患者さん・一般の方へ

臨床研究に関する情報公開(オプトアウト) 【 心臓血管外科 】
 下記の研究は、通常の診療で得られた診療情報をまとめたり、当院に保管してある検体(血液検体や病理標本等)を用いたりして行います。このような研究は、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るかわりに、研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開し、さらに患者さんが利用について拒否できる機会を保障することが必要とされています。
* 利用する情報や検体からは、お名前、住所など、直接同定できる個人情報は削除します。
また、研究成果は学会や雑誌等で発表されますが、その際も個人を特定する情報は公表しません。
* 研究のためにご自身の情報が使用されることを望まれない方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。その際は研究データの中からあなたの情報を削除いたします。ただし、問い合わせの時期や取り扱う情報によっては申し出に対応できない場合がございます。予めご了承ください。
* 情報利用の拒否を申し出ても不利益を受けることはありません。
* 研究に関する情報をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。お知りになりたい方は各研究の「問い合わせ先」へご連絡ください。
  研究課題名: テザリングによる重症二次性三尖弁逆流に対する
Spiral suspension法の有効性と安全性に関する多施設共同研究
(前向き観察研究)
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者: 三浦 崇 (講師)
  研究機関: 本研究は長崎大学病院 心臓血管外科を中心に国内外約30施設で実施します。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2020年11月17日~2029年3月31日
  研究目的と意義: 心臓弁膜症の一つであるテザリングによる二次性三尖弁三尖弁逆流に対しては、スパイラル・サスペンション法という手術法が有効であることが示唆されています。しかし、この結果はあくまでも少数例の検討であり、その効果を明確に示すエビデンス(証拠)は得られていません。そこで今回、多施設共同研究によって多数例を集めて、「スパイラル・サスペンション法の有効性と安全性」を検討する研究を行うこととしました。この研究が行われることで二次性三尖弁三尖弁逆流に対する手術成績の向上が期待されます。
テザリング:右室拡大や収縮機能の低下によって乳頭筋が変位し、それによって弁尖の接合部位が心尖部方向に移動する現象
  研究内容: ●対象となる患者さん
長崎大学病院心臓血管外科で2015年11月10日から2024年3月31日までにテザリングを原因とする重症二次性三尖弁三尖弁逆流に対して、スパイラル・サスペンション法を行った方を対象とします(手術時年齢20歳以上)。
●利用する情報
患者背景(手術時年齢、性別、既往歴、血液検査結果、治療歴)
自覚症状の程度(NYHA心機能分類)
心臓エコー検査結果(三尖弁逆流の重症度、テザリングの程度、右室の大きさや収縮力など)
手術内容(手術時間、三尖弁輪形成使用したリングのサイズなど)
術後合併症(再手術、心不全入院、血栓塞栓症、出血イベントなど)の有無

本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
対象となる患者さんの2024年3月31日までの入院・外来カルテから得られる情報をもとに、三尖弁逆流が制御できているかどうか(長期成績/逆流制御率)を調査します。
逆流が再燃している患者さんと逆流制御が良好な患者さんで上記情報を統計学的に比較検討し、逆流が再燃する原因を明らかにします。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師)  長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 重症虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対する乳頭筋吊り上げ術を追加した
僧帽弁形成術の有用性に関する多施設共同研究
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者: 三浦 崇 (講師)
  研究機関: ≪研究代表機関≫
東京慈恵会医科大学 心臓血管外科:國原 孝
≪共同研究機関≫
長崎大学病院 心臓血管外科:三浦 崇
その他、全国9施設で実施しています。
詳しい研究機関についてお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
  研究期間: 2021年3月16日~2023年12月31日
  研究目的と意義: 重症虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対する手術方法には、僧帽弁形成術と僧帽弁置換術の二つがあります。治療成績(手術後の生存率)に関しては、従来、両者に差はないと報告されていました。しかし、最新の研究では、乳頭筋吊り上げ術という方法を追加した僧帽弁形成術では、弁置換よりも生存率は良好になる可能性が示されています。しかしながら、この研究は少数例での検討に過ぎず、治療成績の詳細な検討はなされていません。そこで、今回、全国的に多くの患者さん(約300名)を集めて、乳頭筋吊り上げ術を追加した僧帽弁形成術と僧帽弁置換術の治療成績を比較検討する研究を行うことになりました。
本研究によって、乳頭筋つり上げ術を追加した僧帽弁形成術の良好な治療成績が明らかになれば、手術方法の選択が変化し、患者さんには、寿命の延長に貢献できる僧帽弁形成術を推奨できるようになります。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2015年1月1日おり2019年12月31日までに、重症虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対して、待機的に僧帽弁形成術、もしくは僧帽弁置換術を行われた16歳以上の方。
