平戸市との連携に関する協定を締結

関係者による記念撮影
写真前列左から、河野茂 長崎大学長、黒田成彦 平戸市長

 長崎大学と平戸市は、国外の医療資源の乏しい地域での医療及び人道支援活動に取り組む国際貢献等を目指す医師を育成する国際医療人育成事業を実施するため、3月25日(水)、長崎大学文教キャンパスにおいて「国立大学法人長崎大学と平戸市との連携に関する協定の締結式」を開催しました。
 本協定では、長崎大学が行う国際医療人育成事業の国内拠点を平戸市民病院に置き、長崎大学病院へき地病院再生支援・教育機構内に国際医療人育成室を設置することとしています。
 平戸市は、慢性的な医師不足に加え医師の高齢化が進み、地域医療や救急医療の確保が喫緊の課題となっています。一方、長崎大学においては、国際医療人育成事業を行ううえで、医師が日本国内に滞在している期間の就業施設と、海外で医療活動を行う際に求められる総合的な診療のスキルを磨く研修施設を安定的に確保することが課題となっていました。そこで、平戸市民病院を国内拠点施設とすることで、平戸市の医師確保と国際医療人育成事業にかかる医師の就業施設、研修施設の確保を図るものです。
 締結式で長崎大学の河野茂学長は「医師にとって魅力があり地域にも貢献できるプログラムを今後も考えていきたい」。平戸市の黒田成彦市長は「平戸市が国際医療に貢献できる地域になっていければ」と語り、目的の達成に向けて互いに協力していくことを表明しました。

[記事:総務課(広報・評価)]