特定機能病院など対象
一般病院3認定第1号

 長崎大学病院は11月2日付で、日本医療機能評価機構が特定機能病院、大学病院を対象に新設した病院機能評価「一般病院3 <3rd:Ver.2.0>」に認定された。「一般病院3」における認定は第1号になる。
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 病院機能評価は病院の組織全体の運営管理および提供される医療について、日本医療機能評価機構が中立的、科学的、専門的な見地から審査する第三者評価。病院の自発的な質改善を促し、支援するのが目的である。
 「一般病院3」は医療機関の規模や機能、役割ごとに7つに区分した中の一つで、2018年4月に新しく運用開始した機能種別。大学病院で事件にまで発展して特定機能病院を取り消しを受けたケースもあったことから、評価のあり方などが大きく見直されていた。
 日本医療機能評価機構によると、一般病院3の評価項目の特徴は高度医療に関する項目をはじめ、ガバナンスのしくみと実践、医療安全確保の取り組みなどが主な柱。評価は書類審査後、訪問審査で幹部面談や部署ラウンドを実施し、今回の訪問審査では定常的な病院運営の確認に合わせて、組織的な意思決定や実行までのプロセス(流れ)が重視された。また国が定める特定機能病院の承認要件などについて、第三者による評価を受けていることが望ましいとされ、同評価がそれにあたる。
 本院の増﨑英明病院長は「厳しい審査を経てほっとすると同時に、第1号の認定を心から嬉しく思っている」と話した。「すべての本院スタッフの日頃からの診療や運営に対する姿勢が評価されたものと受け止めている。これを励みに、さらに患者さんに安全で高度な医療を届けていきたい」としている。

(病院長企画室)