●利用する情報/試料
年齢、性別、NYHA心機能クラス分類の変化、術前・術後の経胸壁心エコー検査結果、再手術の有無、術後心不全入院の有無、術後死亡の有無とその理由、術後脳梗塞の有無
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
本研究は重症虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対して僧帽弁形成術、もしくは、弁置換術を受けた患者さんの術前と術後の情報を電子カルテから集めて、治療成績を比較する研究です。研究対象となる患者さんは上記した年月に手術を受けた方となりますので、過去の情報をもとに研究を行います。新たに追加する検査はありません。
研究代表機関(東京慈恵会医科大学)への患者さんのデータの提供は、インターネット上のNCD(National Clinical Data)内で行います。術前・術後の経胸壁心エコー検査(動画)に関しては、インターネット上のサーバー(Box社製:セキュリティ認証HIPAA取得済)で提供します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師) 長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 3Dリングを使用した三尖弁形成術の長期成績の検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者: 三浦 崇 (講師)
  研究機関: この研究は長崎大学病院 心臓血管外科のみで実施します。
  研究期間: 2021年3月16日~2021年4月30日
  研究目的と意義: 心臓弁膜症の一つである三尖弁閉鎖不全症(三尖弁逆流)に対する手術として三尖弁形成術を行っています。逆流の主な原因は弁輪拡大ですので、三尖弁形成用リングを弁輪に縫着することで弁輪を縫縮し逆流を制御します。
三尖弁形成用リングはこれまで複数存在していましたが、近年三尖弁の三次元構造を応用した3Dリングが作成されました。当院でも2007年以降三尖弁形成術に3Dリングを使用し成績はとても安定していますが、時折逆流が再燃する症例を経験します。
今回3Dリングを使用した三尖弁形成術の長期成績を調査することで、逆流制御率や逆流再燃の原因を明らかにし、さらなる成績向上に務めたいと考えています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
長崎大学病院心臓血管外科で2007年2月1日から2016年12月31日までに心臓エコー検査で中等度以上の三尖弁閉鎖不全症と認められた症例に対して行った3Dリングを使用した三尖弁形成術を施行した患者を対象としています。
●利用する情報
患者背景(手術時年齢、性別、既往歴、体表面積、治療歴)
自覚症状の程度
心臓エコー検査結果
手術内容(手術時間、使用したリング径など)
本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
対象となる患者さんの2020年12月31日までの入院・外来カルテから得られる情報をもとに、三尖弁逆流が制御できているかどうか(長期成績/逆流制御率)を調査します。
逆流が再燃している患者さんと逆流制御が良好な患者さんで上記情報を統計学的に比較検討し、逆流が再燃する原因を明らかにします。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師) 長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 感染性心内膜炎における主病巣の局在と
僧帽弁形成術の根治性の関係を探る
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者: 三浦 崇 (講師)
  研究機関: この研究は長崎大学病院 心臓血管外科のみで実施します。
  研究期間: 2020年1月21日~2020年2月28日
  研究目的と意義: 僧帽弁の感染性心内膜炎に対する手術には形成術と弁置換があります。以前より形成術の方が手術死亡率と感染再燃率は低く、治療成績は良好であることが分かっていました。しかし、どのような病巣が形成術に向くのかはいまだ明らかになっていません。今回、感染性心内膜炎に対して手術を受けた患者さんの情報を利用して、形成術に向く病巣を明らかにしたいと考えています。形成術に適する病巣が分かることで、形成術を推奨する根拠が示されます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
1999年4月1日から2018年6月30日までに僧帽弁の感染性心内膜炎に対して手術を受けた方を対象とします。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、手術内容、検査結果(心エコー検査データ)などを利用します。本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。本研究で利用する情報について詳しい内容をお知りになりたい方は下記の「問い合わせ」までご連絡ください。
●研究の概要・方法
上記のカルテ情報を用いて、形成術の頻度、そして、形成術後の僧帽弁逆流再発率についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師)  長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 70歳以上の高齢者における右小開胸アプローチと
正中切開の治療成績の比較
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者(職名): 三浦 崇 (講師)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年10月22日~2019年12月31日
