リハビリテーション部 名倉弘樹 理学療法士が
 日本呼吸療法医学会学術集会にて研究奨励賞を受賞

  授賞した名倉弘樹 理学療法士
  

  2022年8月6日~8月7日、横浜市にて開催された、第44回日本呼吸療法医学会学術集会において、本院リハビリテーション部の名倉弘樹理学療法士が臨床論文「ICU獲得性筋力低下を生じた重症患者における退院時の運動機能に影響する因子の検討」により、研究奨励賞を受賞しました。

ICUに入室する際、ICU獲得性筋力低下(ICU-acquired weakness; ICU-AW)と呼ばれる全身性の筋力低下を合併することが多く、そのICU-AW症例では、退院時まで遷延する運動機能障害が、長期予後を悪化することが報告されています。
本論文では、当部におけるこれまでの症例を調査し、これまで要因が不明とされていた退院時の運動機能に関連する症状において、ICU入室前の低身体機能(フレイル)や深鎮静期間が退院時の運動機能に関連していることを報告しました。
名倉理学療法士は「このような賞を頂くことができ、大変光栄に思います。これも、所属研究室をはじめとした多くの先生方のご指導のおかげであり、深く感謝申し上げます。今後も日々の臨床を大切にし、患者さんの健康増進に役立てるような研究に取り組んで参りたいと思います。」と語りました。

[記事:総務課(広報・評価)]