としてのさらなるキャリアアップを目指し社会人大学院生として学位を取得することも可能です。
 「臨床検査」は病気の診断・治療に大変重要な役割を担っています。そして、その「臨床検査」は医療の高度化・複雑化に伴い高度な知識や技術が求められます。私たち臨床検査技師が携わり、精度保証された「検査結果」を医師などの医療従事者や患者さんに提供することはとても大切です。これからも診療側や地域社会が求めることに迅速に対応し、日々技術・知識のレベルアップに努め社会に貢献し続ける魅力ある検査部を目指し努力していきます。

2025年4月吉日