  研究目的と意義: 心臓弁膜症手術の皮膚切開には、右胸部小切開、もしくは、胸部正中切開という2つの方法があります。高齢者の方には、手術侵襲が低い右胸部小切開がお勧めですが、手術でトラブルが起きないように配慮することが非常に重要です。特に、動脈硬化が強い患者さんは、右胸部小切開よりも正中切開の方が、安全性が高いと言われています。私たち長崎大学病院心臓血管外科でも、安全第一に患者さん毎に適切と考えられる皮膚切開を選択してきました。
今回、右胸部小切開、もしくは、胸部正中切開で手術を受けた患者さんの治療成績をまとめ、手術成績の向上のため研究を行います。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2009年9月1日から2019年3月31日までの間に右小開胸アプローチ、もしくは、正中切開にて僧帽弁、もしくは、三尖弁手術を受けた70歳以上の方。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、手術内容、検査結果(心エコー検査データ)などを利用します。
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
入院日数、合併症発症率、リハビリテーションの進行具合などのデータを2つのグループ間で比較します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師)  長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 僧帽弁形成手技の変遷と遠隔成績
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者(職名): 三浦 崇 (講師)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年10月22日~2019年12月31日
  研究目的と意義: 僧帽弁逸脱の形成方法には、(1)逸脱弁尖を切除しないで人工腱索という糸で逸脱を修復する方法と、(2)逸脱弁尖を切除した上で必要に応じて人工腱索を立てて修復する方法の2通りがあります。当院の心臓血管外科では2008年9月までは(1)の方法を用いていましたが、同年10月以降は(2)の方法での修復に変更しました。今回、手術方法の違いによる遠隔成績を検討し、どちらの方法が僧帽弁形成術の術式として優れているかを明らかにします。患者さんに、「僧帽弁逆流が再発しない形成術」を提供できる可能性が高まる研究です。
  研究内容: ●対象となる患者さん
1999年4月1日から2019年7月31日までに変性疾患による僧帽弁逸脱に対して僧帽弁形成術を受けた方を対象とします。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、手術内容、検査結果(心エコー検査データ)などを利用します。
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、手術後の僧帽弁逆流再発率、再手術回避率についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師)  長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: ステントグラフト時代の胸部下行・胸腹部人工血管置換術の治療成績
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者(職名): 三浦 崇 (講師)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年10月22日~2020年3月31日
  研究目的と意義: ステントグラフトの登場によって胸部下行大動脈瘤・胸腹部大動脈瘤の治療方法は大きく変化しました。以前は手術によって治療されていた真性瘤や解離性動脈瘤の中にも、ステント治療効果が高いと判断される患者さんが存在することが分かり、良好な治療成績が報告されています。しかし、このような時代になっても、胸を切開(開胸)して人工血管置換術が必要な患者さんは、いまだ存在しています。ステントと比べて、開胸手術が必要な患者さんの動脈瘤の特徴は、その形が複雑なことです。そのため、手術には綿密な計画の下、高度な技術が必要とされています。また肺気腫や腎機能障害などの合併症を有している患者さんも多く、非常に難易度の高い手術となっており、その治療成績にはいまだ改善の余地が残されています。
今回、長崎大学病院で開胸手術をした患者さんの特徴と治療成績を調査することで、手術成績の向上につながる要点をまとめたいと考え、この研究を行うこととしました
  研究内容: ●対象となる患者さん
2014年4月1日から2019年7月31日までの間に開胸手術によって胸部下行大動脈人工血管置換術、もしくは、胸腹部大動脈人工血管置換術を受けた方。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、手術内容、検査結果などを利用します。
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、入院死亡率や術後合併症の頻度を解析します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師)  長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 閉塞性肥大型心筋症に対する左室心筋拡大切除術
(extended myectomy)による左室圧較差改善効果の検討
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者(職名): 三浦 崇 (講師)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年10月22日~2020年3月31日
  研究目的と意義: 閉塞性肥大型心筋症は左室内狭窄を来し、心不全や不整脈、突然死を起こす病気です。左室内狭窄の改善には、外科的には肥厚した心室中隔心筋の切除が有効とされています。手術では、心筋の切除範囲がとても重要で、不十分な切除では効果は限定的です。私たち長崎大学心臓血管外科では、心室中隔心筋と乳頭筋基部の心筋を同時に切除することで、狭窄の改善を図ってきました。
