Department of LABORATORY MEDICINE
技師長から臨床検査技師を目指す人へのメッセージ

長崎大学病院 検査部
臨床検査技師長

木村 由美子

栁原克紀教授


 長崎大学病院検査部は、「信頼性と精度の高い検査結果を提供し、正確な診断と治療に貢献する」を理念に掲げ、現在、59名の臨床検査技師が日々、検査に従事しています。検査室としては、生化学検査室、血液検査室、一般検査室、フローサイトメトリー検査室、免疫血清検査室、微生物検査室、遺伝子検査室)、生理機能検査室、中央採血室を有しており、国際規格であるISO 15189や認定血液検査技師・認定骨髄検査技師制度指定施設、認定臨床微生物検査技師研修施設の施設認定を受けています。また、当検査部の大きな特徴としては、長崎大学大学院医歯薬総合研究科病態解析・診断学分野と一体となっており、栁原 克紀教授をはじめ7名の医師が在籍し、検査の管理や教育を行っています。
 このように当検査部は、「臨床検査」、「学術的活動」、「研究・教育」において充実した環境下にあります。よって、認定検査技師の取得、研究や大学院への進学など様々なスキルアップが可能な施設です。研究活動としては、主に感染症の診断や白血病・悪性リンパ腫などの造血器腫瘍の診断に関しての論文や学会発表、新しい検査法の開発などを行っています。また、新型コロナウイルスのPCR検査に関しても早急に検査体制を確立することができ、院内のみならず長崎県内の検査支援を行っています。
 このコロナ禍でもわかるように検査は大変重要な役割を担っています。そして、私たち臨床検査技師が「検査」に携わり、精度保証された検査結果を提供することがとても大切です。これからも診療側や地域社会が求めることに迅速に対応し、貢献し続ける検査部でありたいと考えます。

2021年6月吉日