<指導医講習会報告>

平成24年6月29日(金)〜30日(土)の2日間、長崎にっしょうかんにて指導医講習会が行われ、41名の先生方にご参加いただきました。

テーマは【SMAP
Speak : 話す
Move : 動く
Active listening : 聞く
Positive Learning : 積極的に学ぶ

【オリエンテーション】

オリエンテーション

【ワークショップ1】「研修医が学びやすい雰囲気の作り方」

タスク:宮本先生(医療教育開発センター)

自己紹介の仕方では、絵を用いた自己紹介方法が紹介され、みんなで実践!

ワークショップ1

ワークショップ1

アンケート結果でも、「自己紹介の方法が勉強になった」とご意見をいただきました!
宮本先生と小畑先生による「雰囲気の作り方の良い例、悪い例」最初のオリエンテーションでの指導医の自己紹介は重要なポイントです。

ワークショップ1

【ワークショップ2】「到達目標と修了規定、困った研修医への対応の仕方」

タスク:永田先生(長崎医療センター)、松島先生(医療教育開発センター)

まずは、永田先生より「新臨床研修における到達目標と修了規定」についてお話いただき、松島先生より「長崎大学病院の修了規定」についてお話いただきました。

その後、別室にて「困った研修医の例とその対応」についてグループワークを行いました!

ワークショップ2

そして、自己紹介とグループの意見の発表です

ワークショップ2

ワークショップ2

【ワークショップ3】「初期研修と医療安全」

タスク:小畑先生(医療教育開発センター)

ワークショップ3では、研修医が行う医療行為において、問題が発生した時に指導医がどう対処すべきかを話し合います。 医療安全に関する事例を6つ提示し、①何が問題か ②患者・家族への対応 ③研修医への対応 ④組織人としてどう動くか ⑤どのような予防策をたてるか をグループで検討しました。

ワークショップ3

【ワークショップ4】「研修医へのフィードバック」

タスク:浜田教授(医療教育開発センター)

ここからは、研修医の先生方にも参加していただき、6ブースに分かれます!
そして、指導医が研修医に指導し、その指導の仕方をグループで評価し、議論を行います研修医の先生方の名演技が光っていました

ワークショップ4

ワークショップ4

研修医の先生方の迫真の演技のおかげで、このワークショップはいつも大好評です(^O^)

【ワークショップ5】「研修医との意見交換から医師のプロフェッショナリズムを考える」

タスク:永田先生(長崎医療センター)

このワークショップでは、研修医の先生方にもグループに1名ずつ入ってもらい、次の話題から1つ選んで、議論し、発表します。
①良い指導医とは、悪い指導医とは?
②良い研修医とは、悪い研修医とは?
③初期研修2年間で、到達させたいことは?
④指導して最も嬉しかったこと。最も辛かったこと。
⑤自分が教えた思い出に残る研修医。自分が教わった思い出に残る指導医
⑥自分の研修医の頃VS今の研修医(昔と今の比較から感じること)

ワークショップ5

【ワークショップ6】「初期研修におけるふりかえり学習法」

タスク:中桶先生(へき地病院再生支援・教育機構)

ワークショップ6

1日目修了!!


2日目は、昨日のワークショップ6「初期研修におけるふりかえり学習法」の続きから始まりました。
タスク:松島先生、小畑先生(医療教育開発センター)

まず、松島先生より1日目のアンケートのコメント紹介がありました!一部を紹介すると、
●研修医教育の重要性について再び認識することができた。教育についてのヒントをいくつか得ることができた。
●噂で聞いていた「洗脳」「苦痛」という言葉に恐れおののいて参加したこの講習会でしたが、他科、他院の先生方の臨床研修に対する考え方にも触れることができてとても貴重な時間となりました。
●上司の命令で来たが思ったよりも楽しかった。
●今日1日のワークショップを体験して、指導する事のおもしろさを知る事ができました。

などのコメントをいただきました。

ワークショップ6

次に、小畑先生より長崎大学病院のポートフォリオの紹介があり、その後コーチングのDVDを見ました。

ワークショップ6

そして、研修医役、指導医役に分かれてフィードバックシートの利用の仕方を実践しました(#^.^#)

ワークショップ6

【ワークショップ7】「初期研修における地域医療研修、関連病院での研修」

タスク:中桶先生(へき地病院再生支援・教育機構)

ここでは、大学以外の研修で何を学ぶべきか等について議論し、知識を深めます。 地域研修の魅力・大学と何が違うか・何を研修目標とすべきか・研修の売りは何か などをグループで話し合いました(^u^)

【ワークショップ8】「卒前卒後研修の充実のために」

タスク:安武教授(先端医育支援センター)、浜田教授(医療教育開発センター)

ここでは、学部から卒後までの研修を充実させ、日本一の研修病院にするために議論をおこないます

みなさんはKJ法って聞いたことありますか?? KJとは考案者、川喜田 次郎氏のイニシャルで、KJ法とは小集団で問題点やアイデアをまとめる際に有用な方法です

ワークショップ8

ワークショップ8

安武教授よる「卒前教育のトレンド&長大医学部の取り組み」では、眠気覚ましの運動を交えながら、医学部の臨床実習、医師国家試験、Active Learning、教養教育についてお話いただきました!

↓この運動が、思ったより難しい(;一_一)

ワークショップ8

そして、浜田教授による「卒後教育トレンド&長大病院の取り組み」

ワークショップ8

【ワークショップ9】「理想の研修指導医となるために」

タスク:松島先生(医療教育開発センター)

いよいよ最後のワークショップ!! 指導医の皆さんが明日から何をするかを議論し、理想の指導医像(個人としてやるべきこと)をスケッチブックに書いて、各グループ内で発表しました(#^.^#)

ワークショップ9

すべてのワークショップを終えて、一言ずつご挨拶いただきました

ワークショップ9

ワークショップ9

ワークショップ9

最後に、センター長より修了証が授与されました

ワークショップ9

終了後は、早速タスクの先生方が次回の講習会をより良いものにするための話し合いがおこなわれてました!!

ワークショップ9

参加者のみなさん、タスクの先生方、二日間本当におつかれさまでした

ワークショップ9

【感想】

  • ・研修医の指導は今までできる範囲で一所懸命やっていましたが、「コーチング」という言葉にはっとさせられ、自分の指導が今まで漠然と
     していたものであったことを改めて知りました。 研修医の心理に配慮するだけではなく、そうするためのテクニックがあることを学べたのも
     これからの財産になりそうです。
  • ・講習会は内容が盛りだくさんで時間もきちきちで体力的にきつかったが他の先生方と色々討議できて非常に有意義でした。またの機会に
     研修をテーマに集いが出来ればと思います。
  • ・PNPフィードバックが重要なことが分かりましたので、明日からの教育につなげていこうと思います。
  • ・人間はやはり褒められた方が、何事にも積極的に参加できるであろうと考えるので今後とは熱い心でPNPを使用しながら教育していきた
     い。
  • ・研修医指導だけではなく他の所でも活用できることがあり大変ためになりました。
  • ・意識改革としては良かった。指導の仕方というのは教育される必要があると実感した。
  • ・考え方が変わった。研修医指導の How to が知れた。
  • ・非常に長く、多くの講義でしたが有意義ですぐに実践できる気持ちになりました。

また、長崎に熱い指導医が増えました!!!

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