2020年の新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、日本には感染症を専門とする医療従事者が少なく、人材育成の重要性が認識されました。
長崎大学では、河野茂 前学長主導のもと感染症基礎研究の強化(特に呼吸器病原ウイルス)、臨床感染症分野での人材育成について議論が繰り返され、臨床分野における人材育成強化を目的に、長崎大学病院に感染症医療人育成センターが設置されることになりました。
長崎大学関連の感染症学に関するリソースの連携、協力を通じて、高度な知識とスキルを持ち合わせた次世代の医師をはじめとした医療従事者を育成していくための研修プログラムを立案、運営していきます。
研修終了後のキャリアについてサポートします。
また、感染症医療に興味を持つ医療従事者の方へのキャリア相談を受け、各個人に応じたキャリアプランを提案します。
大学病院内の各部署の協力を得ながら、各医療職の感染症関連の有資格者に対してリフレッシュ研修プログラムなどを通して生涯教育の場を提供します。
研修修了後も支援を行い、修了生によるネットワークを構築し、修了生の活動を通して、感染症医療の充実を図り、人材育成による社会への貢献を果たしていきます。