教授からのメッセージ

長崎大学病院救命救急センター センター長:田﨑修 脳卒中センター・外傷センター開設
長崎大学病院救命救急センター
センター長  田﨑 修

 平成23年10月1日付けで、長崎大学病院救命救急センターに脳卒中センター、および外傷センターが開設されました。
 近年、脳卒中の治療は著しく進歩しました。以前は保存的治療しかできなかった患者さんに対し、積極的に血栓(血の塊が脳の血管につまったもの)を溶かすことができるようになりました。また、血栓を摘除する新しい医療器具も開発されて参りました。最先端の脳卒中治療が常に受けられる体制を整備したことにより、脳卒中の予後がさらに改善されるものと確信しています。
 救命センターに搬送される患者さんの中でも、四肢外傷は最も頻度の高い外傷の一つです。重症患者さんを救命することは救命センターの重要な使命ですが、機能障害が残ってしまっては退院後の生活の質は極端に低下します。今回救命センターに外傷チームが加わったことにより、重症患者さんの機能予後がより一層改善されると期待しています。


 長崎大学病院救命救急センターでは、救命センター、脳卒中センター、外傷センターのスタッフが密接に連携し患者さん一人一人に最良の治療が行われるよう、より一層努力して参ります。

平成23年10月1日