病棟・診療棟の空調設備の不具合の現状と今後について
このたび、当院病棟・診療棟に設置している空調設備に不具合が発生し、入院患者さんやご家族の皆さま、関係者の方々に多大なご心配とご不便をおかけしました。ここに、現在の状況と今後についてご報告申し上げます。
なお、今後は、当院に適したシステム設計を進めていくと共に、メーカーやコンサルタントと協議し、再発防止策の立案やメンテナンス体制の見直し、段階的な機器更新策についても検討を進めてまいります。
1.空調設備の概要
病棟・診療棟(14階建て)の空調は、冷温水機3台と氷蓄熱機1台により冷水を生成し、その冷水を用いて熱交換を行い、各部屋で冷風を作り出す方式を採用しています。
この空調設備は、冷温水機3台のうち1台が定期点検などで停止しても、残りの2台で空調能力を補完できるよう設計されています。
2.現在の稼働状況
冷温水機1号機:9月13日(土)に復旧し、稼働中
冷温水機2号機:稼働中
冷温水機3号機:復旧作業中 9月29日(月)に復旧見込み
氷蓄熱機:稼働中(氷を作成するため夜間22~6時は運転停止)
3.不具合の原因
・例年以上の酷暑による空調設備への負荷
・機器の老朽化に伴う各冷温水機の一部部品の破損
4.不具合発生までの点検状況
冷温水機は年4回の定期点検を行っており、直近の7月(1号機:7月23日、2号機:7月25日、3号機:7月22日)にはいずれも異常は認められませんでした。
また、日常点検(1日4回の目視確認)においても、発生直前まで異常は認められませんでした。