Department of LABORATORY MEDICINE
先輩技師からのメッセージ
山崎 杏香 (生化学検査室)
 私は入職2年目で、配属は生化学検査室です。
 1年目は主に生化学検査業務と採血のトレーニングを行いました。トレーニングはチェックリストに沿って行い、採血トレーニングには各新人につき1人指導者がついているので、自分のペースでトレーニングを行うことができました。入職前は不安なことも多々ありましたが、先輩技師たちが丁寧に指導してくださったので安心して業務に取り組むことができました。また、1年目の2月から夜勤トレーニングが始まり、2年目では学会発表を経験しました。ルーチン業務を行いながらの学会発表の準備は大変なこともありましたが、同じ検査室の方々の協力や専門医の先生のご指導のおかげで自信をもって学会発表に臨むことができました。
 生化学検査業務や採血、夜勤のトレーニングが終わり、現在は、外部精度管理や教育に携われるよう、日々トレーニングを行っています。
 1年目は分からないことが多く、先輩技師たちに助けられてばかりいましたが、今後はできることを増やして検査室の主軸として働けるように努力していきたいです。
松本 成良 (遺伝子検査室)
豊富な経験を積める魅力

 入職して10年目、遺伝子検査に携わっています。
 日々の業務は、造血器腫瘍疑いの患者さんの診断に繋がる検査や、薬が効かない遺伝子変異を持っていないか調べる検査や、患者さんの予後の状態を遺伝子レベルで評価しています。遺伝子検査業務の他に、外来患者さんの採血を週に約2回、生化学、血液検査の夜勤と輸血検査の夜勤を合わせて月2回担当しています。また、実習生に遺伝子検査室の内容について講義したり、PCR検査の実習を一緒に行ったりもします。研究では毎年学会発表を経験し、時には海外の学会発表にも参加し、知識を深めることに大変役立っています。入職5年目からは社会人大学院に入学し、臨床検査に対するより深い研究の考え方や進め方を体験し、困った時は先生、先輩方が助言して下さり、自身の成長に繋がっています。育児休暇や、子供の体調不良による急な看護休暇なども取らせてもらい、家庭との両立も問題なく進めることができます。新人の頃は、規模の大きさや業務の専門性など仕事に付いていけるか不安でしたが、当院の検査部は多くの人員に恵まれているため、多くのサポート受け、良い刺激を受けることができるので大丈夫です。患者さんを助け、仲間が多く、研究に集中でき、教育環境の充実した場所で一緒に働いてみませんか。
中村 綾香 (生理機能検査室)
産休・育休から復帰して

 私は入職8年目で、生化学検査室を経て現在は生理機能検査室に所属しています。約1年間の産休・育休を取得し、先日職場復帰しました。復帰前は仕事を思い出せるか不安もありましたが、新人さんはもちろん復職者にもしっかりとトレーニングの期間が設けてあるため、仕事前の感覚を無理なく取り戻すことができました。子どもの体調不良で急に休ませていただくことも多いのですが、みなさんの協力のおかげで子どもを優先しながら仕事を続けることができており、とてもありがたく思っています。
 また復帰後はフルタイムではなく1時間の短時間勤務で働いています。国の制度では短時間勤務は子どもが3歳になるまでしか取得できませんが、当院では就学前まで取得することができます。帰宅後は仕事と違った忙しさがあるため、この1時間は私にとってとても貴重です。幼稚園にお迎えに行き、子どもの相手をしながら夕飯を作り、ご飯を食べさせ、お風呂に入れ、寝かしつけをし、などとしているとあっという間に一日が終わっていきます。仕事に子育てにと忙しい日々ですがそれぞれの家庭の状況に合わせて勤務形態を選択できるため、仕事と子育てのバランスがとりやすく働きやすい環境です。