医療技術部の江波 桃花歯科衛生士が、九州口腔衛生学会優秀発表賞を受賞しました。

受賞した江波桃花歯科衛生士(写真左から3番目)

2019年9月23日、北九州市で開催された第41回九州口腔衛生学会総会において、本院医療技術部の江波 桃花歯科衛生士が九州口腔衛生学会優秀発表賞を受賞しました。

この賞は、同学会の一般演題において、ポスター発表と口頭発表部門のそれぞれ優秀な演題に授与されるもので、江波歯科衛生士はポスター発表部門「パノラマX線写真による歯および根管の状況に関する患者統計~いつ歯髄が失活し、いつ歯は喪失するのか~」での受賞となりました。

今回受賞した研究は、本院の診療に際して撮影された、35歳から84歳までの男女1,023人のX線写真を観察して、歯の種類ごとに歯髄(歯の中の神経・血管)の失活と歯の喪失を統計学的に解析・評価。この研究によって歯髄を失う傾向と歯を失う傾向が近似していたことを明らかにし、早い時期から歯髄にむし歯を進行させない予防の重要性を改めて示したことが、高く評価されました。

江波歯科衛生士は、「初めての学会発表でとても緊張しました。多くの専門分野の先生方や先輩方からご指導いただき、研究は自分一人では決してできないことを感じました。これからも臨床も研究も楽しく頑張りたいと思います。」と意欲を語りました。

[記事:総務課(広報・評価)]