今回、上記の手術を受けた方の術後状態を調査し、手術方法の有効性を検討したいと考えています。
  研究内容: ●対象となる患者さん
2015年4月1日から2019年8月15日までに閉塞性肥大型心筋症に対して、左室心筋拡大切除術(extended myectomy)を受けた方を対象とします。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、手術内容、検査結果(心エコー検査データ)などを利用します。
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、手術後の左室内圧較差の変化を検討します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師)  長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 自己心膜による僧帽弁輪形成術の遠隔成績
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者(職名): 三浦 崇 (講師)
  共同研究機関: この研究は長崎大学病院のみで実施します。
  研究期間: 2019年10月22日~2019年12月31日
  研究目的と意義: 僧帽弁輪形成術の方法は、自己組織である心膜を使ってやる方法(今回の対象)と人工リングを利用する方法の2つがあります。私たち心臓血管外科は、自己心膜を利用してきましたが、その長期成績に関しては不明であり、今回調査を行います。 この研究によって、自己心膜による僧帽弁輪形成術の利点・欠点、対象となる患者さんなどが分かり、医学の発展への寄与が期待できます。
  研究内容: ●対象となる患者さん
1999年4月1日から2009年12月31日までに自己心膜で僧帽弁輪形成術を受けた方を対象とします。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、手術内容、検査結果(心エコー検査データ)などを利用します。
本研究で利用する情報について詳細をお知りになりたい場合は下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
●研究方法
上記のカルテ情報を用いて、手術後の僧帽弁逆流再発率、再手術回避率についてデータ解析を行います。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師)  長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 日本低侵襲心臓手術学会データベースの構築
(J-MICS-DBへのオンライン症例登録)
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者(職名): 三浦 崇 (講師)
  研究期間: 2017年5月16日~2021年12月31日
  研究目的と意義: 右開胸による低侵襲心臓手術の治療成績を調査します。調査結果をもとに低侵襲心臓手術の治療成績向上を図ります。
  研究内容: ●対象となる患者さん
右小開胸アプローチにて僧帽弁手術、三尖弁手術、大動脈弁手術を行った患者さんで、2017年5月16日から2021年12月31日までに手術を受けた方を対象とします。
●利用する情報
診断名、年齢、性別、身体所見、検査結果(血液検査、画像検査、心電図検査)、手術時間、人工心肺時間、大動脈遮断時間、術後人工呼吸器時間、集中治療室滞在時間、入院日数、術後合併症の有無など
●研究方法
上記のカルテ情報をインターネット上にある日本低侵襲心臓手術学会のデータベースに登録します。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師)  長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)
  研究課題名: 感染性心内膜炎に対する僧帽弁形成術の根治性:
僧帽弁逆流に関わる因子の同定とそのメカニズムの解明
  所属(診療科等): 長崎大学病院 心臓血管外科
  研究責任者(職名): 三浦 崇 (講師)
  研究期間: 2016年8月23日~2016年12月31日
  研究目的と意義:  僧帽弁形成術は弁置換術に比べて手術後の血栓塞栓症や出血性イベントの発症頻度が低いため、僧帽弁逆流の早期再燃がなければ患者さんにとって有益な手術方法である。感染性心内膜炎は発症頻度が低い上に形成術自体に外科医の技量が必要とされるので、その根治性(僧帽弁逆流再発回避)に関しては不明な点が多い。 今回、当院で感染性心内膜炎に対して僧帽弁形成術を施行した症例の僧帽弁機能を心エコー検査で評価し、僧帽弁逆流の程度に感染巣の範囲と形成手技がどのように関わっているかを明らかにする。僧帽弁逆流再燃のリスクが少ない症例(形成術の恩恵を受ける可能性が高い患者さん)の特徴を見出し、手術療法の選択に明確な指針を示したい。
  研究内容: ●対象となる患者さん
1999年4月1日から2016年3月31日までに感染性心内膜炎に対して僧帽弁形成術を受けた方
●利用するカルテ情報
診断名、年齢、性別、身体所見、検査結果(血液検査、画像検査、心電図検査、胸部X線検査、心エコー検査、CT検査、心臓カテーテル検査など)、手術記録、既往手術歴、術後経過の記載内容
●研究方法
上記のカルテ情報などを用いて、手術内容と手術後の経過を調査し、その結果から感染性心内膜炎に対して僧帽弁形成術の根治性を明らかにします。
  問い合わせ先: 【研究担当者】
 氏名:三浦 崇(医師)  長崎大学病院 心臓血管外科
 住所:長崎市坂本1丁目7番1号
 電話:095(819)7307  FAX 095(819)7311
【ご意見、苦情に関する相談窓口】(臨床研究・診療内容に関するものは除く)
 苦情相談窓口:医療安全課 095(819)7616
 受付時間:月~金 9:00~17:00(祝・祭日を除く)