高木幸則 准教授が”優秀論文賞”を受賞

 口腔診断・情報科学分野の高木幸則 准教授が令和5年5月27~28日に福岡市で開催された第63回日本歯科放射線学会総会学術大会において、日本歯科放射線学会学会賞(優秀論文賞)を受賞しました。
この賞は、令和4年1月から12月までに学術雑誌に掲載された歯科放射線学に関する英文論文の中から最も優れた論文を1本選出し、授与されるものです。

本論文は中年以降の女性に多くみられる口や眼の乾燥が主症状のシェーグレン症候群という疾患について、小児から成人の幅広い年齢層における唾液腺のMRIおよび超音波の画像所見と主要な臨床所見を多くの症例で比較、検討し、報告したものです。これにより、特に疾患の早期発見につながる可能性がある小児期のシェーグレン症候群の特徴を明らかにできたことは、本研究の大きな意義と考えます。

高木准教授は、「患者さん、そして周りの先生方の手厚いサポートのおかげで、本賞を頂くことができました。心より感謝申し上げます。これからも私のライフワークであるシェーグレン症候群をはじめとする口腔乾燥症患者さんの診断や治療に役立てられるよう、しっかりと研究を進めて参りたいと思います。」と語りました。


[記事:総務課(広報・評価)]