8月29日、長崎大学教育学部附属中学校の3年生5名の職場体験学習を受け入れました。

同中学校では、今年度から3年生を対象に「総合的な学習の時間」において、職場体験学習を行っています。この取り組みは、よりよい社会の実現のために必要な課題を自ら見いだし、その解決策を模索する過程を通して、社会の一員として課題を主体的・創造的に解決しようとする態度を育むことを目標として、地域の事業所で職場体験を行うものです。

本院は、将来、地域医療に貢献する人材を育む一助になればと受入の依頼に応じました。

午前中、大学病院におけるリハビリテーションに関する説明を受けた後、実際にリハビリ室でリハビリを行う患者さんと理学療法士等の仕事を間近に見学。装具をつけての歩行なども体験しました。その後、一般病棟や救急病棟で入院中の患者さんに行うベッドサイドリハの様子も見学しました。

午後には、調剤室、注射薬室等、院内の薬剤管理を行っている部署を見学し、薬剤の効果やリスクについて学びました。

医療に関心の高い生徒たちであったこともあり、体験学習中は終始真剣な眼差しで説明を聞き、熱心にメモをとり、たくさんの質問を投げかけていました。

参加した生徒は「一人ひとりが患者さんのために丁寧に対応していることが印象的でした」。また別の生徒は「今回の体験を通して、医療の仕事に就きたいという思いがより一層強まりました」と体験の感想を述べました。

[記事:総務課(広報・評価)]