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2025.08.26. お知らせ

「緑が丘包括支援センター 地域ケア推進会議」に参加しました。

2025年8月26日(火)、長崎市北公民館(チトセピア内)にて、「緑が丘包括支援センター 地域ケア推進会議」が開催されました。医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、介護支援専門員、医療ソーシャルワーカーなど多職種の方々が参加しました(73名)。
まず、池田センター長より、「心不全パンデミック時代を迎えて ~脳卒中・心臓病等総合支援センターの取り組み」と題し、心不全パンデミックと呼ばれる理由、心不全の病態の概説、そして、このような心臓病患者に対する予防から慢性期・維持期に至るまでの当センターの取り組みが紹介されました。
次に、長崎大学病院の桑原MSWからは、「心不全の地域連携とACP実践」のタイトルにて、心不全患者の地域連携・地域包括ケアの実情やACPを実践した症例なども示し、多職種を介した様々な連携が必要であることを話されました。
最後に、訪問看護ステーション結糸 桑原氏からは、訪問看護を行った心不全患者の症例を呈示され、現場で実感した課題や情報交換ノートの有用性などが話されました。
講演後、12グループに分かれ、「心不全を有する高齢者の在宅療養支援~多職種チームで考えよう~」をテーマに、在宅療養支援に関わる中での課題、困りごと、医療介護連携の問題やチームの役割について、グループディスカッションが行われました。実際の現場では、患者の希望や価値観などの違いもあり、また限られた時間の中での活動では、すべてを円滑に進めることの難しさがあることが報告されました。
このような回復期・維持期の患者さんに携わっている方々のお話を聞く機会は少なかったこともあり、大変、有意義な会議でした。今後も、心不全患者の病期に応じた対策を講じていけるように、地域や多職種の方々との連携を深めて活動していきたいと思います。