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2025.05.17. お知らせ

2025年度 県民公開講座「心房細動を見逃さない 脳卒中予防の第一歩」を開催しました。

2025年5月17日(土)、アルカスSASEBOにて、佐世保中央病院との共催で県民公開講座を開催し、157名の方が来場されました。
佐世保中央病院の谷口先生からは、アップルウォッチを用いた心房細動や超聴診器を用いた心臓弁膜症の早期発見のための外来をすでに行っているお話がありました。これらは、AI技術を活用した新たな試みで、とても興味深い内容でした。
長崎大学病院の立石先生からは、先生が実際に診られた患者さんの動画も交えて、脳卒中の症状、診断、治療さらには予防に関するお話がありました。その中で、顔や腕の麻痺、言葉の障害が出現したら、脳卒中を疑い、すぐに救急車を呼ぶことがよいことや、血圧管理などを行うことにより脳卒中が予防できる可能性があることなどが話されました。
講演会場外のロビーでは、超聴診器による心臓弁膜症の検査、簡易心電計やアップルウォッチを用いた心電図測定、手指リハビリテーションシステムのデモンストレーションや健康相談などが行われ、多くの方が参加・相談されていました。
本公開講座後のアンケート調査でも、講座内容の満足度は、回答があった方の中で「満足」が81.8%、「まあまあ満足」が18.2%で、「やや不満」、「不満」の方はいませんでした。かなりの高評価を頂いたと思います。
今回は、佐世保中央病院との共催という初めての試みでしたが、今後も様々な医療機関や自治体とも協力しながら、長崎県民の脳卒中・心臓病による死亡率減少や健康寿命の延伸にすこしでも貢献できるように活動していきたいと思います。