診療実績データ

各種指標

病院機能指標

 大学病院の社会的使命は、国民医療の発展に最大限の貢献をすることです。
全国42国立大学病院では、共通の指標に基づき、自らの病院の医療に関する情報を社会に公開し、国民が安心してその医療を享受できることを目的として、病院評価指標を策定しました。
 長崎大学病院は全国国立大学附属病院とともに、高い目標を掲げ、社会の理解と信頼を得るため、ここにその実績を公表するものです。

DPCデータを用いた病院指標

DPCとは

 WHO(世界保健機関)が定めた国際疾病分類(ICD:International Classification of Disease)は、1989年に第10回の修正が承認され、1993年から使用されています。
 DPCは、このICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類第10回修正)に基づき、まず18の主要診断群分類(MDC:Major Diagnostic Category)に分けられています。 患者の臨床的類似性とその医療資源の均一性に着目して疾患が分類されています。この18分類に属する505の基礎疾患を、重症度、年齢、手術・処置の有無、定義副傷病名などで分け、 さらに4296の診断群(2003年発足当時は1860)に分類しています。(2018年3月20日付厚生労働省告示代70号)。
 DPC点数表による算定においては、診断群分類は「医療資源を最も投入した傷病名」により決定されます。一入院中に複数の傷病に対する治療を行った場合でも、 対象患者の入院全期間を通じて人的・物的医療資源を最も投入した傷病名に基づき、診断群分類を1つだけ主治医が選ぶことになります。
 「医療資源を最も投入した傷病名」が確定すると、その分類に対してどんな手術や処置等が行われたか、またどんな併存症(定義副傷病名)が存在したかなどによって細分化され、14桁の診断群分類が決定されます。[「DPC点数早見表 2018年4月版」(医学通信社)より]

注意点

  • 高度急性期病院である本院は重症の患者さんの入院が多いこと、また県内唯一の大学病院として遠方の入院患者を多く受け入れていることなどの事情があり、平均在院日数が全国平均と比べて長くなる傾向です。
  • 本院は高度先進医療を担う特定機能病院です。他の施設で手術・治療などが困難と思われる患者さんの紹介を受け診療しているため、単純に他の施設と比較することはできません。
  • 複数の疾患を抱えている患者さんや重症な患者さんには術前・術後の管理に時間を要することがあり、術前・術後日数が長くなる場合が多く見られます
  • 手術目的の入院以外の経過中に受けた手術が指標に含まれるため、術前日数が長くなっているケースもあります。

集計条件

 平成29年10月1日時点で公開する病院指標は、平成28年4月1日から平成29年3月31日までに退院した患者さんで、一般病棟に1回以上入院した患者さんを対象としています。 退院した後24時間以内に死亡した患者または生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植(「厚生労働省が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法の一部を改正する件(平成28年厚生労働省告示第88号)」、 自動車賠償責任保険や労災保険、自費等の患者さんのデータは含まれません。

本院では指標の公開にあたり、医療機関ホームページガイドラインを遵守しております。
医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

外部評価

ジャパン インターナショナル ホスピタルズ

 長崎大学病院は、一般社団法人 Medical Excellence JAPANが定める渡航受診者受入医療機関としての認証基準を達成しているとして、「ジャパン インターナショナル ホスピタルズ」の推奨病院であるとの認証を受けています。
 この認証は、渡航受診者受入れに意欲のある病院の受入れ体制や取組み、渡航受診者を受入れる診療科において提供する診断・治療・健診・検診の内容と実績を評価し、所定の基準を満たす病院を「ジャパン インターナショナル ホスピタルズ」として推奨しているもので、2017年6月、九州の国立大学病院としては本院が初めて選定されました。

病院機能評価

 長崎大学病院は、公益財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価(Ver.6)の認定基準を達成しているとして、認定を受けています。
 この病院機能評価は第三者評価によるもので、客観的な立場から評価を受けることにより、質の高い医療サービスの提供や医療への信頼性の向上を図ることを目的としています

ISO15189(検査部・細胞療法部)

 長崎大学病院 検査部・細胞療法部はISO15189:2012の認定を取得しています。
 ISO15189とは、ISO(国際標準化機構)が定めた臨床検査に特化した国際規格で、品質マネジメントシステムの要求事項(健全な管理に対する要求事項)と技術的要求事項(臨床検査室が請け負う臨床検査の種類に応じた技術能力に関する要求事項)の2つから構成されており、本認定の取得により、安定した質の高い臨床検査が世界的に認められたことになります。

卒後臨床研究評価機構による認定

 長崎大学病院は、優れた医療人の育成を目的に臨床研究病院を評価するNPO法人「卒後臨床研修評価機構」により、機構が定める認定基準に達しているとして、研修プログラムの認定を受けています。

アジア太平洋地域倫理委員会フォーラム(FERCAP)による認定

 長崎大学病院の臨床研究倫理委員会は、WHOによる倫理審査能力強化プログラム推進機構であるアジア太平洋地域倫理委員会フォーラム(FERCAP)による審査を受け、ヘルシンキ宣言、ICH関連ガイドライン等各国の倫理審査に関する規制及び基準に合致していると認められました。

厚生労働大臣による認定

 長崎大学の臨床研究審査委員会は、臨床研究法第23条第4項の要件に適合しているとして、厚生労働大臣による認定を受けています。

情報公開

企業等からの資金提供状況の公表について

平成29年8月現在

 このたび、国立大学附属病院長会議において、附属病院が公的機関として、企業等からの資金提供状況に係る透明性を確保し、高い倫理性を担保した上で社会の理解と協力を得て、産学官連携活動の適正な推進が図られることを目的として「企業等からの資金提供状況の公表に関するガイドライン」が策定されました。
 本院においても、同ガイドラインに基づき、今後、当該年度分の企業等からの資金提供状況を翌年度決算確定(文部科学大臣承認)後に、下記のとおり公表することをお知らせします。
 また,平成28年6月開催の国立大学附属病院長会議において,透明性をより高めるため,平成28年度分から公表に同意した企業等については全て企業等名を公表する予定となっております。つきましては,当大学病院に勤務する職員宛に謝金が発生する用務(診療行為による謝金は除く。)を依頼する企業等におきましては,こちらをご覧いただき,公表に同意するか否かの意思表示をお願いいたします。

長崎大学病院長

(参考)「企業等からの資金提供状況の公表に関するガイドライン(PDF)