世界糖尿病デー
JR長崎駅前でイベント


 11月14日は世界糖尿病デー。インスリンを発見し多くの人命を救ったバンチング博士の生誕を記念し、世界中で糖尿病への関心を高め、予防を啓発していくために、著明な建造物がブルーライトアップされ啓発事業が展開された。

 長崎県では啓発活動の一環として、JR長崎駅前かもめ広場で「人生100年時代のイキイキ健康術とは?」と題した、専門の医師たちによるトークセッションが開催された。長崎大学病院の鎌田昭江先生が「日本人では、糖尿病患者さんの平均寿命や健康寿命が、一般の人よりさらに延びている。健常者と変わらないQOL維持を目指した糖尿病治療こそが、まさに人生100年時代の処方せんである!」と解説した。また本院の管理栄養士、溝田記子先生は「子供、成年、高齢者とライフステージごとに、食事の量や栄養の取り方が異なるが、どのステージもバランスの取れた食事が重要で、特に高齢者はたんぱく質の摂取を心がけてほしい」と強調した。

 会場には総勢200名以上の参加があり、医療スタッフによる血圧や血糖の測定、栄養・お薬相談のコーナーにも、多くの方が立ち寄って相談を受けていた。

(病院長企画室)