モルドバにおけるチーム医療や緩和医療の体制整備を目的とした協力事業の一環として、がん診療センターの芦澤教授をはじめとする本院の教員らが、2024年1月15日から19日にかけて、モルドバ腫瘍学研究所の医師・看護師16名を対象に、緩和医療に関する包括的なオンライン研修を開催しました。
JICAウェブサイトに広報記事（英文）が掲載 されています。

JICA held an online training on “Improving the Oncological Services for Cancer Patients” for Oncology Institute in Moldova ｜ Where We Work - JICA

オンライン研修では、モルドバの医療専門家が実践的な知識・技術を総合的に習得できるよう、緩和医療に関する幅広いトピックが取り上げられました。
参加者からは、本院の講師に対し、モルドバでの経験や直面している課題に基づいた様々な実践的な質問があり、その後行われたディスカッションでは、双方の知識や経験について有意義な意見交換が行われました。
研修の最終日には、モルドバの参加者が、研修で得た知識をそれぞれの職場でどのように活かしていくかということについてアクションプランの発表がありました。

2024年3月には本院にて、包括的ながん患者の管理体制の実現のため、キャンサーボードや外来、手術等を見学する1週間の来日研修の開催を予定しています。